御前会議 の商品レビュー
天皇の戦争責任を追及する前提で書かれているので多少バイアスがある。御前会議が大本営の歴史とリンクしていることが理解できるのはいいのだが、15回が時系列に論じていない点が少々わかりにくい。
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著者によれば『日本の参謀本部』の続編という位置付け。陸軍予科士官学校から航空士官学校に進学、在学中に日本敗戦を迎えたという経歴からもうかがえるように、(しばしば混乱しがちになる)軍組織の制度的な検討を軸とする重厚な議論となっている。本書でも、日清・日露戦争と日中戦争・アジア太平...
著者によれば『日本の参謀本部』の続編という位置付け。陸軍予科士官学校から航空士官学校に進学、在学中に日本敗戦を迎えたという経歴からもうかがえるように、(しばしば混乱しがちになる)軍組織の制度的な検討を軸とする重厚な議論となっている。本書でも、日清・日露戦争と日中戦争・アジア太平洋戦争期の大本営の制度上の違いを具体的に指摘、軍命としての大本営を設置することで、政治(内閣)の意志決定が大きく制約されてしまったという事態が追究されている。 その上で、昭和天皇裕仁の政治=軍事指導者としての無責任ぶりを厳しく論じていくくだりは迫力があった。裕仁は『独白録』で、自らを一貫して立憲君主的に振る舞おうとしたと言い、明治天皇を尊敬していると言いながら、日清・日露戦争の前例に学ばず、軍事戦略が政略を引きずるかたちでの大本営設置を容認し、その結果自らが「開戦」「敗戦」を積極的に決断せざるをえない立場に立つことになった。本書の副題は、戦後強調された「聖断」神話がいったい何を見えなくさせているかを改めて突きつめるものとなっている。「あとがき」で1991年12月のオーストラリアでの体験を書き込みながら、「1990年代=ポスト冷戦期」的な戦争認識の展開可能性について言及しているところも重要。
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結局のところ御前会議の場は何も決断できる場所ではなくて、でも最後は「御聖断」を賜る必要がある、という構造上の矛盾を含んだ場で。でも巷でいわれるように昭和天皇にはもっとできることがあったんじゃないか、戦争継続は意思だったのではないか、とは思わされる。 難しかった。不明なところは読み...
結局のところ御前会議の場は何も決断できる場所ではなくて、でも最後は「御聖断」を賜る必要がある、という構造上の矛盾を含んだ場で。でも巷でいわれるように昭和天皇にはもっとできることがあったんじゃないか、戦争継続は意思だったのではないか、とは思わされる。 難しかった。不明なところは読み飛ばしつつ、読了。いつかもう一回読みたい。
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140201 中央図書館 昭和16年の開戦前の御前会議。他の本でもよく読むが、昭和天皇が、勝利の楽観論を語る総長をどう責めたのかが、リアルに。
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