心洗われる話 の商品レビュー

安野光雅,森毅,井上ひさし,池内紀【編】

2014/10/13

［　内容　］
名うての読み巧者が、古今東西ジャンルを問わず、とっておきの面白い作品ばかりを集めたアンソロジー全集。

［　目次　］
＜１＞
美しい恋の物語
尾崎翠「初恋」
伊藤左千夫「隣の嫁」
フォークナー「エミリーの薔薇」ほか

＜２＞
心洗われる話
桂三木助「芝浜」
吉野せい「洟をたらした神」
樋口一葉「たけくらべ」ほか

＜３＞
幼かりし日々
木山捷平「うけとり」
ファーブル「幼年時代の思い出」
宮沢賢治「風の又三郎」ほか

＜４＞
変身ものがたり
坂口安吾「風博士」
エーメ「壁抜け男」
上田秋成「夢応の鯉魚」ほか

＜５＞
おかしい話
ルキアノス「本当の話」
織田作之助「ニコ狆先生」
Ｔ・Ｆ・ボイス「海草と郭公時計」ほか

＜６＞
思いがけない話
Ｏ・ヘンリー「改心」
サキ「あけたままの窓」
ボンテンペルリ「頭蓋骨に描かれた絵」ほか

＜７＞
恐ろしい話
岡本綺堂「利根の渡」
魯迅「剣を鍛える話」
ネルヴァル「緑の物怪」ほか

＜８＞
悪いやつの物語
芥川龍之介「鼠小僧次郎吉」
長谷川伸「女賊お君」
檀一雄「光る道」ほか

＜９＞
怠けものの話
金子光晴「変装狂」
ドストエフスキー「正直な泥棒」
山本周五郎「よじょう」ほか

＜１０＞
賭けと人生
プーシキン「スペードの女王」
Ｄ・Ｈ・ロレンス「木馬を駆る少年」
今東光「闘鶏」ほか

＜１１＞
機械のある世界
Ｍ・トウェイン「私の懐中時計」
サン=テグジュペリ「操縦士と自然の力」
稲垣足穂「天体嗜好症」ほか

＜１２＞
動物たちの物語
正岡子規「蝶」
佐藤春夫「蝗の大旅行」
コレット「リス」ほか

＜１３＞
旅ゆけば物語
吉田健一「或る田舎町の魅力」
勝小吉「乞食旅」
広沢虎造「三十石道中」ほか

＜１４＞
ことばの探偵
山下清「山下の話はまんざいみたいだ」
花田清輝「七」
中田ダイマル・ラケット「家族混線曲」ほか

＜１５＞
とっておきの話
豊島与志雄「立札」
梶井基次郎「Ｋの昇天」
志賀直哉「赤西蛎太」ほか

＜別巻＞
もうひとつの話
ハイネ「女」
島尾敏雄「島の果て」
レスコフ「かもじの美術家」ほか

［　問題提起　］

［　結論　］

［　コメント　］

［　読了した日　］

2009/10/07

O・ヘンリー「最後の一葉」を初めてちゃんと読みました。
この短編集は読後感を保障されているようなものなので、ハラハラしながらも安心して読めてハッピーエンド至上主義の私には好かったです。

2009/10/04

ちくま文学の森 2　心洗われる話

「少年の日」 佐藤春夫(Haruo Sato)
「蜜柑」 芥川龍之介(Ryunosuke Akuragawa)
「碁石を呑だ八っちゃん」 有島武郎
「ファーブルとデュルイ」 Ｇ・Ｖ・ルグロ(Georges Victor Legros)
「最後の一葉」 The Last Leaf Ｏ・ヘンリー(O. Henry)
「芝浜」 桂三木助演 飯島友治編
「貧の意地 -「新釈諸国噺」より」 太宰治(Osamu Dazai)
「聖水授与者」 Le dinneur d'eau benite ギイ・ド・モーパッサン(Guy de Maupassant)
「聖母の曲芸師」 Le jongleur de Notre-Dame アナトール・フランス(Anatole France)
「盲目のジェロニモとその兄」 Der blinde Geronimo und sein Bruder アルトゥール・シュニッツラー(Arthur Schnitzler)
「獅子の皮」 The Lion's Skin Ｗ・サマセット・モーム(W. Somerset Maugham)
「闇の絵巻」 梶井基次郎(Motojiro Kajii)
「三つ星の頃」 野尻抱影
「島守」 中勘助
「母を恋うる記」 谷崎潤一郎(Jun'ichiro Tanizaki)
「二十六夜」 宮沢賢治(Kenji Miyazawa)
「洟をたらした神」 吉野せい
「たけくらべ」 樋口一葉(Ichiyo Higuchi)
「瞼の母 -二幕六場」 長谷川伸(Shin Hasegawa)
「土佐源氏」 宮本常一

2009/10/04

たけくらべを読みたくて借りた本なんですが、こういう色んな話が載ってる本はいいですね。
自分の知らない作家さんを知ったり話を読んだり出来ます！
明治〜大正の日本の作家さんの話が多いのも嬉しい。
一人一人の作家の簡単な紹介も載ってるので無知な私には大助かりです！
心洗われる話、ということで安心して読めるのもいいところ。

ちなみに私が特に好きだった話は
蜜柑（芥川龍之介）　碁石を呑んだ八っちゃん（有島武郎）　最後の一葉（オー･ヘンリー）　三つ星の頃（野尻抱影）　島守（中勘助）　土佐源氏（宮本常一）
です。
たけくらべは昔の文章だったので結構難しかった…
1988年5月発行 467P

2009/10/04

ちくま文学の森シリーズ。
このシリーズに出会って、短編の日本文学をたくさん読んだことが
わたしの古典文学好きにかなりの影響を与えています。