世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下) の商品レビュー
村上春樹作品の楽しみ方が分かり出したかもしれない。 回路の説明は難しかったけど 先に「街とその不確かな壁」を読んでいたから入り込みやすかったのかもしれない。 誰しも内の世界に浸りたくなるときはあるし、それが支えとなる。 そこに居続けたい気持ちは分かるし、自分の全てでもある。 で...
村上春樹作品の楽しみ方が分かり出したかもしれない。 回路の説明は難しかったけど 先に「街とその不確かな壁」を読んでいたから入り込みやすかったのかもしれない。 誰しも内の世界に浸りたくなるときはあるし、それが支えとなる。 そこに居続けたい気持ちは分かるし、自分の全てでもある。 でも、現実を生きていくしかない。
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村上春樹さんの著作を初めて読みました。本を読んだら必ず感想(何を感じたかできるだけ具体的に、とか、何を学んだかとか、これからの自分にどう活かすかとか)を無理くりでも捻り出すことを自分に課していますが、この小説はそういうレベルじゃなかった。陳腐ですが、どう生きたらこんな題材が発想で...
村上春樹さんの著作を初めて読みました。本を読んだら必ず感想(何を感じたかできるだけ具体的に、とか、何を学んだかとか、これからの自分にどう活かすかとか)を無理くりでも捻り出すことを自分に課していますが、この小説はそういうレベルじゃなかった。陳腐ですが、どう生きたらこんな題材が発想でき小説にできるのか、村上さんのことをもっと知ってみたいと思った。あとは、自分にも自覚できていない自我みたいなものがあったりするのかなということも思った。 人間の想像力には限界なんてないんだな、という当たり前のことが実感できた。
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うわ〜全然わからなかった〜!(悲劇) もっと読解力が欲しいよ〜! 終始淡々とした主人公の語り方、それだけで何度か読んでて楽しいし、これからもっと解説とか調べてわけわかるようになりたいです。 あれ〜村上春樹作品は比較的わけわかる方だと思ってたのにわからなかった…ああ!自分の理...
うわ〜全然わからなかった〜!(悲劇) もっと読解力が欲しいよ〜! 終始淡々とした主人公の語り方、それだけで何度か読んでて楽しいし、これからもっと解説とか調べてわけわかるようになりたいです。 あれ〜村上春樹作品は比較的わけわかる方だと思ってたのにわからなかった…ああ!自分の理解力のなさがともかく悲しい。 でも好きな台詞は「勃起している」です。 村上春樹さんの作品の中にもわけわかる作品とそうでないのがあるのね。 1Q84の方がまだわかった気がする。でもね〜すげ〜面白かったです。
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村上作品でもっとも好きな作品。何度も読み返している。 村上作品の初期の特徴でもあるかもしれないが、死について考えさせられる作品です。 村上春樹初心者には読みやすい作品かもしれません。
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村上春樹作品で一番好きです。高校生当時に読みましたが、音楽を含めて文化的にまだ知らないものが多くあったのでまたいつか戻ってきたいと思います。
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1985年初版。二つの物語が並行して進んで行く。正直に申し上げると一回読んだだけでは、私には理解しきれません。興味深い作品であることは間違いないです。ラストをどのように解釈すればよいのか。40年近く前の作品ですが、続編を書いていただけないでしょうか。あり得ないと思いますが。
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下巻。 物語はペースアップしてどんどんクライマックスへと進んでいく。 やはり2つは繋がっており、博士の作った第3回路へ。 ハードボイルドが現実、世界の終わりが脳内みたいな解釈かな。 そして現実の主人公は自分の今の状態を受け入れ、世界の終わりに行く。 よくわからない終わり方。 主人公が選択して終わる。 でも面白かったです。
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読むのが20年遅かったんかなー。今読んでも正直そんなに響かへんな・・・文章が上手いのはなんとなくわかるけど、合ってないのかとにかく目が滑る。
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「ウイスキーというのは最初はじっと眺めるべきものなのだ。そして眺めるのに飽きたら飲むのだ。綺麗な女の子と同じだ。」 「我々は柱の影から出てプラットフォームの手前の端まで速足で歩き、それからこんなことは毎日やり慣れていて面白くもなんともないという風を装って鉄の梯子をのぼり、木の柵を...
「ウイスキーというのは最初はじっと眺めるべきものなのだ。そして眺めるのに飽きたら飲むのだ。綺麗な女の子と同じだ。」 「我々は柱の影から出てプラットフォームの手前の端まで速足で歩き、それからこんなことは毎日やり慣れていて面白くもなんともないという風を装って鉄の梯子をのぼり、木の柵を越えた。」 「待っている乾燥機は半永久的に停まらない」 話を収拾させようとしない駅員さんとのやりとりも好き
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自分自身が完璧で無いことを理解したうえで受け入れることは大事。 それと同じくらい心の底に1つくらい完璧な理想や世界の終わりを持っておくのも大事。 どっちもあるから自分があると思えた。
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