恋する伊勢物語 の商品レビュー
なにげに久しぶりのプライベート読書。(しばらく仕事の資料と投資の本ばかり読んでた。。汗)1991年1月〜12月までの読売新聞日曜版の連載をまとめた俵万智さんの『伊勢物語』に関するエッセイ。歌を中心にしていてわかりやすく、連載当時毎週楽しみに読んでいました。 近年、大河ドラマ『平清...
なにげに久しぶりのプライベート読書。(しばらく仕事の資料と投資の本ばかり読んでた。。汗)1991年1月〜12月までの読売新聞日曜版の連載をまとめた俵万智さんの『伊勢物語』に関するエッセイ。歌を中心にしていてわかりやすく、連載当時毎週楽しみに読んでいました。 近年、大河ドラマ『平清盛』にハマったり、百人一首の本を作ったりして、自分の中で平安時代熱が再燃。当然ながら、大人になったいまのほうが藤原氏の名前や政治背景などを把握できて楽しくなっている。原典は厳しいし、1〜2編読めばわかると想うが原典の直訳もつまらないので、とりあえず、なつかしのこの本を読むことに。 話はみなさんもご存知、在原業平の歌物語。といいたいけれど、高校で習うであろう「東下り」(からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ)のように業平の話ではないものもけっこうあります。実際は、業平のような風流を解する人が集めた物語集って感じでしょうか。(一部、反面教師的に興ざめな物語も入っている。) さまざまな男女の恋愛の形が入っていて、いつの時代も変わらない様子が、ときに楽しく、ときに切なく、ときにやるせなく。わずらわしいことも多かっただろうけども、こんな風に和歌をやり取りしながら恋愛できるなんて、風流でうらやましいな〜って思いました。 業平と高子の身分違いの恋はやっぱりドラマチックですよね。万智さんが「あれは、なあに?」と決め台詞として訳しているところがさすがだなぁと思いました。 都に宮仕えに行ったまま音沙汰のない旦那を待って待って待って、、、この日までに帰って来なかったら離婚する、と決めていた女性の「三年目の悲劇」は、とても切なく、でも起こりうることで心を打ちました。 「だから出世しない」の布引の滝の話は、在原業平・行平の話のような気がするけれど違うのかな? どの話にも短い中にささやかな心を動かすものが含まれています。 調べたら『愛する源氏物語』も出ているそう。 業平もモデルのひとりとされる光源氏の物語。和歌は漫画でもほとんど読み飛ばしてていたので、いずれ読もうと思います。
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伊勢物語を読んでみたいと思って手にとってみた。 もっとがっつりと俵さんがアレンジしたものかなって思っていたため、ちょっと拍子抜けしたかも。
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伊勢の訳が易しいので、さらっと読める本です。和歌を交えた様々な恋愛模様が展開されてゆくのが醍醐味ですv
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古典がらみのエッセイ集。歌にまつわる解釈と感想を、歌人ならではの感性で綴る。読売新聞日曜版に連載されたそうだが、万人に受け入れられる作風だった。 教科書に載っている「筒井筒」について、「夫を思いやる風情を見せたのは女の演出ではないか、また河内の女の愛の歌は真率で共感できる。自...
古典がらみのエッセイ集。歌にまつわる解釈と感想を、歌人ならではの感性で綴る。読売新聞日曜版に連載されたそうだが、万人に受け入れられる作風だった。 教科書に載っている「筒井筒」について、「夫を思いやる風情を見せたのは女の演出ではないか、また河内の女の愛の歌は真率で共感できる。自ら杓を持つことで嫌になるなんて……」と解釈していた。 私は、幼なじみの夫婦の愛の復活、めでたしめでたしと前半に力をいれた単純な読みをしていたので、これまで河内の女に思いを馳せることはなかった。自分が歌を詠まないので彼女の歌の価値が読み取れなず、結果として河内の女の人となりに興味が持てなかったのだろうと思う。 『トリアングル』には感心しなかったが、こういう古典エッセイは彼女の得意分野で、初めから終わりまで、「なるほど」と思うところが多かった。 作成日時 2007年06月09日 03:50
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たまには勉強の本もということで、おすすめするのがこの御本。伊勢物語を勉強したいなら絶対これがいい!わかりやすいし面白いし、普通の小説を読むみたいに伊勢物語が読めます。伊勢物語を存分に楽しめる一冊です。
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学生時代の図書館で出会ったエッセイ本。伊勢物語は元から好きだったけれども、昔のヒトの恋愛模様はいつだって胸キュンだ。易しいし古文とっつきにくいって思ってる方にオススメしたいー!
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教科書で初めて出会った伊勢物語。古典は苦手だけど、伊勢物語だけは大好きでした。その中でも第六段の鬼一口と言うお話が好き。最後に男が詠んだ短歌が切ないんだもの・・・!
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そういえば、高校のとき伊勢物語やったっけ・・・。という程度の人でも読めると思います。主要章段の恋のお話が中心ですが、国語の授業をなつかしく思い出すことができそうです。昔男ありけり。
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