人形 の商品レビュー
なんかもう…とんでもないもん読んじまったとしか… 美しく妖艶な少年を監禁する大人たちの物語。 誰にも見つからないように、少年に対して繰り広げる暴力の世界。 どんどん過激になっていく凄惨な折檻はエグくてグロい。 謎は謎のまま終幕していく終わり方だった。 読み手の心に引っかき傷を残...
なんかもう…とんでもないもん読んじまったとしか… 美しく妖艶な少年を監禁する大人たちの物語。 誰にも見つからないように、少年に対して繰り広げる暴力の世界。 どんどん過激になっていく凄惨な折檻はエグくてグロい。 謎は謎のまま終幕していく終わり方だった。 読み手の心に引っかき傷を残したまま。 世界観が艶っぽくて倒錯していて惹き込まれた。 でも読む人を選ぶ小説だなぁ、と。 てかこの作者様、ホラーサスペンス大賞を受賞したのにこれ以外の本を出してないの!? そしてマレーシア在住!?!? この本も既に絶版!?!?!? 一体どんな人なんだろう…作者様が何よりも謎すぎる笑
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大御所が絶賛しているが、内容はというとそれほどではないというのが正直なところ。 インモラルな世界で出会った美少年と大人が堕ちていく過程はサクサク読めはするもののそれだけで緊張感などはなく、予定調和的な世界観だとしか思わなかった。
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ギニョルと世界観が美しくて好き。だけど期待が高すぎたのかエロティックさや耽美さや嗜虐性は思ったより感じなかった。主人公があちらとこちらの中間で留まるのもギニョルが何者か分からないのも読了後モヤっとした気持ちを残す、突き抜けるなら突き抜けてほしかった。
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ギニョルがまさに私好みだった。 醜さと美しさが混在していた。 星を一つ少なくつける理由としては、読むと新たな扉を開けてしまいそうになることと、人には大っぴらに薦めたり、この本が好きだと公言したりできないことが挙げられる。 でもわたしは好きだ。内心では星5⭐️
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さくさく読んでしまいました。 でも、装丁やタイトルで思っていたより、妖しさもエロティックさも残酷な美しさもなく、うーん中途半端と思いながら読みました。 ギニョルを苛む主人公がまともでまともな感覚の持ち主なので向こう側へ行くことが無く、悪でも優しさでもないところが物足りなかったのか...
さくさく読んでしまいました。 でも、装丁やタイトルで思っていたより、妖しさもエロティックさも残酷な美しさもなく、うーん中途半端と思いながら読みました。 ギニョルを苛む主人公がまともでまともな感覚の持ち主なので向こう側へ行くことが無く、悪でも優しさでもないところが物足りなかったのかも。 ギニョルは良かったです。刺青によって呪われて?いるのに相応しく、向こう側にいました。 痛そうだけど、フィクションと現実を混同することはないので、もうちょっと逸脱してほしかったです。 ずっと読みたかったので、期待値が高まり過ぎたのかもしれません。。
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発想はとてもよいが、それに見合うだけの文体や構成力がいまひとつ。 特に結構大事なグラン・ギニョル座のふたりがないがしろになっているのには首をかしげる。 しかし、「ギニョル」という言葉は素晴らしく美しい響きをもつなー。
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意外とすんなり読めた。 何より主人公が「生ぬるい」のと、描写があっさりしているのと、セックスシーンがないからかな。 途中ほのぼの監禁生活になっていてちょっとマヌケ、というか終始お耽美ではないところも バランスは良いのかも。 主人公が向こう側への憧憬を抱いているも、 劇場に置いてけ...
意外とすんなり読めた。 何より主人公が「生ぬるい」のと、描写があっさりしているのと、セックスシーンがないからかな。 途中ほのぼの監禁生活になっていてちょっとマヌケ、というか終始お耽美ではないところも バランスは良いのかも。 主人公が向こう側への憧憬を抱いているも、 劇場に置いてけぼりにされてしまう結末はなかなか良かった。 冒頭に出てくる男も伏線に活かして欲しかったけど。
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謎の美しき少年男娼ギニョル(人形)に出会ったとき 主人公の男の人生は狂い始める ソフトなエログロという感じ? 主人公は結局向こう側へは行けなかったんだな。 そして友人のカメラマンは、帰ってこない世界へ行っちゃったんだな・・・と ギニョルがすさまじい
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グロエロ耐性低い人にはおすすめしません。 自分は一線を越えたと錯覚する、『普通』な小説家。 本当に向こう側に行ってしまったカメラマン。 天使のような生きた人形。 物語が展開するにつれて『想定内』なグロさになっていくけど、あえてそうしてる感じ。 じゃないと商業誌では売れないと思う。...
グロエロ耐性低い人にはおすすめしません。 自分は一線を越えたと錯覚する、『普通』な小説家。 本当に向こう側に行ってしまったカメラマン。 天使のような生きた人形。 物語が展開するにつれて『想定内』なグロさになっていくけど、あえてそうしてる感じ。 じゃないと商業誌では売れないと思う。 なにより、この作家がこれ一冊しか書いてないというところが作品の神秘性を高めている。 ラストシーンのグロテスクさとスピード感に引き込まれる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
夏だから(だったから?)ホラーが読みたくて借りたのだったのだが。。ホラーというよりはエログロ?まあそれなりに。。 前に、ハリガネムシ読んだ時もそうだったのだが、あまりのぐてぐての表現に、ううっと来るのだけど、なぜか読み進めてしまう。これって、自分の中にあるサディズムなのだろうか?見たくないけど見てしまう。 正体不明の男娼、ギニョル(人形)名前も、国籍も不明。ある時間、ある場所にしか現れない。そのギニョルとりつかれたSM作家の男と、仲間のカメラマン。ギニョルを監禁し、SMDVDを作りネット販売にふみきる。。。しかし彼らには想像も出来ない世界にギニョルは住んでいたのだった。。。 SM作家の男が普通の人だとは分かる。SM作家だけど、本当にそういう趣味の人ではないことは。。しかし、ギニョルに会って、崩れていく人格、性格、現れてくる本能、野望。。。ギニョルはちゃんと分かってて、警告する。しかし、普通であるゆえに止められない行為。エスカレートしていく彼らに対してギニョルが最後にとった行動とは。。 最後、バンちゃんのカメラのレンズにギニョルの指が飛んでくるシーン。リアルで目の前に浮かんだ。バンちゃん。。。戻れない世界に行ってしまったのだなぁ。。。
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