1億人のためのミステリー! の商品レビュー
日本文学界においてミステリーの隆盛は留まる所を知らず、’90年初頭から今日に至るまでセールスランキングの上位に位置したり、また続々と新人が―実力については玉石混交だが―出ている。 そのため、ガイドブックの類いもその例に漏れず、ミステリ初心者に向けての指南書として3ヶ月に1冊の割合...
日本文学界においてミステリーの隆盛は留まる所を知らず、’90年初頭から今日に至るまでセールスランキングの上位に位置したり、また続々と新人が―実力については玉石混交だが―出ている。 そのため、ガイドブックの類いもその例に漏れず、ミステリ初心者に向けての指南書として3ヶ月に1冊の割合で出版されているが、これもまた玉石混交の感があり、値段は張るにもかかわらず、内容は首を傾げるものも多くない。本書に関しても当初はそんなガイドブックの1つと思い、買い控えていたが、前に読んだ『ミステリー迷宮読本』と同時になぜか惹かれ買ってしまった。しかし、これが当たりだった。 わずか100ページ余りのヴォリュームに今日におけるミステリーシーンの現状から押さえておきたい名作などの紹介も怠っておらず、非常に好感を持てた。また伊坂幸太郎を中心としたミステリ新進作家のインタビューもいい。 色んな角度からミステリをカテゴライズして紹介しているのも飽きさせず、全く以って秀逸の一品だ。
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