風よ、万里を翔けよ の商品レビュー
韓国の「春香伝」と並…
韓国の「春香伝」と並ぶ中国のヒロイン列伝。田中氏は毅い女性がお好みのようですね。今までこの作品を半創作小説の形で読ませる作品がなかったので、喜びながら読みました。
文庫OFF
1991年第一刷、徳間書店の単行本。歴史小説のつもりで読んでいたが、歴史物語だった。主人公を狂言回しとする史書の文章の切り貼りという印象が残ってしまう。もちろん、中国の歴史的な文学に登場する架空の人物が主人公ということはあるが。架空戦記である銀英伝やアルスラーンに共通する雰囲気。...
1991年第一刷、徳間書店の単行本。歴史小説のつもりで読んでいたが、歴史物語だった。主人公を狂言回しとする史書の文章の切り貼りという印象が残ってしまう。もちろん、中国の歴史的な文学に登場する架空の人物が主人公ということはあるが。架空戦記である銀英伝やアルスラーンに共通する雰囲気。歴史物語が悪いとは思わず、こちらが新しい「歴史小説」のありかたかもしれない。特にこの雰囲気が銀英伝でははまって人気作になったのだろう。しかし、材を実在の歴史に取るとなんかなぁ、という印象である。 他:「校点后記」(「あとがき」のルビ)(1991年3月11日)作者拝、「参考資料」、初出誌:「SFアドベンチャー」1991年2月号~4月号掲載
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田中芳樹さんの中国小説、初挑戦。 登場人物が漢字ばっかりなのは、しょうがないとしても、いつものペースで読み進められず、ちょっと戸惑い。 と、いうのはこっちのかってなのだが。 主人公だけでなく、周りの人物の描写も細かく、また、歴史の流れも詳しくよくわかり、とてもおもしろかった...
田中芳樹さんの中国小説、初挑戦。 登場人物が漢字ばっかりなのは、しょうがないとしても、いつものペースで読み進められず、ちょっと戸惑い。 と、いうのはこっちのかってなのだが。 主人公だけでなく、周りの人物の描写も細かく、また、歴史の流れも詳しくよくわかり、とてもおもしろかった。 さらに史実を詳しく知るならば、参考資料にも目を通すべきだろう。
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女である事を捨て、男として戦場に立った香蘭。そこでの戦友との日々。怒涛の時代を生きた香蘭がカッコいいです。
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中国史としての背景が書かれており、歴史に興味が薄い私でも、物語は勿論のことだが、色々な角度で楽しめた。ちょっと説明が長すぎる部分もあったけど。
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再読。改めて読み直してみると、タイトルを補完するかのように自然描写が多い。 皇后に奏上しに潜入する場面は、このアイデアが先にあってムーランを描こうとしたのでは?と思わせるほど絶妙。
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そうか、《風》と《万里》をキーワードにすると十二国が出てきてしまうのか。 ディズニーアニメの『ムーラン』のキャラデザインはあんまりだと思う。
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中国は隋の煬帝大業八年、征遼之役へと出兵する花木蓮、その物語。 ディズ○ーのムーランの田中芳樹版と思えばとっかかり易い、かも。ムーラン観てないけど。
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