「少年A」14歳の肖像 の商品レビュー
作者が序章の最後で…
作者が序章の最後で述べているように、『現行の少年法では、わが子がなぜ殺されなければならなかったのか、遺族は知ることができない」。だからあえて作者は、この「なぜ」に懸命に迫ろうとしている。興味本位のルポルタージュではなく、「少年A」が「酒鬼薔薇聖斗」に変化していく過程を真剣に探り...
作者が序章の最後で述べているように、『現行の少年法では、わが子がなぜ殺されなければならなかったのか、遺族は知ることができない」。だからあえて作者は、この「なぜ」に懸命に迫ろうとしている。興味本位のルポルタージュではなく、「少年A」が「酒鬼薔薇聖斗」に変化していく過程を真剣に探り出していく。世間を震撼させた「際物」的視点ではなく、この神戸連続児童殺傷事件を、社会問題として捉える作者の冷静な眼差しがあります。
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引き続きレビューさせ…
引き続きレビューさせて頂く。池田晶子先生の”魂を考える”を読んでいたら、少年Aは古典的にこの世を時たま訪なうことのある鬼の系列ではないか、根本的に理解しようとしても無理だ、という記述があった。この本を読んで少年Aの気持ちが少し垣間見えた感があった僕は、再びこのことを考え出している...
引き続きレビューさせて頂く。池田晶子先生の”魂を考える”を読んでいたら、少年Aは古典的にこの世を時たま訪なうことのある鬼の系列ではないか、根本的に理解しようとしても無理だ、という記述があった。この本を読んで少年Aの気持ちが少し垣間見えた感があった僕は、再びこのことを考え出している。
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神戸児童連続殺傷事件…
神戸児童連続殺傷事件の主人公となった少年の姿を小説のごとく著しています。
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全国を震撼させた「酒…
全国を震撼させた「酒鬼薔薇聖斗」事件当時私は12歳でした。体が震えるくらい怖かったのを覚えています。以前、この本は読んでいたのですが、今年あの事件から10年ということで読み返してみました。この本はルポタージュになっています。遺族、少年Aの両親が書いた本とはちがく第三者の目線で...
全国を震撼させた「酒鬼薔薇聖斗」事件当時私は12歳でした。体が震えるくらい怖かったのを覚えています。以前、この本は読んでいたのですが、今年あの事件から10年ということで読み返してみました。この本はルポタージュになっています。遺族、少年Aの両親が書いた本とはちがく第三者の目線で書かれています。言葉で簡単に説明が出来ないくらい、心に重い1冊です。「どうして...」という事をしきりに思いました。彼の心の闇は深く、暗い。亡くなった2児童の
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読んだ。一気に読んだ…
読んだ。一気に読んだ。この事件は個人的に衝撃的だった。実家のすぐそばだ。生活圏の中で起きた事件。少年は人を殺すと死刑になる、と信じていて、でも押さえきれず人を殺した。つまり殺人とその後の自分の死刑、これがセットだった。それでも殺人を犯したその気持ち。極限にいたのだろう。息子を持つ...
読んだ。一気に読んだ。この事件は個人的に衝撃的だった。実家のすぐそばだ。生活圏の中で起きた事件。少年は人を殺すと死刑になる、と信じていて、でも押さえきれず人を殺した。つまり殺人とその後の自分の死刑、これがセットだった。それでも殺人を犯したその気持ち。極限にいたのだろう。息子を持つ身としても、重たい命題をつきつけられた気がしている。
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加害者、被害者の手記…
加害者、被害者の手記をそれぞれ読んだが、第三者という視点で書かれたこの本は、また違った内容だった。
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少年Aの生い立ちに興…
少年Aの生い立ちに興味があったので読んでみました。少年Aには2人の弟がいて母親の愛情はそちらに注がれ、少年Aは必要だった愛情を受け損ねたような気がしました。小さい子供さんをもつ方に読んでほしいです。
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少年の生い立ちが客観…
少年の生い立ちが客観的に書かれています。被害者・加害者の両親の手記も併せて読むと良いと思います。
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こういうドキュメンタリーは当たりハズレが大きいが、 これは事実を淡々と描いている印象。 周辺事実はいろいろと勉強になったが、 この少年の内面はやはりわからない。
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被害者の心情を考えると「この手の本は!!」ということになりますが…。 全てが正しいかはわかりませんが、少年Aの心情がよくわかりました。 少年法。 なかなか難しいですが、やはり少年であろうと障害者であろうと重大な犯罪を犯した場合は重罪に処すべきだと個人的には思います。
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