13人目の探偵士 の商品レビュー
3人の探偵士から一人…
3人の探偵士から一人選ぶのは面白い趣向だなと思いましたが、元はゲームブックなんですね。ゲームブックもやってみたいと思わされました。探偵の権力が強い世界であるパラレル英国の設定も面白いです。
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密室の中には死体と記…
密室の中には死体と記憶喪失の男が一人。3人の探偵から選んで読むことができるなど、遊び心があふれる作品。
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著者の実質的デビュー…
著者の実質的デビュー作。遊び心に満ちた傑作です。
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本格ミステリの中の本…
本格ミステリの中の本格ミステリって感じ。山口氏の作品の中で5本指に入る作品ではないだろうか。
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読み手が探偵を選択し…
読み手が探偵を選択したり、物語の順序を決められたりと、新しいアイデアが駆使させていて、作者の奮闘振りがうかがえます。
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キッド・ピストルズシリーズ長編。とはいっても本作は元がゲーム・ブックとして書かれていた物なためいつものシリーズ物とはちょっと違う形式となっている。キッド・ピストルズシリーズの世界観としてはいつも名探偵が出てくるわけだが本作品内ではそれが特に顕著。なんせ登場人物が探偵ばかりという探...
キッド・ピストルズシリーズ長編。とはいっても本作は元がゲーム・ブックとして書かれていた物なためいつものシリーズ物とはちょっと違う形式となっている。キッド・ピストルズシリーズの世界観としてはいつも名探偵が出てくるわけだが本作品内ではそれが特に顕著。なんせ登場人物が探偵ばかりという探偵博覧会状態なのだ。そして内容としても犯人に至るまでの伏線の緻密さもさる事ながら、ミステリマニアが思わずニヤッとしてしまうガジェットがふんだんに盛り込まれているので、ミステリマニアなら読んで損はしないだろうと思う。
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3人のどの探偵に事件を依頼するかで3つのストーリーに分岐するというちょっと変わったつくりだと思ったら、元はゲームブックだそうです。ゲームブックは読んでいてゲームオーバーになってもすぐ元いたページに戻れないので自分で分岐のメモとかとって読んでた覚えがあります。若い方は知らないかもし...
3人のどの探偵に事件を依頼するかで3つのストーリーに分岐するというちょっと変わったつくりだと思ったら、元はゲームブックだそうです。ゲームブックは読んでいてゲームオーバーになってもすぐ元いたページに戻れないので自分で分岐のメモとかとって読んでた覚えがあります。若い方は知らないかもしれませんね。テレビゲームのRPGの元でしょうか。さて、主人公は記憶を失っていて密室ありダイイングメッセージあり、となかなか魅力的な設定です。作りから微妙に思う部分もありますが割り切ってこの形を楽しむのがいいのでしょうね。
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ゲームブック形式で読者が探偵士を選択するという、多重解決に仕上げたユニークな作品。優秀な探偵士にしては、未完成なまま推理が披露されているのが滑稽だが、それも含めてこの英国パラレルシリーズの図式なのだろう。ダイイングメッセージが実に見事であった。
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「寝ている猫はそこにいる。だが、厳密に言えば、寝ている猫はそこにはいない。 なぜなら、“寝ている”も“そこにいる”も運動であって、位置をもたないからだ。 この世界とは、そうしたことで成り立っている。そいつがわかれば、これが現実のことか、幻想か、なんて下らねえ疑問は湧いてこねえ...
「寝ている猫はそこにいる。だが、厳密に言えば、寝ている猫はそこにはいない。 なぜなら、“寝ている”も“そこにいる”も運動であって、位置をもたないからだ。 この世界とは、そうしたことで成り立っている。そいつがわかれば、これが現実のことか、幻想か、なんて下らねえ疑問は湧いてこねえはずだぜ。」 謎は難しくはないけど、めちゃくちゃ面白い。選択肢の分岐点で何度もやり直して謎解きをする構成が素敵。 あと、世界観が好き。清涼院流水のJDC的な世界観はたまらない。
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くうわぁ~~やっぱいいっすね~。 山口氏のパラレルワールド本格推理! おまけにいろいろな名探偵たちも大集合&殺されていくんですね~。これまた私の大好きな設定! 本書でもキッド・ピストルズとピンクがいい味を出しています。 で、ドンデン返しがさらに面白くしていることは言うまでもありま...
くうわぁ~~やっぱいいっすね~。 山口氏のパラレルワールド本格推理! おまけにいろいろな名探偵たちも大集合&殺されていくんですね~。これまた私の大好きな設定! 本書でもキッド・ピストルズとピンクがいい味を出しています。 で、ドンデン返しがさらに面白くしていることは言うまでもありません。 本書はゲームブックになっていたんですね~。 私もハマって何冊かやった覚えがありますが、本書のことは覚えていませんでした。 ということで、今回、文庫化するために加筆訂正された模様。 むかしの本を知っている方も読み直されてはいかがでしょうか。 舞台はパラレルワールドですが、山口氏ですもん。 本格推理の定義は忠実に守られていますし、クスっと笑える場面もたくさんあります。 ツウにはメジャーな山口氏ではありますが、もっとたくさんの人に読んでもらいたいものだわ~。
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