痩せゆく男 の商品レビュー
著者名にリチャード・バックマン実はスティーヴン・キングとあります。しかもキングの文字の方が大きい。良いんですかねぇ。わざわざ別名で出版したのに・・・。 途中で何度も手が止まってしまいました。 キングならば一気読みというイメージなのですが。どうも入り込めませんでした。何故でしょ...
著者名にリチャード・バックマン実はスティーヴン・キングとあります。しかもキングの文字の方が大きい。良いんですかねぇ。わざわざ別名で出版したのに・・・。 途中で何度も手が止まってしまいました。 キングならば一気読みというイメージなのですが。どうも入り込めませんでした。何故でしょうか? 何かが足りない。畳み掛けるような急展開かもしれないし、もっと強烈な恐怖感かもしれない。鰐に変身する判事や、吹き出物だらけになる警察署長などはそれなりの迫力なのですが、痩せ行く主人公はジワジワとしか来ないので。それとも、痩せたいと言う密かな願望をもつ読み手のせいでしょうか(笑) 最期のひねりはまずまずですが、その過程での奥さんに対する主人公の思いも納得できないし・・・。 全体的に今一な感じでした。
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地味目な話。 ジネリが出てきたあたりからのめり込めた。それまでは中々乗れなかった。 ちょっと長編で読むには厳しい話かなぁ。 なんかテンポが合わなかった作品、キング作品では珍しい。
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読書録「痩せゆく男」3 著者 リチャード・バックマン 訳 真野明裕 出版 文藝春秋 P22より引用 “ハリックは自分ではほとんどそれと気づかずにマフィンを食べ た。” 目次から抜粋引用 “246 ビリーのズボン 電話での二つのやりとり ジネリの話 録音” 巨漢...
読書録「痩せゆく男」3 著者 リチャード・バックマン 訳 真野明裕 出版 文藝春秋 P22より引用 “ハリックは自分ではほとんどそれと気づかずにマフィンを食べ た。” 目次から抜粋引用 “246 ビリーのズボン 電話での二つのやりとり ジネリの話 録音” 巨漢の弁護士を主人公にした、ゆっくりとせまりくる恐怖を描 いた長編小説。 とある事件を起こしてしまい、裁判沙汰になってしまった主人 公ウィリアム・ハリック、無罪となった彼の身に起こるゆるやか でありながら恐ろしい変化…。 上記の引用は、ある朝の光景を描いた一文。 主人公は冒頭で二百四十九ポンド、約百二十kgの体重を持ってい たとのこと。太っている人には何らかの理由があるでしょうが、 主人公は食べ物を無意識に口に運ぶほど、間食が習慣になってい るようです。 その日の食事を思い出して、何を食べたか思い出せない時は、気 をつけたほうがいいかもしれないなと思いました。 その後の想像が掻き立てられる、少し後味の悪い終わり方だと 思います。著者についてはあとがきに書いてありますが、某有名 ホラーの大御所ベストセラー作家の別名義だそうです。 ーーーーー
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当初はリチャード・バックマン名義で発表された、実はスティーブン・キングの作品。描かれているのは痩せていくのに伴い、ゆがんでいく人間関係、失っていく正気。 後半はメイン州が舞台となるし、著者がキングであることを隠そうという気がないのでは…??それでも舞台をメイン州にしなければならな...
当初はリチャード・バックマン名義で発表された、実はスティーブン・キングの作品。描かれているのは痩せていくのに伴い、ゆがんでいく人間関係、失っていく正気。 後半はメイン州が舞台となるし、著者がキングであることを隠そうという気がないのでは…??それでも舞台をメイン州にしなければならないほど、キングはメイン州という場所に取り憑かれているとも言えるのだが…。
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他の方のレビューと若干相反しますが、キング作品にしては表立ったホラー要素が少ない作品かと。 妻へ抱く感情の深さに圧倒されました。こんな感情、描写できる作家はなかなかいないと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
しょーもない原因でジプシーの老婆を轢き殺した弁護士が、事件の揉み消しに加担した判事やら警察署長やらと一緒に呪われまくる物語。 元々太り気味だった弁護士は、ある時自分の体重が減っている事に気付き、「ワオ!ダイエットの効果が出たよ!」なんて喜んじゃうんですよね。ところが体重減少のペースが速すぎるような気がしてくると、今度は癌の可能性に脅え始める。検査の結果、癌ではない事が分かってホッとしたのも束の間、病気でもないのにこの痩せ方おかしくね?と徐々に不安になり……。 太っていれば痩せたい。痩せると嬉しい。でも痩せすぎると心配になる。 「痩 せ て い く」。こんなにも現代人の一喜一憂を手玉に取る呪いって、他にあるでしょうか。おっかねえ。 そんな感じで精神的に追い込まれていく弁護士ですが、判事や警察署長にかけられた呪いのグロ描写もトラウマ必至(ヒント:吹出物、膿)。進行性の恐怖が味わえます。 物語後半は、呪いと徹底的に戦う決意を固めた弁護士の逆襲。 ジプシー一行を追ってハイウェイを延々とブッ飛ばす痩せぎすの男。そして協力者であるイタリアン・ギャング(←かっこいい)。 二転三転しながら、結局最後はこれ!?あーでも納得ー、なストーリーで、最初から最後まで楽しめました。
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老婆(ジプシー)を轢き殺した主人公に訪れる呪い。 痩せゆく体、変わりゆく皮膚。 刻一刻と死は近づいてくる。 最後の最後まで気が抜けないハラハラ感。 自分の体が変わっていく恐怖は大きい。 歯や髪が抜けるとか、自分の肉体の変化は恐ろしい。 読後感は最悪ですが、読んでる最中の満たさ...
老婆(ジプシー)を轢き殺した主人公に訪れる呪い。 痩せゆく体、変わりゆく皮膚。 刻一刻と死は近づいてくる。 最後の最後まで気が抜けないハラハラ感。 自分の体が変わっていく恐怖は大きい。 歯や髪が抜けるとか、自分の肉体の変化は恐ろしい。 読後感は最悪ですが、読んでる最中の満たされた感じもまたタマリマセン。主人公と一緒に最後の1ページまで見届けて欲しい作品です。
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スティーブン・キングの別名義作品。映画化もされています。呪いをかけられ、どんどん痩せすぎていく恐怖。スピーディな展開で面白かった。
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作者はスティーブンキングの別名です。一時期スティーブンキングのドラマにはまって読んだ本です。ジプシーの呪いでどんどん痩せていってしまう男の話です。キング好きは楽しめると思いますが、それ以外の方には多分つまらないと思います。 映像化されたものはそれなりに面白かったです。 ...
作者はスティーブンキングの別名です。一時期スティーブンキングのドラマにはまって読んだ本です。ジプシーの呪いでどんどん痩せていってしまう男の話です。キング好きは楽しめると思いますが、それ以外の方には多分つまらないと思います。 映像化されたものはそれなりに面白かったです。 それにしても、キングのジプシーに対する偏見ってどこからきたのでしょうか。
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私が読んだスティーブン・キングの最初の作品がこれ。 ジプシーの老婆を車で撥ねてしまった主人公。 知人の力を借りてその罪をもみ消したまではよかったのだけれど、仲間の老人に呪いをかけられてしまう。 呪いを解くために命がけでジプシー達を追いかけ、遂に呪い解除の術を得るんだけど・・・。 ...
私が読んだスティーブン・キングの最初の作品がこれ。 ジプシーの老婆を車で撥ねてしまった主人公。 知人の力を借りてその罪をもみ消したまではよかったのだけれど、仲間の老人に呪いをかけられてしまう。 呪いを解くために命がけでジプシー達を追いかけ、遂に呪い解除の術を得るんだけど・・・。 いや。最後にはやっぱり、「悪いことはできないね」って気分になるw 面白かったですよ~~~!
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