残像に口紅を の商品レビュー
文字がどんどん消えていくのに、終盤間際までそこまで違和感なく読めたのが不思議でした。見慣れない表現や回りくどい表現が出てくることはありましたが、これは何の言葉を言い換えているのだろう?と考えながら読むのが面白かったです。 最後はどう終わるのだろうと思っていましたが、残された文字が...
文字がどんどん消えていくのに、終盤間際までそこまで違和感なく読めたのが不思議でした。見慣れない表現や回りくどい表現が出てくることはありましたが、これは何の言葉を言い換えているのだろう?と考えながら読むのが面白かったです。 最後はどう終わるのだろうと思っていましたが、残された文字がたった数個になっても物語としての体裁を保っていて驚きました。予想以上に綺麗な幕引きでした。 主人公の一人称語りで淡々と進んでいくので、物語としてはあまり感情移入できるようなものではありませんでしたが、挑戦的で意義のある小説だと思いました。 後書きで紹介されていた卒業論文も興味深かったです。
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実験的小説。書いている側は面白いかもしれませんが、読む側(読まされる側?)としてはどうなんでしょうか?自分としては、形式が悪くなるわ、内容も陳腐化するわで、3分の2くらいまでは読みましたが、残りはほとんど飛ばしました。これに似たような作品で、西尾維新さんが「リポグラ」という作品も...
実験的小説。書いている側は面白いかもしれませんが、読む側(読まされる側?)としてはどうなんでしょうか?自分としては、形式が悪くなるわ、内容も陳腐化するわで、3分の2くらいまでは読みましたが、残りはほとんど飛ばしました。これに似たような作品で、西尾維新さんが「リポグラ」という作品も読みましたが、こちらも似たような感じでした。自分には合わなかったです。
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言葉が消えていくという実験小説ですが、それがエンターテインメントとしての最高の面白さにつながっているという稀有な作品と思います。
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内容(「BOOK」データベースより) ひとつ、またひとつ、ことばが消えてゆく。愛するものを失うことは、とても哀しい。言語が消滅してゆく世界で、執筆し、飲食し、講演し、交情する小説家…ついに書かれた究極の実験的長編。
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筒井氏は、わりと好きな作家。 超有名なあの作品は未読なのに、チラホラと話題性ありげな作品は読んでいる。 やっぱり、面白い。 いつか、あの超有名作品を読まないと。
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評価が微妙な作品だ・・・ 私、筒井さんは嫌いではない、、、でもすごい好きって分けでもなく、でもまぁ、この方法でよくこの分量が書けるなぁ、という敬意は持った
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2018/12/05/Wed.(図書館で借りる) アメトーークの「読書芸人」でカズレーザーがプッシュしてて興味が湧いた。 2017年12月に図書館で予約したんだけど、かなりの人数で順番待ちだったらしく、私が借りられたのは結局1年後の2018年12月(笑)。 2018/12/0...
2018/12/05/Wed.(図書館で借りる) アメトーークの「読書芸人」でカズレーザーがプッシュしてて興味が湧いた。 2017年12月に図書館で予約したんだけど、かなりの人数で順番待ちだったらしく、私が借りられたのは結局1年後の2018年12月(笑)。 2018/12/06/Thu.〜2018/12/19/Wed.
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虚構船団まで読んで先生のメタフィクション物はどうにも面倒くさく長い間ほっておいたのだが、カズレーザーに促され読了。序盤は言葉遊びが楽しく、消えた元の言葉を探す、クイズの様相で読むものだから時間がかかる。どこかに完全版を誰かがアップしてそうなものだが。「ご」が消えた章で略称が一世風...
虚構船団まで読んで先生のメタフィクション物はどうにも面倒くさく長い間ほっておいたのだが、カズレーザーに促され読了。序盤は言葉遊びが楽しく、消えた元の言葉を探す、クイズの様相で読むものだから時間がかかる。どこかに完全版を誰かがアップしてそうなものだが。「ご」が消えた章で略称が一世風靡した女性タレントの名前が後藤久美子、すなわち「ゴクミ」だと気づいた際の快感は忘れられない。文章の離れ業もさることながら、先生のことだから何かしら物語の仕掛けをかけてくるはずと思ったが、早いうちに娘を消して、センチメンタルはないものと分かった。お家芸のドタバタを経て、この条件設定ならではとクライマックスまで連なるおそらくリアルな自伝はとてつもなく胸をえぐった。つまりギミックでは済まされない傑作なのだ。
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言葉(音)がだんだん失われていく実験的小説。小説で使える言葉がだんだん減っていくので、最後まで小説の体をなしたまま行けるのか心配だったが、それは無用だった。言葉をたくさん知っている著書だから芸当なのは言うまでもない。もう見事としか言いようがなく、きっちりと最後まで読ませてもらい、...
言葉(音)がだんだん失われていく実験的小説。小説で使える言葉がだんだん減っていくので、最後まで小説の体をなしたまま行けるのか心配だったが、それは無用だった。言葉をたくさん知っている著書だから芸当なのは言うまでもない。もう見事としか言いようがなく、きっちりと最後まで読ませてもらい、読後は清々しさまで感じる。挿し絵がかわいい。
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スマホで遊びで出会い系のアプリをやっていて、読み返したくなり本棚から引っ張り出して、読み直した。アプリには、怪しいアカウントやら面倒なアカウントがいたりして面倒臭ければ、当該アカウントをブロックすることでそのアカウントが存在しないことにできるわけで、相手に自分が同じことをされるこ...
スマホで遊びで出会い系のアプリをやっていて、読み返したくなり本棚から引っ張り出して、読み直した。アプリには、怪しいアカウントやら面倒なアカウントがいたりして面倒臭ければ、当該アカウントをブロックすることでそのアカウントが存在しないことにできるわけで、相手に自分が同じことをされることもありうるわけです。その、この人は僕の世界には存在しないことにしてしまおう、みたいな世界観を作者が考えていたかは、不明だし、自分すらも無くすほどに世界を切り詰めるのもまた極端すぎるけど、世界の末端なんてなくても成り立つし、自分も他人からみたら末端で、なくても成り立つはずということをなぜだか、別の角度からお墨付きをもらったような気分にさせてくれました。
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