モロッコで断食 の商品レビュー
旅行エッセイ的な本は初めて読んだが、ぐいぐい引きこまれた。ラマダーン中のムスリムの人の生活がどんなものなのかよくわかった。読んでいて、ラマダーンに参加したくなってくる。 変わった風習のようなイメージの強いイスラームの教え(断食や豚肉を食べることの禁止など)が本来どういう意味をもっ...
旅行エッセイ的な本は初めて読んだが、ぐいぐい引きこまれた。ラマダーン中のムスリムの人の生活がどんなものなのかよくわかった。読んでいて、ラマダーンに参加したくなってくる。 変わった風習のようなイメージの強いイスラームの教え(断食や豚肉を食べることの禁止など)が本来どういう意味をもっていたかということも知ることができ、目から鱗のことが多かった。もともとは生活の知恵として生まれた合理的な教えが多いんだと感じた。一部のイスラム原理主義の人たちは、イスラームの教えが持っていた本来の意味を見失っているように思った。 著者のご都合主義的な性格も垣間見えたが、恋愛エピソードも含めて、楽しめた。
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卒業旅行で行ったモロッコでの体験談。 イスラムの国ではもっと男女間のつきあいなどに厳しいものがあるのかと思っていたが、この本で読む限りではわりと自由な様子。国によっても違うのだろうが。 偶然出会った男性とのエピソード(この出会いから始まる旅がこの体験記の中心ともなっている)は...
卒業旅行で行ったモロッコでの体験談。 イスラムの国ではもっと男女間のつきあいなどに厳しいものがあるのかと思っていたが、この本で読む限りではわりと自由な様子。国によっても違うのだろうが。 偶然出会った男性とのエピソード(この出会いから始まる旅がこの体験記の中心ともなっている)は、正直「出来すぎ」な感もあるが、ハッピーエンドとならないところがリアルではある。
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『サハラ砂漠の王子さま』とで、上下巻なのか。マラケシュから始まって、その前にどこかへ行ったような書き方だったから変だなとは思ったけど、冒頭で一言説明が欲しかったな。 それでも楽しめたのは、たかのてるこの気どらない文脈とあけすけな表現のおかげ。この人の文章は、共感とか感情を揺さぶる...
『サハラ砂漠の王子さま』とで、上下巻なのか。マラケシュから始まって、その前にどこかへ行ったような書き方だったから変だなとは思ったけど、冒頭で一言説明が欲しかったな。 それでも楽しめたのは、たかのてるこの気どらない文脈とあけすけな表現のおかげ。この人の文章は、共感とか感情を揺さぶるとかそういう大げさなことは全然なくて、ただ道なりに歩いているときにたまたま花が咲いてるのを見つけたような、家に着いてからそういやそろそろ春だなと思い出すというか、不思議な魅力がある。 本書後半でのいわゆる女性的な結論ありきの葛藤も、ストレートでいやらしさがなく見事。男の僕が読むと、「やめて!もうそれ以上、全然脈がないことをなんとかこうとか言葉にしようとしてトドメをささないでくれ!」と思うし、話ながら「なるほど。つまり、僕はもう過去になってるわけだ!ピコーン」と落ち込むんだけど、そこにある何か無理という諦観とか決めちゃった感に悪意がなくていい。だって、そうなんやもんってのはよくわかる。 4コマ的な面白さですかね。再読したいとは思わないけど、大事なことがひとつも書かれていないってのは強みです。 ゆらゆら帝国『空洞です』の歌詞に、「意味を求めて無意味なものがない それはムード とろけそうな」とある。大切。
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サハラ砂漠の王子様の後編。 今度はモロッコはカスパの村へ。 カリッドという青年の里帰りについて行き、 お城のようなおうちに住む家族の仲間入り。 といっても、裕福なおうちではないようで。 自然と共存するステキな日々を綴っています。 断食中も時間を除いて食事を摂っているとか、 イスラムの異文化を垣間見ることができて とても面白かったです。 いつの間にか雪が積もる季節となり、 マラケシュに命がけで戻るクライマックスは ハラハラドキドキ。そして、カリッドとの別れは すごく切なかったです。 ブログのようなリアル本って感性の一致が重要 な気がしますが、たかのてるこさん、やっぱり好きです。 私のモロッコに行きたい病を進行させた一冊(笑)。
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モロッコ王国を旅するうち、ある日突然始まったイスラムの摩訶不思議なイベント”断食(ラマダーン)”日が昇っている間は水もダメ、煙草もだめ、食事なんてもってのほか!空腹のまま彷徨い続けた後に辿り着いたのは、心優しきベルベル人の村だった。秘境の村で落ちた恋の行く末は!?スリルとサスペン...
モロッコ王国を旅するうち、ある日突然始まったイスラムの摩訶不思議なイベント”断食(ラマダーン)”日が昇っている間は水もダメ、煙草もだめ、食事なんてもってのほか!空腹のまま彷徨い続けた後に辿り着いたのは、心優しきベルベル人の村だった。秘境の村で落ちた恋の行く末は!?スリルとサスペンスと笑いに満ちた”愛の断食”紀行エッセイ第三弾!
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「サハラ砂漠の王子様」の続き! サハラ砂漠にてスペイン人と激しい恋に落ちた著者でしたが、今度はモロッコ人と… 当初はお互いそんな意識していないのにじわじわと人柄を知るにつれて惹かれあっていく様子が胸キュンです。 下手な恋愛小説よりよかった! 言葉が通じあっているわけでもなく、文化も異なるのにスゴイ… また、偏ったイメージのあるイスラムが覆されました。 意外に適当というか、もっとギチギチに厳しいイメージだったので、そういった新しい面を知れたのもよかった~ 2012/09/11-13
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モロッコでラマダンが始まってしまい、みんなと一緒にラマダンを行う著者。 ベルベル人の村で恋に落ちて・・・とドタバタ紀行文。
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モロッコ旅行記。 イスラム圏へのステレオタイプも、少しは変わるかも。日常的な目線なので、凄くしっくりくる。 前半は文化について触れられるが、後半からは、著者と現地で出会ったベルベル人との甘い恋物語風? なんとなく行ってみたいなーと思ってみたり、でもなかったり。 田舎の良さっ...
モロッコ旅行記。 イスラム圏へのステレオタイプも、少しは変わるかも。日常的な目線なので、凄くしっくりくる。 前半は文化について触れられるが、後半からは、著者と現地で出会ったベルベル人との甘い恋物語風? なんとなく行ってみたいなーと思ってみたり、でもなかったり。 田舎の良さってのは、万国共通なのやもしれんね。
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同期もとい、友達から借りた三冊目の本。 今回の作品はなんだか人生の縮図みたいだった、異世界で出会う素敵な人に惹かれて自分のことを改めて考えている筆者。 そんな凄い経験をしている筆者を見て、悔しさも覚えるし共感を覚える。 筆者が惹かれた人物も正に自分の理想像、周りに流されずし...
同期もとい、友達から借りた三冊目の本。 今回の作品はなんだか人生の縮図みたいだった、異世界で出会う素敵な人に惹かれて自分のことを改めて考えている筆者。 そんな凄い経験をしている筆者を見て、悔しさも覚えるし共感を覚える。 筆者が惹かれた人物も正に自分の理想像、周りに流されずしっかりとした信念を持って自分の道を進んでいる。 僕もそういった人間になりたいし、何よりもまた旅に行きたいと思わせてくれた作品。 良い本をありがとう。
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飛行機の中で読むシリーズ。 いつも旅に出る勇気とわくわくをくれる、てるこさんの本。 モロッコもいつか行きたい国の一つ。
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