メフィストとワルツ！ の商品レビュー

小野不由美【著】

騙し、騙されて、最後…

[文庫ＯＦＦ]

騙し、騙されて、最後に明らかになる謎。笑えるところもあって面白いです。

前作「バースデイ･イ…

[文庫ＯＦＦ]

前作「バースデイ･イヴは眠れない」の続編。ティーン向けのドタバタ恋愛小説。

2009/10/07

○2008/06/30　
これで悪霊シリーズ以前は読了。
前作の続編だったけど、ほんとにオカルトとは無縁で楽しかった。だいたい話は読めたけど。
夕香が前回ほど男前さを発揮しなかったので残念だったけど、その分リアルな女の子、という感じだった。演技も頑張ってたし(笑)
心理描写が丁寧で、さらっと読み流せるあたりがいい。そういえば今回はそれほど口調が気にならなかった。
劇団員が主軸、って物語的にものすごく便利なんだろうな(笑)

2009/10/04

その昔地元の文房具屋さん兼書店になってたお店で見つけました。主上の本をむさぼり買ってる時だったなぁ。中に関してはまず下の空白が多いこと！「あの」主上がですよ！！改行に次ぐ改行を頑張ってしてるんです！そして、たどたどしくも初々しいあとがき！！その涙ぐましい努力の結晶が･･･！ ストーリーは劇団NO.１俳優である万里の恋人である平凡な女の子の夕香を中心に起こります。劇団員ではないけれどお手伝いに来ていた二人の女の子のお姉さんたちが詐欺にあってさんざんな目にあうのですがその魔の手が夕香にまで？！それを知った周りの皆は仕返しをしてやろうと色々画策をするのですが事態はそれだけには収まらず･･･？！！てな感じ。まず一言いいたい。みーなちゃんムカツク！！！！！
なにがムカツクって同じ女として彼女の行動、態度、言動その全てが嫌悪の対象！！！そしてそこでなかなか動かない夕香の態度が･･･イライラ！同族嫌悪って感じかなぁ（苦笑）私もなかなか動けそうにないから本の中の主人公くらいは･･･って思っちゃうのかな。展開的にはあの頃流行ってた少女小説のお約束なんですがそこはやっぱり主上で人物の心理描写を少女小説にしては深く掘り下げてる感じです。やっぱりなんだかんだでサクサクッと楽しく読めた一作でした☆　　少女小説だったり今ではＭＬでの読書会とか周りに持ってる人がいるかしないと読めなくて何かと敷居が高い作品ですが主上の文章がお好きな方なら機会のある時に読んでおいて損はありませんです(^^)

2009/10/04

バースデイ・イブ〜の続編。
有香、万里たち劇団「キャスト」のメンバーが結婚詐欺師に罠を仕掛けていくコン・ゲームもの。
とは言え、それだけで終わるわけもなく、騙し騙されの結果、背後の存在が明らかになると「やられた！」と崩れ落ちてしまう。
個人的には好きなシリーズだったので続編が出ないかと期待したこともあったけど、絶版になってるくらいだからそれは有り得ないのでしょうね。残念です。