月の骨 の商品レビュー
現在の日本に通じるよ…
現在の日本に通じるような内容で、幸福であり続けることができるかと考えさせられた。
文庫OFF
再読 この本を友人に貸して その友達が気に入り続編を購入 それを借りて読んだ(炎の記憶) ことを思い出した 昔読んだ本を開くと その時の友達や空気感を思い出す 再読してみて.. 主人公のカレンは あまり好みの性格ではなかった 本の表紙は好きな絵 アリスやナルニア..ターミネーター...
再読 この本を友人に貸して その友達が気に入り続編を購入 それを借りて読んだ(炎の記憶) ことを思い出した 昔読んだ本を開くと その時の友達や空気感を思い出す 再読してみて.. 主人公のカレンは あまり好みの性格ではなかった 本の表紙は好きな絵 アリスやナルニア..ターミネーター ネバーエンディングストーリー スターウォーズの要素が入った 異世界で..心惹かれるが.. アニメの斉木楠雄の "海堂の世界〜ダークリユニオン" みたいだなとも思った 日本の「将軍」という本に 影響された悪役が出てきて.. 「どんなふうに本を解釈するかは 自由なんだけどね..」と思った 今読むとあまり好みではなかった 友人との良い思い出ある本なんだけれど..
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正夢まではいかないけれど、(この景色、夢で見たことがある)と感じた経験はあることを思い出しました。最近はさっぱりですが。年を取ったのかな?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カレン・ジェイムズは夫のダニーと暮らしている。そのアパートの階下で母親と姉をまさかりで殺した少年がいた。カレンは、その少年と廊下で出会うと挨拶を交わしていた。彼女はダニーと結婚する前に、ペーターというドイツ人写真家と付き合っていて妊娠してしまった。妊娠したことを知ったペーターは彼女を捨てた。そして彼女は堕胎したのだ。その辛い日々のことを便箋十枚に書いてイタリアにいるダニーに送ったら、一週間後に電報が届き、顔を見に行くという…。こうして恋愛小説のように始まったのだが、キャロルの小説だ。どこかで不気味な夢の出来事がちょっと顔を出す。そしてそれが現実の生活に忍び込み。現実と夢とが混ざり合っていく。ダーク・ファンタジー。「死者の書」ほどには、ページが進まなかったな。
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ジョナサン・キャロル三作目。 「死者の書」や「我らが影の声」よりもファンタジー色が強く、 実際、どんでん返しによる驚きよりも、良質なファンタジーが行き着くところに結末は向かう。 ロンデュアのペプシの正体は、序盤で容易に想像がつくし、「まさかり少年」の果たす役目も、また。 ...
ジョナサン・キャロル三作目。 「死者の書」や「我らが影の声」よりもファンタジー色が強く、 実際、どんでん返しによる驚きよりも、良質なファンタジーが行き着くところに結末は向かう。 ロンデュアのペプシの正体は、序盤で容易に想像がつくし、「まさかり少年」の果たす役目も、また。 そして現実と夢が交互に描かれているのだから、いずれ交差しないということはありえない。 「ユージュアル・サスペクツ」式の結末の驚きを得るには至らなかった。 しかしそのぶん、作者の持つ「優しさ」が素直に現れた作品ということもできる。 前二作にあった、「理不尽な裏切り」という要素がなく、ある程度「前向き」な姿勢を感じられる。
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パーツそれぞれは決して悪くない。だけど、一つの作品全体としては、いまひとつピンとこない。 登場人物、情景描写、心理描写、謎解き、どれもキラリと光るものがあって、それなのに、ページをめくる手がすすまずどんよりとした気持ちにさせられる。 この作品あるいは作者のキャロルの熱烈なファンは...
パーツそれぞれは決して悪くない。だけど、一つの作品全体としては、いまひとつピンとこない。 登場人物、情景描写、心理描写、謎解き、どれもキラリと光るものがあって、それなのに、ページをめくる手がすすまずどんよりとした気持ちにさせられる。 この作品あるいは作者のキャロルの熱烈なファンはいったいどこにひかれるのだろう、と「月の骨 ネタバレ」などのキーワードで検索してみるのだが、やはりわからない。「いい作品だとは思うが面白くはなかった」というレビューもそこかしこにみつかり、そっちには共感できる内容が多かった。 ということは、私が何か致命的に読み落としているに違いない……
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ダーク・ファンタジーというらしいですこういうの。娘を出産した直後から妙な連続夢を見るようになった主人公。そこには8歳の少年、黒い帽子をかぶった犬、らくだ、熱々拇指などがいて、月の骨というものを5本集めることがいつしかその夢での目標になる。ほんのり現実の生活に侵入してくる夢。 ...
ダーク・ファンタジーというらしいですこういうの。娘を出産した直後から妙な連続夢を見るようになった主人公。そこには8歳の少年、黒い帽子をかぶった犬、らくだ、熱々拇指などがいて、月の骨というものを5本集めることがいつしかその夢での目標になる。ほんのり現実の生活に侵入してくる夢。 これ、最後ちょっとほんわかした終わり?と一瞬思ったけど、私は中絶された子供の呪い的な受け止め方をしたよ。 だってラストの一文で彼女の中からしっかりと世界を奪ってから夢を終わらせたことがわかったから。
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出た本は全部持ってる唯一の作家。好きすぎて、なぜ自分が英語圏に生まれなかったのだろうと悔やめるほど。キャラクターは魅力的で、彼らの会話や文章の端々に見られる表現の巧さにはまったく骨抜きにされる。そしてなによりストーリー。ある面に惹きつけておいて見もしなくさせた側をごっそり崩してく...
出た本は全部持ってる唯一の作家。好きすぎて、なぜ自分が英語圏に生まれなかったのだろうと悔やめるほど。キャラクターは魅力的で、彼らの会話や文章の端々に見られる表現の巧さにはまったく骨抜きにされる。そしてなによりストーリー。ある面に惹きつけておいて見もしなくさせた側をごっそり崩してくる運びようは、まるでオセロのプロに涼しい顔で遊ばれているかのごとく。あるいはマタドールに翻弄されてひぃひぃ言っている雄牛か。ひらり。ずぶり。ひらり。ずぶりずぶり。ひらり。ずぶりずぶりずぶり。どさり。やられた。
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さみしさと中絶の後、最高の相手と幸せな結婚生活を手に入れた彼女。妊娠を機にリアルで不思議な夢を見始める。 獣や不思議な生物の国ロンディアでいるはずのない息子と冒険をするのだ。 夢は毎晩のように続き、現実にも影響がで始める。 ダークファンタジーでしょうか。ジョナサン・キャロルだか...
さみしさと中絶の後、最高の相手と幸せな結婚生活を手に入れた彼女。妊娠を機にリアルで不思議な夢を見始める。 獣や不思議な生物の国ロンディアでいるはずのない息子と冒険をするのだ。 夢は毎晩のように続き、現実にも影響がで始める。 ダークファンタジーでしょうか。ジョナサン・キャロルだから油断出来ないぞと思って構えすぎたのか、意外と普通に大人のファンタジーかと。 とはいえ、階下の少年が母親と姉妹を惨殺して精神病院へ収容され、主人公と文通したり、著名な映画プロデューサにせまられたり、不安要素は充分ちりばめられています。 物足りなさはあるけど、ロンディアは魅力的だった。
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ホラー的なオチが好きな自分としては物足りなかったのですが、ちょっと感動したりと悪くなかったです。 貴志祐介のクリムゾンが好きな人は好きそう。
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