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帰ってきたウルトラマン大全 の商品レビュー

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2016/12/07
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2002年刊。    第1期ウルトラシリーズ(ウルトラマン、セブン等)の陰に隠れがちだが、秀作揃いの「帰ってきたウルトラマン」の各話ダイジェスト、インタビュー等が満載。  旧軍をカリカチュアしつつ、複数の人間関係が織りなすドラマを重厚に描く「決戦 怪獣対マット」。  少年の心の闇をワンシーンで刻印する「ふるさと地球を去る」。  差別問題に容赦のない映像で切り込む「怪獣使いと少年」。  権力の象徴たるMATのアナーキーな暴走を嘲笑う「富士に立つ怪獣」。  子供のダメぶりと斜めからの抵抗を母親目線で描く怪作「地球頂きます」。  これらは確かに凄い。  が、これ以外にも、面白い作品が目白押しだ。  本作の脚本担当の一人である市川森一は、後に大河ドラマの「黄金の日々」「山河燃ゆ」の脚本を担当したこともある。つまり大人向けの作品も十分書ける人たちが、精魂込めて作り上げた作品と評価できるのだ。  市川は本書で言う。  「トータルでいえば『ウルトラセブン』のほうが…価値…は高い…けど、僕個人の評価でいうと…『帰ってきたウルトラマン』…のほうが、ドラマを書いたという気持ちは強い…。」  「監督が一流…。そういう意味も含めて『帰ってきたウルトラマン』はもう少し再認識されてもいい…。」と。  ここに本作品の真の価値を見出すことができるのではないか。  そして、本書はその魅力を余すところなく伝える書と言える。

Posted byブクログ