陰陽師 の商品レビュー
今年(2024年)の大河に安倍晴明が出てきてて、そう云えば読んだことないと読んでみた。なるほど、2001年に吾郎ちゃんと杉本哲太で連ドラ化されたNHKのドラマを思い出した。こんな話やったわ
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※このレビューにはネタバレを含みます
陰陽師 夢枕獏 陰陽師シリーズ① ∞-———————∞ 平安時代。陰陽師である安倍晴明と武士である源博雅が、妖のかかわる事件を解決していく。 独特の間を感じるテンポが心地良くとても読みやすく感じた。会話に「うむ」「ははあ」などいちいち相づちが入っているのが良い。 博雅が武士であるのに色白の華奢な陰陽師に守られてる感じが可愛らしく、2人の関係性も面白い。素直って大事。 結構あっさりと人は死ぬ。 -玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること- 帝の琵琶「玄象」が盗まれ、夜になるとその音が聴こえる。 嫋、嫋と鳴る音色など、表現も面白い。 -梔子の女- 写経する坊主の枕元に立つ口の無い女。如。 ただの書き間違えが妖ミステリーに。 -黒川主- 鵜匠の孫娘が通ってくる男に連れられ、夜な夜な堀の中で鮎を生のまま喰らう。 人の因果も獣の因果も根本は同じ。 -蟇- 蟇の妖が出た応天門。晴明と博雅が向かった先はこの世のものならぬ世界。 道中己(つちのと)に出会う。 -鬼のみちゆき- 七日かけて内裏に向かう牛車。博雅に手渡された歌。 全部帝のせい。 -白比丘尼- 30年ごとに身体から禍蛇を落とす。人魚の肉を喰らい歳をとらなくなった女。 2023/12/03 読了(図書館)
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初めて読んだ夢枕獏作品。 文章が簡素で読みやすかった。 いちばん気に入ったのは「梔子の女」。 不思議さと情緒が溶け合っていて、悪霊を退治するとか大きな盛り上がりはないんだけど、読後の余韻が気持ちよかった。
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【図書館本】思ってた印象とはだいぶ違ったけど、面白く読めた。淡々とした空気と、晴明・博雅のやりとりが楽しい。あと、あとがきのノリも新鮮だった。妖と関わるよりずっと庭を見て酒を飲んでた気がするwww けどちゃんと陰陽師らしい描写もあって安心。 このシリーズは陰陽師というより、晴明と...
【図書館本】思ってた印象とはだいぶ違ったけど、面白く読めた。淡々とした空気と、晴明・博雅のやりとりが楽しい。あと、あとがきのノリも新鮮だった。妖と関わるよりずっと庭を見て酒を飲んでた気がするwww けどちゃんと陰陽師らしい描写もあって安心。 このシリーズは陰陽師というより、晴明と博雅のやりとりを楽しむ、という立ち位置でいいのかな?
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博雅が笛を吹いていない!? …あぁでも、最初はそうだったなぁ…と感慨深いものがあります。(読み直しなんで) 白比丘尼がやっぱり好きかなぁ
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2012.06.06 ウワァアアアアアアア面白い! ゆるホモだと思ったのは私だけではないはずだry 2019.04.27 文庫にて再読 やっぱり面白いな・・・ 最初に読んだときよりは、京都の情景とか、ちょっとは理解できてる・・・気がするだけかしらん・・・ 博雅はよい漢(おとこ...
2012.06.06 ウワァアアアアアアア面白い! ゆるホモだと思ったのは私だけではないはずだry 2019.04.27 文庫にて再読 やっぱり面白いな・・・ 最初に読んだときよりは、京都の情景とか、ちょっとは理解できてる・・・気がするだけかしらん・・・ 博雅はよい漢(おとこ)だな・・・
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ずっと読んでみたいな、と思っていた夢枕氏の陰陽師です。どれが最初か分からなかったのでとりあえずタイトルだけの物を借りてみました。 面白かった!清明と博雅の掛け合いがなんとも言えずテンポが良くて。今より夜が濃くて闇が深かった時代の人間と魔性との交わりが、その雰囲気が。時間の流れ...
ずっと読んでみたいな、と思っていた夢枕氏の陰陽師です。どれが最初か分からなかったのでとりあえずタイトルだけの物を借りてみました。 面白かった!清明と博雅の掛け合いがなんとも言えずテンポが良くて。今より夜が濃くて闇が深かった時代の人間と魔性との交わりが、その雰囲気が。時間の流れが今とはきっと違ったんだろうなあ。面白かったです。 続きも是非読みたいのです。
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帯背 闇と鬼の世界を描く奇想天外な怪異譚 帯裏 ずっと以前から、書きたくて書きたくてたまらなかったのが、平安時代の話である。 闇の話を書きたかったのだ。 鬼の話を書きたかったのだ。 その頃には、まだ、闇も鬼も、人の居る空間に残っていたからである。 そして、安倍晴明という...
帯背 闇と鬼の世界を描く奇想天外な怪異譚 帯裏 ずっと以前から、書きたくて書きたくてたまらなかったのが、平安時代の話である。 闇の話を書きたかったのだ。 鬼の話を書きたかったのだ。 その頃には、まだ、闇も鬼も、人の居る空間に残っていたからである。 そして、安倍晴明という男の話を書きたかったのである。 その思いがかなって、およそ、足かけ三年ほどかけて、あちらこちらに、ぽつりぽつりと書いてきた、安倍晴明という陰陽師の話が、ようやく本になることになった。 こんな嬉しいことはない。 晴明と博雅のかけあいは、書いていても楽しかったよ。 良い気分だ。 (あとがきより)
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―「いこう」「いこう」そういうことになった― 小気味良い進行とミステリアスさがとってもマッチしていてさくさくさくっと読める。妖怪やら幽鬼やらのいわゆる怪談の話しだが、安倍晴明と源博雅の掛け合いが絶妙で、ホラーとも、ミステリーともちがった独特の雰囲気を醸し出してかなりいい感じ。2...
―「いこう」「いこう」そういうことになった― 小気味良い進行とミステリアスさがとってもマッチしていてさくさくさくっと読める。妖怪やら幽鬼やらのいわゆる怪談の話しだが、安倍晴明と源博雅の掛け合いが絶妙で、ホラーとも、ミステリーともちがった独特の雰囲気を醸し出してかなりいい感じ。2、3ページで引き込まれてあとは気付いたら読み終わってるといった感じ。色々シリーズ出てるようではまりそうな予感。
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そもそもは「野村萬斎」氏演ずる安倍晴明のかっこよさに惹かれてみ様と思った映画「陰陽師」がきっかけ。先に原作を読んでしまった、んですね。 淡々と語られる描写。ぜひ、魑魅魍魎にまみれた平安時代へ「ゆくか」「ゆこう」
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