御手洗潔の挨拶 の商品レビュー
御手洗シリーズ初短編集。短編も面白い。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file6/naiyou5106.html
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御手洗潔シリーズの短編が4編収録されています。どれも御手洗らしい奇想天外なトリックで楽しんで読めました。個人的には疾走する死者がすきです。
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「数字錠」 1から9までの数字のある3つのダイヤル式の数字錠。数字の組み合わせは何通り? 数学は苦手だったけどこれくらいならまだいけるし~と思って読んでたら、御手洗さんの解説と全然ちがう答えになって???となったp34…結局紙に書きだすところまでやって、悩みぬいて、でもなぜそうなるか分からなくて、泣く泣く読み進めることにしたのに… 結局合ってたよね、私もまんまと騙されました。 御手洗シリーズは初めてだったけど、短編は入りこみやすくて良かったな。 4編だけど、最後の「新・御手洗清の志」も面白く読み応えあったので得した気分です。これを読むと最初から読み返したくなります。
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再読。「数字錠」御手洗の人情味あふれる切ないストーリー。コーヒーを飲まなくなった理由が明かされる。でもトリック的には数字錠の三ケタの数字の組み合わせを一つずつ試したってのはちょっといただけない。「疾走する死者」さすが島田荘司という大掛かりなトリック。読者への挑戦状付き。他に「紫電改研究保存会」「ギリシャの犬」まさに御手洗潔の人物紹介的作品集。
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短編集です。前作の占星術殺人事件のインパクト、トリックの斬新さからすると落ちてしまうのは仕方がないのかもしれません。単純にミステリーを楽しむことができる本です。ただ。ミステリーのトリックは時制の影響を受けますので、こんなのあり?っと思うこともあるかもしれません。
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「占星術殺人事件」と「斜め屋敷の犯罪」は読んでいたのですが、そちらの長編では御手洗さんの魅力がイマイチわかりませんでした。しかし、この短篇集で御手洗さんがやっとひとりの人間になって魅力が出てきました。個人的には「紫電改研究保存会」がニヤリとしてしまって楽しかったな。今後のシリーズ...
「占星術殺人事件」と「斜め屋敷の犯罪」は読んでいたのですが、そちらの長編では御手洗さんの魅力がイマイチわかりませんでした。しかし、この短篇集で御手洗さんがやっとひとりの人間になって魅力が出てきました。個人的には「紫電改研究保存会」がニヤリとしてしまって楽しかったな。今後のシリーズも順に読んでいこうと思います。
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「数字錠」は後にもちょこっと出てくる切ない物語なので、読んでおこう。御手洗潔はここで少し変化する。少し。
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数字錠 疾走する死者 紫電改研究保存会 ギリシャの犬 の4つの短編集。 数字錠では紅茶派となった哀しい約束が。また、御手洗の優しさが心にしみる。 疾走ではマンション11階で姿を消した男が13分後に轢死する。走ってもたどり着けない距離でしかも、首には絞殺の痕もついていたという不可能...
数字錠 疾走する死者 紫電改研究保存会 ギリシャの犬 の4つの短編集。 数字錠では紅茶派となった哀しい約束が。また、御手洗の優しさが心にしみる。 疾走ではマンション11階で姿を消した男が13分後に轢死する。走ってもたどり着けない距離でしかも、首には絞殺の痕もついていたという不可能トリックがあっさりと説明される。そのあっさりの理由はテレビが見たいから? 紫電では古典ミステリを新しくしたような感覚が。 ギリシャでは犬好きの御手洗が。 どれも面白く一癖も二癖もある作品です。 個人的にはギリシャが好みですが、外国風作品が多く、結果全て満足でした。
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全体的にさくっとすぐ読める。タイトルになっている通りただただ探偵がつよい話。 ・数字錠 出てくるひとの頭がわるかった ・疾走する死体 落ちたときの傷は轢かれて消えたのに絞めた痕は消えない都合のよさがひっかかる。物理トリックって言うか運? ・紫電改研究保存会 にやにやしてしまった...
全体的にさくっとすぐ読める。タイトルになっている通りただただ探偵がつよい話。 ・数字錠 出てくるひとの頭がわるかった ・疾走する死体 落ちたときの傷は轢かれて消えたのに絞めた痕は消えない都合のよさがひっかかる。物理トリックって言うか運? ・紫電改研究保存会 にやにやしてしまった。ミタライよりおじいさんに。 ・ギリシャの犬 犬かっこいい。最初のいぬ(;;)ミタライは超人感ありすぎて好きになれない。
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『数字錠』綱島から馬車道への引っ越し。竹越刑事が持ち込んだ密室殺人事件。御手洗探偵誕生の会でもあり、二人が紅茶党に宗旨替えしたきっかけのお話。 『失踪する死体』ジャジストのタック目線で語られる殺人事件。他者から見た探偵と友人が新鮮かつほほえましい。探偵の音楽性がフューチャーされる回でもあり興味深い。 謎解き自体は、斜め屋敷や山高帽のイカロスを彷彿とさせるかんじでなんとなく予想がついたかな。 『紫電改研究保存会』新聞社の関根さんが語る不可解な出来事について。珍しく死亡者のない、わりかし呑気な雰囲気。 『ギリシャの犬』探偵の犬愛と友人の素朴さが際立つ話。橋からの受け渡しは何となく想像ついたかな。 『新・御手洗潔の志』著者の主張書。納得できる部分もあり、偏りを感じる部分もある内容だけど、探偵の振舞いについては眼が覚めた思い。思った以上に体系的な論理に基づいた価値観を背景に人格・言動設定がされているんだなぁ。
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