短歌をよむ の商品レビュー
現代歌人、俵万智に…
現代歌人、俵万智による短歌の入門書。 第一部では、短歌を読むコツについて、解説されている。 第二部では、短歌を詠む―すなわち短歌を作る―コツについて、解説されている。 第三部は、彼女なりに、短歌について感じたことをつらうらと書き連ねてゆく。その文章にもまた、迫真性があり、圧倒さ...
現代歌人、俵万智による短歌の入門書。 第一部では、短歌を読むコツについて、解説されている。 第二部では、短歌を詠む―すなわち短歌を作る―コツについて、解説されている。 第三部は、彼女なりに、短歌について感じたことをつらうらと書き連ねてゆく。その文章にもまた、迫真性があり、圧倒させられるものがある。 概していえば、彼女なりの短歌に対する見方が整理された、分かりやすい入門書になっているといえる。
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インターネットでは古文要る要らない論争が繰り広げられているなか実際に古文を勉強していたことによるメリットが第一章を読んでいる時に初めて発揮されたなと思った、という蛇足はさておき、アッと思ったことをメモするだとか、それをできれば57577の型にそって書いておくだとか、短歌読むのは楽...
インターネットでは古文要る要らない論争が繰り広げられているなか実際に古文を勉強していたことによるメリットが第一章を読んでいる時に初めて発揮されたなと思った、という蛇足はさておき、アッと思ったことをメモするだとか、それをできれば57577の型にそって書いておくだとか、短歌読むのは楽しいけど、詠むのはな、難しいだろうと思っている自分にはとてもハードルの低いところからの提案がされてて、さらにその後の推敲の作業においての詳しいやり方も興味深く、二章が特に面白かった。 (あとそれと、万智さんは20歳の時に短歌を読み始めたと言うことだが、他の歌人でも20歳からですという話をたまに目をするし実際私も20歳であり、別に年齢関係ないしどうでもいいんだけど、なんか うれしかった)
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短歌入門編として良い本だと思ったけど、紹介されている短歌が自分的には割と難しくて、俵万智先生の解説を読んで「ほ〜そういう歌なのか」と思うものが大半だった。ひとつひとつイマジネーションをもっと働かせて読まないといけないんだろうな。なんか小説読む感じでさーっと読むからダメなんだろうな...
短歌入門編として良い本だと思ったけど、紹介されている短歌が自分的には割と難しくて、俵万智先生の解説を読んで「ほ〜そういう歌なのか」と思うものが大半だった。ひとつひとつイマジネーションをもっと働かせて読まないといけないんだろうな。なんか小説読む感じでさーっと読むからダメなんだろうなと思った。もっといろんな短歌を読んでみたい。 あと短歌を読めば読むほど新鮮な感覚が失われていくという話がなかなかしんどかった。職としてやるには辛いものがある。短歌に限らず、何かに一生懸命取り組むことがしっかり生きることと言えるだろうなあと身が引き締まる思いだった。
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「短歌をよむ」俵万智著、岩波新書、1993.10.20 244p ¥580 C0292 (2023.08.05読了)(2003.09.06購入) 【目次】 はじめに 1 短歌を読む 大きな感動から小さな感動まで リズムに首ったけ 響きを味わう 恋の歌いろいろ 枕詞の謎 序詞は...
「短歌をよむ」俵万智著、岩波新書、1993.10.20 244p ¥580 C0292 (2023.08.05読了)(2003.09.06購入) 【目次】 はじめに 1 短歌を読む 大きな感動から小さな感動まで リズムに首ったけ 響きを味わう 恋の歌いろいろ 枕詞の謎 序詞はおもしろい お得な本歌取り 題詠はツマラナイか 2 短歌を詠む 心の「揺れ」をつかまえて 次のステップ 「選」で勉強 推敲は「でこぼこ」との戦い 俳句の世界をかいまみる 連作マジック さまざまな試み 3 短歌を考える 歌の別れ―青春のあとにくるもの 現代短歌の五人 「素人の時代」再考 あとがき ☆関連図書(既読) 「サラダ記念日」俵万智著、河出書房新社、1987.05.08 「ふるさとの風の中には」俵万智著・内山英明写真、河出書房新社、1992.11.30 「恋する伊勢物語」俵万智著、ちくま文庫、1995.09.21 「三十一文字のパレット」俵万智著、中公文庫、1998.04.18 「記憶の色 三十一文字のパレット2」俵万智著、中公文庫、2003.04.25 「花咲くうた 三十一文字のパレット3」俵万智著、中公文庫、2009.03.25 「ある日、カルカッタ」俵万智著、新潮文庫、2004.03.01 「トリアングル」俵万智著、中央公論新社、2004.05.25 「かーかん、はあい」俵万智著、朝日文庫、2012.05.30 「みだれ髪 チョコレート語訳」与謝野晶子著・俵万智訳、河出書房新社、1998.07.06 「みだれ髪Ⅱ チョコレート語訳」与謝野晶子著・俵万智訳、河出書房新社、1998.10.09 「家族の歌」河野裕子・永田和宏・その家族著、産経新聞出版、2011.02.13 「歌に私は泣くだらう」永田和宏著、新潮文庫、2015.01.01 (「BOOK」データベースより)amazon 多くの人の心にさわやかな風を送りつづける俵万智が贈る清新な短歌論。古典和歌から現代短歌まで、千年を越える伝統をもつ豊かな世界を「読む」愉しさとは?心のゆらぎを感じてから短歌に「詠む」までのプロセスは?二つの「よむ」行為を通じて、自分自身を見つめ直し、現代短歌の課題をさぐり、第三歌集に向けての新たな飛躍を試みる。
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2023.6.30-8.18. 自分の中でたまーに短歌を詠みたいという周期がやってくることがある。言葉遊びも好きだ。だから、とても興味深く読み進めることが出来たし、たかが31文字、されど31文字なのだなぁと。自分のなかに湧き出る目に見えない感情を、31文字前後という制限の中でど...
2023.6.30-8.18. 自分の中でたまーに短歌を詠みたいという周期がやってくることがある。言葉遊びも好きだ。だから、とても興味深く読み進めることが出来たし、たかが31文字、されど31文字なのだなぁと。自分のなかに湧き出る目に見えない感情を、31文字前後という制限の中でどうやって表現するのか。試行錯誤。
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著者の推敲過程が書かれてあって、実際にどうやって短歌が出来上がるのかが実感出来た。 デビューしながら、短歌をやめた歌人の背景も興味深い。人生にとって短歌がどのような意味を持つのか、歌人であり続けることの難しさが分かるような気がした。
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短歌についてよく分かっていなかった私にぴったりの本でした。 (それこそ「サラダ記念日」くらいしか知らない状態です。) 内容は、短歌の概観と作者自身の経験をまとめたものになっています。 「この短歌はこうやって生まれた」という具体例もいっぱいあって、驚くことが多いです。 短歌を詠...
短歌についてよく分かっていなかった私にぴったりの本でした。 (それこそ「サラダ記念日」くらいしか知らない状態です。) 内容は、短歌の概観と作者自身の経験をまとめたものになっています。 「この短歌はこうやって生まれた」という具体例もいっぱいあって、驚くことが多いです。 短歌を詠んでみようかなと思っている人にとって、背中を押してくれる一冊になるでしょうし、そうでない私のような人にとっては、ちょっとだけ短歌の見え方を変えてくれる一冊になります。
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●短歌にするということは、非常に主観的な感情を、一度客観の網にくぐらせるということである。主人公の自分を見つめるもう一人の自分がいなくては、定型にしあげることはできないだろう。
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※このレビューにはネタバレを含みます
#紀貫之 #和歌 やまとうたは、ひとのこころをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける。 #返歌 短歌でも世の中原理幹にして事の枝葉をぶらさげてゆく #短歌 #俵万智
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短歌に興味があるが、なかなか自分で鑑賞、味わうには知識がない。この本はそんな私のための(!?)短歌入門書といってもよい。またこの本が最初に発行されたのは20年以上前、俵万智が第二歌集を出した後。まだ初々しい若い女性歌人のころだ。その文からは短歌への情熱がほとばしっている。 この本...
短歌に興味があるが、なかなか自分で鑑賞、味わうには知識がない。この本はそんな私のための(!?)短歌入門書といってもよい。またこの本が最初に発行されたのは20年以上前、俵万智が第二歌集を出した後。まだ初々しい若い女性歌人のころだ。その文からは短歌への情熱がほとばしっている。 この本は短歌の基本を素人の私達に優しく解説してくれている。また歌人がどのようにひとつの和歌を作っていくのか、ことばをどのように選んでいくのかよくわかる。 短歌とは日本の「ことば」の多様性と豊富さを駆使して作っていくものだと感じた。
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