コンパイラ(1) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
コンパイラを、自分で書いてみないとなかなか合点がいかないことがある。 しかし、GCCのような巨大なコンパイラを自分で1から書くのは不可能かもしれない。 また、読むのでも、どこから読んだらいいかわからないことがしばしばある。 ソースコードを読むときに、少し変更して挙動を見ると、そこが何をしているところかわかったり、どこに影響があるかがわかることがある。 そのため、小さいコンパイラを書くか、大きなコンパイラの一部を修正することによって、コンパイラを理解するとよい。 そのどちらの方法をとる場合でも、本書はバイブルのように参考になる。 I巻では1パスコンパイラ、字句解析、構文解析、型検査について書いている。 II巻で実行時環境、中間コード生成、コード生成、コード最適化、、プログラム作成演習について書いている。コンパイラの実現例として、PASCAL,C,Fortran、Bliss,Modula-2を例示している。 ps. コンパイラをC言語で書いてみて、バグが取れなかったが、ポインタ操作をいいかげんにしていたことが理解出来た。ポインタ操作はいいかげんにすると、不具合が取りにくいことを体験した。
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