大聖堂 の商品レビュー
私の第3版は カバーのイラストが ジュークボックスです。 巻末に 村上春樹さんの サインがあります。
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この本に出会って、本が更に好きになった。 短編の素晴らしさを知った。 いつもそばにいて欲しい本です。
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本のタイトルになっている「大聖堂」はもちろん素晴しい。 このほかに気に入った作品は「コンパートメント」。 どこかエキゾチックでシュールな雰囲気がなんともいえない味わいがある。 「ささやかだけど、役に立つこと」は、いくつかあるバージョンのうちこれが一番好き。 ほんの少しだけど温...
本のタイトルになっている「大聖堂」はもちろん素晴しい。 このほかに気に入った作品は「コンパートメント」。 どこかエキゾチックでシュールな雰囲気がなんともいえない味わいがある。 「ささやかだけど、役に立つこと」は、いくつかあるバージョンのうちこれが一番好き。 ほんの少しだけど温かみがあって救われる思いになる。 どの作品も簡素な言葉でつづられているからこそ、 心にぐいぐい突き刺さってくるものばかり。 読んでいてときどき辛くなるくらい。 ある男が、自分の朝食がドーナツとシャンパンになっていることにはっとする瞬間、 でもシャンパンの瓶に直接口をつけることに抵抗を覚えなくなる瞬間、 するすると音もなく堕ちていく人間のほんの一瞬のターニングポイントを まったく感傷を交えずに淡々と描写する作者の筆は恐ろしいくらいだ。
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「コンパートメント」、訳者は「渇ききった孤絶感」と評しているけれど、主人公が鎧をひとつひとつそぎ落としていく開放感がたまらなかった。 「ささやかだけど、役に立つこと」はいわずもがな。「僕が電話をかけている場所」と「大聖堂」は時間を置いてからまた読みたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『大聖堂』は『愛について語るときに我々の語ること』より後の短編集で、『愛について〜』に含まれている作品のリライトされたロングバージョンを読むことができる。全体的に長めの短編で、私にはこちらの方が読みやすかった。 村上春樹氏も言っているが、こちらには「救い」がちゃんと用意されている。 私は、自分の作品が救いのない打ち拉がれたものが多いくせに「救い」のある作品が好きだ。 登場人物がみんないい人で、理不尽や宿命や最悪の出来事にも負けず、希望がかすかに顔を覗かせる、そういうのが好きだ。 だってそういうことを信じていなければ今の今だって私は生きていられない。 この先に何かいいことが素晴しい出来事が起こらなくても構わない。ただの変哲もない日常でいい。それはそれでとても幸せなこと。 カーヴァーの作品はそういう普通の人たちの普通の生活に起きるちょっとしたことだったり人生を左右する瞬間だったりが描かれている。 だから、最悪の事態のど真ん中にほっぽり投げられたまま物語が終わるのはちょっと居心地が悪い。 村上春樹氏の言葉を借りれば、 「ぽんと放り出してそれでおしまい」的なシュールレアレスティックなアグレッシブネス薄れ(それを求めてカーヴァーの小説を読む読者ももちろんいらっしゃるだろうが)、登場人物に対する温かく優しい視線が強く感じられるようになってくる。それにつれて作品も深みと説得力を増している。 私はとくに『羽根』『ささやかだけれど、役にたつこと』『ぼくが電話をかけている場所』『熱』『大聖堂』が良かった。
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日本における村上春樹の最大の功績は、レイモンド・カーヴァー全集を出したことだと思っています。つまらないものもありますが、『ささやかだけれど、役に立つこと』をはじめ、全集中には珠玉の短編が数多くあります。
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アメリカの作家の短編集。 なんといっても「ささやかだけれど、役にたつこと」の終わりが何とも心地よい。パンが美味しそう。 カーヴァーの作品の中でも有名な「大聖堂」も所収、しかしその魅力はまだ私にはわからず。
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カーヴァーは短編の天才だと思いますが、村上春樹の翻訳もイイです。最後の短編、表題の「大聖堂」は素晴らしい作品です。余韻が残ります。
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