小説 日本興業銀行(第1部) の商品レビュー
あまりに知識のない分…
あまりに知識のない分野、知らない人物が登場してくる(すべて実名)のため、読むのに一苦労しています。出てくる一語一語に気をつけながら読み進めているので読むペースが上がりません。たまに名前の聞いたことがある人(田中角栄とか池田勇人とか)が出てくるととっても安心します。ただ、内容は著者...
あまりに知識のない分野、知らない人物が登場してくる(すべて実名)のため、読むのに一苦労しています。出てくる一語一語に気をつけながら読み進めているので読むペースが上がりません。たまに名前の聞いたことがある人(田中角栄とか池田勇人とか)が出てくるととっても安心します。ただ、内容は著者の「取材力」の賜物か人物像、そうなるに至った背景が詳細に描かれており、とても面白いです。
文庫OFF
今は存在しない銀行で…
今は存在しない銀行ですが、以前に果たした役割、存在価値と破綻にいたる頃のギャップが面白いです。
文庫OFF
戦後の日本経済の成長…
戦後の日本経済の成長を支える役割りを与えられていた長期信用銀行。その中でも最も政治と密着し、権勢を誇っていた興銀。興味深く読めるが、今は「みずほ」となり、跡形もない。
文庫OFF
父親から勧められて読んだ。小説のタイトルの通り戦前から戦後にかけての日本興業銀行の話。第一部は世界恐慌あたりから日本興業銀行の再建準備をしているところまで。 救済金融が必要とされる状況で、興業銀行も資金繰りが厳しいのに、担保主義金融から事業主義金融への転換を行った結城豊太郎総裁が...
父親から勧められて読んだ。小説のタイトルの通り戦前から戦後にかけての日本興業銀行の話。第一部は世界恐慌あたりから日本興業銀行の再建準備をしているところまで。 救済金融が必要とされる状況で、興業銀行も資金繰りが厳しいのに、担保主義金融から事業主義金融への転換を行った結城豊太郎総裁が大人物であると思った。銀行のトップの人物がこのように社会を良くしようと本気で考えてそのために行動していたということを知って感動した。 また、人事が大変だなと感じた。総裁が変わるとか理事が交代する時に、内部の人の了解だけでなく、大蔵省やらOBやらが出てきて話し合いが行われててて、そこで折り合いをつけるのにとても苦労している様子が描かれていた。
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「産業金融の雄」として日本の経済発展を支えた興銀は魅力的に描かれていた。実際に働いてみると本当に素晴らしい銀行であった。興銀で得たものは一生の財産であり、この会社で働くことができた自分は幸せだったと思っている。
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高杉 良の経済小説は読んだな 腐敗列島 特に日本興行銀行は実名でいろんな人が出てくるからおもしろかった
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