All Small Things の商品レビュー

角田光代(著者)

2010/03/01

安西先生、恋がしたいです。

【目次】
『All Small Things』１～１２
百人のカヤノたち～「あなたにとって一番思い出のデートは？」
『All Small Things』１３
彼女たちのちいさな幸福　―　あとがきにかえて

2009/10/04

デートの思い出にまつわる話。
思い出すのは、なんてことないことだったりするんだなぁ。
いつだって思い出せるような、心にしまっておくようなデートって、最近してないなぁ。
と、遠い目になりながら読みました。

2009/10/04

心に残るデート。
豪華であったりなかったり、人それぞれだなーと。
私はやっぱりよっちゃんとの日々が今も続いている日々が最高。

2009/10/04

短編集？なのかな？

長谷川カヤノが田口さと実に
「今までで一番印象に残っているデートって、どんなの？」
と、さと実に尋ねる。

さと実は、その自分の思い出から、ふと夫に
「もっともデートとはいえないようなデートってどんなの？」
と質問をする…

っていうのが続いていく作品。

いろんな人のいろんな経験、思い出。

一つの事象の捉え方は人それぞれなんだな
と思った。

読んでいて、ほっこり。
この質問で自分にあてはまる思い出ってどんなのだろう。
って思いをめぐらす。

2009/10/07

「恋人と過ごしたどんな時間が、心に残っているのか。」

それが
片思いの相手との帰り道であったり
不倫相手とのごはんの時間だったり
デートコースを考える一人の時間だったり

誰にでもあるもんなんだなぁ、不思議と、必ず。

それが、他人からみればしょーもないことでも。

そんな、自分自身の大切なものを思い出させてくれる、良作。

ストーリーの仕組みにも、ニヤリ。

2009/10/07

2009.05.03.　こういうの、好きなの。「印象に残ったデート」という小さな会話から、ぽろぽろとつながっていく、みたいな掌編集。あのね、地味だとか言われてたけど、「彼と公園でパンを食べてて、もうこれ以上の日はこないって感じた」って話す彼女に、私は親近感を抱きました。デートの思い出を、一般から募集してそれを載せてるのもおもしろい。私はなにかあるかな、とついつい昔を思い出す。

2009/10/04

彼女のこんだて帖的なお話。
印象に残ったデートをテーマにショートストーリーが次々と。
自分も思わず、過去のデートを思い出したりしてほんわかな気持ちになれる一冊です。
なかなかよい。

2011/07/15

恋人と過ごした時間がテーマのお話たち。切なくて苦しい恋でも、思い返すと甘やかなものになったりするのはなんでだろう。ふとした一瞬が大切なものになるって、素敵なこと。

2009/10/04

いちばん印象に残ったデート、もっともデートとはいえないデート、一番幸福だと思ったとき、史上最低のデート、一番にやつくデート……。
これまでのデートを思い出しながら、読んだ。
いろんなとこに行ったはずだけど、思い出すのは公園でシートしいてビール飲んだことだったり、部屋で窓あけてねっころがってナタリーワイズきいたことだったり、なんでもないことだなぁと思いました。
ぽかぽかするデートしたいなぁ。
軽く読めて、きもちいい本。
よく雑誌に載ってるような「デート体験」みたいなのも、この本の中のタイミングでみると感慨深く読める。たぶん。

P62「やりたいと思うことと会いたいと思うことと、失いたくないと思うこととずっといっしょにいたいと思うことと、由男のなかでなんの誤差もなくぴったりと同じことなのだった。それを性だの愛だの肉欲だの色恋だのと無理に分類することに、いったいどんな意味があるのかと、」

2009/10/04

万人が幸せだと感じるべき瞬間、がその人にとって最も幸福な思い出になるとは限らない。

人々が心の中でイチバン大切にしている思い出は、地味で、何でもない、素朴な瞬間。

私にとってイチバンのデートはどれだろう？