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ウォー・フィーバー の商品レビュー

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2016/04/06

❖好みの作品が並ぶ・・堪能した。着想にいちいち感心しつつもしかしかなり読者を選ぶ一冊かと思う。(テクノロジー三部作もやはりそうで、好きなヒトは作品の世界観に魅了されるのだろうが・・)。  例えば「クラッシュ」(著者自賛)などは禍々しさというか歪な性への嗜好(異常性愛=エロス)のそ...

❖好みの作品が並ぶ・・堪能した。着想にいちいち感心しつつもしかしかなり読者を選ぶ一冊かと思う。(テクノロジー三部作もやはりそうで、好きなヒトは作品の世界観に魅了されるのだろうが・・)。  例えば「クラッシュ」(著者自賛)などは禍々しさというか歪な性への嗜好(異常性愛=エロス)のその痛々しさ・生々しさ対して嫌悪感しか抱かないだろう。 著者の特徴的な作品について、主人公の多くは歪んだあるいは歪みだした世界に呑みこまれ、そんな世界に倦み疲れている・・病んでいる。本書所収中ではそんな特徴から外れた作品に惹かれた。小品『航空機事故』を最もおもしろく読んだ。『ウォー・フィーバー』の最後、世界を嫌悪したライアンの踏みこんだ行動は、伊藤計劃『虐殺器官』のそれを少し連想。

Posted byブクログ