双頭の悪魔 の商品レビュー
黄金の13シリーズは好きでした。ハードカバーの表示もグッド! 文庫版もありますが、ハードカバーのこの本は手放せない1冊!! 中身も新本格を代表すること間違いなし! ぜひ〜
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イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387160887.html)
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江神二郎シリーズ 嘉敷島の事件後ショックを消すために旅に出たマリア。マリアが四国の芸術家が暮す村にいると知った父親である有馬竜三氏から依頼を受けた江神たちが四国へ向かう。閉鎖的な芸術家村。知り合ったカメラマンの相原。門前払いを受けるメンバーたち。村の中のマリア。村の当主・木更菊乃の婚約。婚約者・小野博樹の村開放計画。動揺する村の住人たち。婚約発表翌日、アトリエとして使用していた鍾乳洞で遺体となって発見された小野。切り取られた耳と、香西琴絵の調合した香水「ヒロキ」をふりかけらた遺体。嵐で増水した川。孤立した村。村の侵入した江神の捜査。村に住む転落した元アイドル千原由衣。彼女を守る八木沢。江神と分断されたメンバーの発見したカメラマン・相原の遺体。相原が狙った特ダネの正体。郵便局員・室木の秘密。小野殺害犯の正体を明らかにした直後殺害された犯人。逃亡する室木。分断された2つの地で起きた事件の真相。
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犯人が最後ツンデレたのがくっそ笑った。 二つの場所で行われた殺人事件、死体にかけられた香水の謎、動機をもたない容疑者(ここは解決編で言及)、うまいこと作られてます。 事件を起こせた人物の特定→動機をもたない容疑者→交換殺人のもっていきかたは面白い。 ただ、探偵役たちは自分の生命が危ないことを気にしないのか。クローズドサークルものってそんなものだけどさ。
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学生アリスシリーズ3作目。ハードカバー版で読みました。 川を隔てた二つの村で起こる殺人事件。マリアとアリスの交互の視点で物語が進みます。読者への挑戦が3度ありますが、最後の最後に江神さんが犯人を指摘するまで犯人が誰なのかわかりませんでした。 アリスとマリアの微妙な距離感がじれった...
学生アリスシリーズ3作目。ハードカバー版で読みました。 川を隔てた二つの村で起こる殺人事件。マリアとアリスの交互の視点で物語が進みます。読者への挑戦が3度ありますが、最後の最後に江神さんが犯人を指摘するまで犯人が誰なのかわかりませんでした。 アリスとマリアの微妙な距離感がじれったくて可愛くて好きです。最後まで会話がなかったのが残念。そしてみんな大好き江神さん。EMCのスナフキンとは言いえて妙です。いつも頼りになる江神さんですが、なにやら火村先生同様訳ありな過去を抱えているようでとても気になりました。 学生アリスシリーズは、謎解決!ハイ大団円!というような単純明快なものではなくて、読了後なんとなくやるせなさが心に残りますね…。 ひとつだけ、マリアはどうやって芸術家の村に受け入れられたのかが気になりました。どこか書かれてましたっけ…
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長かったけど面白かったかな。トリックはすごく論理的で解りやすく答え合わせできるんだけど、人物特定に少々無理がないかな。単純な消去法っちゃそれまでだけど。ラストらへんでやや解消されたのかな?ただ、会話のやりとりなんかはボケやらツッコミやら笑える部分がいっぱいある。だから読み続けちゃ...
長かったけど面白かったかな。トリックはすごく論理的で解りやすく答え合わせできるんだけど、人物特定に少々無理がないかな。単純な消去法っちゃそれまでだけど。ラストらへんでやや解消されたのかな?ただ、会話のやりとりなんかはボケやらツッコミやら笑える部分がいっぱいある。だから読み続けちゃう(^O^)
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学生アリスシリーズ3作目。 再読だがすっかり内容を忘れていた。 四国山中にある閉鎖的な芸術家の集落に行ったきりマリアが戻ってこない、と父親に相談されたアリスたちは現地に向かった。彼女と接触しようとするが他人を寄せ付けない村に阻まれ、夜間に潜入を図る… 川の向こう側のマリアと江神、...
学生アリスシリーズ3作目。 再読だがすっかり内容を忘れていた。 四国山中にある閉鎖的な芸術家の集落に行ったきりマリアが戻ってこない、と父親に相談されたアリスたちは現地に向かった。彼女と接触しようとするが他人を寄せ付けない村に阻まれ、夜間に潜入を図る… 川の向こう側のマリアと江神、こちら側のアリスたちのそれぞれが殺人事件に巻き込まれ、互いに連絡がとれないまま真相を究明しようとする。 読者への挑戦が三度もあり、論理的に犯人を導き出す端正な本格。人物造型はちょっと古い感じがするが、今読んでも大変面白かった。
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旦那様の本棚から、学生アリスの三作目。 おおおお。面白かった、面白かったです。 旦那様が三作目が一番面白いと言っていた意味がよくわかりました。面白かったです。 ミステリの感想は何を書いてもなんだかネタバレになりそうなので、あまり詳しいことは書きませんが、私は途中でなんとなく...
旦那様の本棚から、学生アリスの三作目。 おおおお。面白かった、面白かったです。 旦那様が三作目が一番面白いと言っていた意味がよくわかりました。面白かったです。 ミステリの感想は何を書いてもなんだかネタバレになりそうなので、あまり詳しいことは書きませんが、私は途中でなんとなく犯人はわかりました。でもそれでも読ませてしまうのはミステリとしても物語としても面白いからこそなんだろうなあ。 これを1992年には書き上げていたという有栖川の筆力がすばらしいと思います。 普段火村ばっかり読んでいたので、短編向きの作家なのかと思い込んでましたけど、これを読んだら、ぜひとも長編にちからを入れて欲しいなと思わせるほど、この本で印象が変わりました。すごいよ有栖川。 でもたぶん、こういうクオリティを目指すからこそ、彼は短編を書くのかもしれませんね。勿論、彼の短編も好きですよ。 さて、少しネタバレ。といっても、事件のネタバレはしません。 江神さんの母親からの「予言」。もしかして彼は、だから大学を卒業しないでいるのかな。それが最後の抵抗だとでも思っているのだろうか。 それがなんだかとてもせつないけれど、たぶん、これを乗り越えられるか、乗り越えられないか、それが彼の生き方のすべてを決めてしまうのでしょうね。 それを乗り越えるために、アリスやマリアは役にたてるのかどうか。 あー、しかし、探偵にトラウマ持たせるの、好きなんでしょうか。 火村も読み返したくなってきました。あー。読みたい本がいっぱいだ。
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「学生アリス」3冊目。 アリスとマリア、それぞれが1人称で語る2つの村での殺人事件とそれを繋ぐ探偵役の江神のすさまじいまでの推理とがすごくいい感じ。
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江神(学生アリス)シリーズ三作目。内側、外側で展開する殺人事件、なかなか合流できない状況にはらはらさせられます。結末がもう少し違っていればと思います。
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