とんことり の商品レビュー
初めは図書館で借りてたが、返却したがらないくらい気に入ってたので購入しました。 最後の2ページは文章が書いてないので 「この子達何喋ってるんだろうね」と娘と考えながら話するのが楽しいです。 ◾︎first read:2歳半
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林明子さんの優しい絵が好きです。内容も少しドキドキして、良い絵本です。ただ2回目だと結果を知っているので、1回目しか楽しめないかな。
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3歳児も気に入りました。そして前に読んでまだ購入していなかった、こんとあきを思い出し、買ってと言ってきました。林明子さんの絵が3歳児にも同じとわかるんだと驚きました。子どもも私も内容も好きでした。
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山の見えるところに引っ越してきた女の子、かなえ。お父さんとお母さんは荷物の紐解きに大忙しで、友だちもおらず退屈になっていたところに、とんことり。「郵便屋さんだ!」 林明子さんの柔らかい絵に癒されながら、かなえと共にわくわくして欲しい。 240620読了、図書館本。
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「とん ことり」に込められた思いと、それを感じ取った思いとが、何度も切なく交差する、その果てに待っていたものとは・・・。 山の見える町に引っ越して来た、幼稚園児の「かなえ」は、景色はとても開放的でありながら、それに反して毎日浮かない顔をして閉じ籠もっていたのは、お母さんは...
「とん ことり」に込められた思いと、それを感じ取った思いとが、何度も切なく交差する、その果てに待っていたものとは・・・。 山の見える町に引っ越して来た、幼稚園児の「かなえ」は、景色はとても開放的でありながら、それに反して毎日浮かない顔をして閉じ籠もっていたのは、お母さんは片付けで忙しく、周りは知らない子ばかりで友達もいなくなったことから、ひとりぼっちになったような気分にさせられたことが最も大きいと思われた。 そんな日々に於いて、「とん ことり」という音が何度か聞こえ、その度に音の理由を確かめようとする、かなえは、だんだんとそれが分かってきたような気がして、やがてその音が聞こえるにつれ、次第に居ても立っても居られない気持ちとなり、それはついに彼女自身が自分を抑えきれない程の強い思いへと変わっていく、物語や絵からも感じられた。 本書の林明子さんの女の子の絵は、この前読んだ「はじめてのキャンプ」で印象付けられた、溌剌とした笑顔とは異なり、どこか心ここに在らずといった中にも、何とかして不安な気持ちを抑えようとしている、そんな複雑な心境を描いていることから、とてもシリアスな話なんだと思っていた。 そう、確かにシリアスなんだろうとは思う。しかし、それは終盤の見開きで劇的に変化する表情を、より効果的に意外性のある形で演出した、筒井頼子さんの構成もあってのことなんだと感じたことから、子どもというのは、普段どんなに悲しそうな表情をしているのだとしても、本当に嬉しい時の表情も、ちゃんとそれぞれが持っているんだという、そんな素敵なことを本書は教えてくれた。 そこに至るまでには、しっかりとした前段階があり、その見開きの前の数ページで、敢えて、かなえの表情を全く見せずに、その後ろ姿だけで表現した林さんの描き方もあって、そこには期待と不安とが綯い交ぜになった中にも、この機会だけは絶対に逃したくない、かなえの必死さも感じられた、それくらいの素晴らしいものが、そこには待っていたのである。 また、本書の洋題である「Messages From A Stranger」という言葉に、その見えない存在は確かに奇妙な印象を抱かせたのかもしれないが、その裏には、とても繊細でありながらも抑えることができなかった、かなえとは、また別の複雑な思いが潜まれており、性格的にできないことがあっても、時には勇気を出してやらずにはいられなくなるような、そんな気持ちの美しさを感じられたことにも、子どもにとっては、それだけ大切なものなんだなというのがよく分かり、それは改めて本書を最初から見直した時に、実は引っ越して来た時から(買い物と幼稚園の場面も)気にしていたのが、林さんの絵から発見できたことに、何度も楽しめる絵本としての奥の深さも感じられた、その事実は、それだけ筒井さんと林さんが丹精込めて丁寧に作り上げたかった、そこに、とても大切なことを描きたかった意図があるからだと、私には思われた。 そして、そうしたものは全て見開きの絵に表れており、文章が一切ないのは、最早語る必要がないくらい絵が語っているからであり、おそらくこの絵を描いていた時の林さんは、かなえの魂が乗り移ったのではないかと思うくらい、かなえ自身が待ち望んでいた、心からの表情であることに、思わず鳥肌が立ってしまった、そこには、これ程の子どもの本能的な表情を描ける人だからこそ、プロの絵本作家なんだろうなという、一種の畏れにも近い感情が芽生えたことによるものと実感しながらも、じっと見ていると、まさにこんな世界を私は望みたいんだということも感じさせる、そんな普遍的でかけがえのない、とても大切なものが、周りの爽やかな美しい景色とも相俟ってキラキラと輝いていて、子どもって神に近い存在ともいうけれど、まさにそこには天使がいるのだろうと思わせた、それくらいの夢と希望が、最後の二枚の絵にはいっぱい詰まっていて、大人の私が見ると泣けてくるものがある、そう、こういう世界でなきゃいけないんだということに、改めて気付かせてくれた。
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3歳の子のお気に入り本。少し前から「はじめてのおつかい」が大好きで、こちらも借りてみたら、大ヒット。 手に取ったのが幼稚園に入園したばかりの時期で、 知らない友達がたくさんいるドキドキとか、 何か自分の経験と通ずるものがあったのかな。 文章がきれいで、すごく声に出して読みやすい...
3歳の子のお気に入り本。少し前から「はじめてのおつかい」が大好きで、こちらも借りてみたら、大ヒット。 手に取ったのが幼稚園に入園したばかりの時期で、 知らない友達がたくさんいるドキドキとか、 何か自分の経験と通ずるものがあったのかな。 文章がきれいで、すごく声に出して読みやすい。 何回読んでも、少しドキドキして、最後は嬉しくなって、本当にいい絵本だなぁと思います。
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2y3m9d とん、ことりという郵便受けの音が可愛い。 最初の引越しのシーンと幼稚園に見学に行くシーンで、お花や手紙をくれた女の子が端から覗いているのを見つけたよ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
4歳の息子に。 理解できるかな?難しいかな?と思いつつ寝る前に読み聞かせてみるととても面白かったみたいで毎日読んでいます。 『とんことり』のフレーズが面白いみたい。 最後にでてくる贈り物を届けてくれたお友達が序盤にも登場しているのを探すのも面白かったです。 柔らかいタッチのイラストは大人が見てもほっこりします。
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子どもの頃からの大好きな一冊です 新たな町に引っ越してきた女の子、かなえちゃんに友だちができるまでの話ですが、その導入が面白いんです とん ことり という音と共に、引っ越してきたばかりのおうちに、かなえちゃんあてにお手紙や折り紙の人形、野の花の花束が届きます いったい、これを贈っ...
子どもの頃からの大好きな一冊です 新たな町に引っ越してきた女の子、かなえちゃんに友だちができるまでの話ですが、その導入が面白いんです とん ことり という音と共に、引っ越してきたばかりのおうちに、かなえちゃんあてにお手紙や折り紙の人形、野の花の花束が届きます いったい、これを贈ってくれる子は誰なんだろう? 友だちになれるかな? なりたいな… そう願ってた、かなえちゃんはある日、ついにその贈り主に会えるのですが…という、なんとも可愛い話です テキストの可愛らしさと共に、絵の魅力もすごくて、引っ越してきたばかりの頃のかなえちゃんの、つまんなそうにふて腐れた様子や、荷解きが済まない家でくったりしてるところなど、子供の仕草のリアルさがありますし、かなえちゃんがお母さんに連れられて出かけた町の商店街や、保育園の雑踏の表現も素敵です そして、よくよく見ると… 引っ越してきた日、商店街に出かけた日、保育園に挨拶に行った日、すべてに“手紙の贈り主”の姿が小さく小さく描き込まれているのです! 子どもの頃に読んだ時は、いいなあ、こんな引っ越しして自分のことを好いてくれる友だちがいてほしいなあ、なんて思ってたのですが、いい年になって読んでみると、いきなり家に手紙くれるのはちょっと怖いと思った方がいいね、という感想も出てきてしまうのです でもこの絵本に描かれていることは、好きだな、友だちになりたいな、と思った相手にそれが伝わって叶うことの、嬉しさや尊さなんです だから(自分にはとうてい手の届かない)美しい物語として大好きな一冊です
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引っ越した先でともだちができるかな? 「とんことり」のタイトルがとてもいい,お話もいい, 林明子さんの絵もいい.
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