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「少年A」14歳の肖像 の商品レビュー

3.8

39件のお客様レビュー

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2014/02/16

色々思うこともあるし、少年Aを可哀想だとも思ってしまう。けど、最後宮部みゆきが言う 解らなくていい。ってしっくりきた。全てを知らずに語れる事じゃないし、知ったところで解らない。

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2013/07/30

震撼した事件だったが、この本を読む限り誰にでも少年のようになってしまう危うさがあるのではと感じた。思春期は怒涛の時代、とはいうけれど過ぎてしまえば忘れている事もある。その忘れていた何かを呼び起こされる部分もあっただけに後ろ暗い気分になった。公表されない裁判記録もあり本質はわからな...

震撼した事件だったが、この本を読む限り誰にでも少年のようになってしまう危うさがあるのではと感じた。思春期は怒涛の時代、とはいうけれど過ぎてしまえば忘れている事もある。その忘れていた何かを呼び起こされる部分もあっただけに後ろ暗い気分になった。公表されない裁判記録もあり本質はわからないが、たとえ公表されてもやはりわからないのかもしれない…

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2012/11/04

筆者が集めた情報、実際に足を運んでみた風景などを織り交ぜて、物語のように読める本。 当時は被害者の審判傍聴制度などもなく、今とは状況が異なっていた。 この事件が社会に与えた影響は、大きいと思う。 知っておく必要がある事件。分量的にも読みやすかった。

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2012/07/30

実際にあった神戸連続児童殺傷事件の少年のお話です。 どんな少年だったか、どのように犯行が行われていったのか等が書かれています。 少年の両親の育て方なども少し読むことが出来るかもしれません。 しかしこの本とて著者の想像で書かれている部分もあると思います。 私はこの事件を知っていたの...

実際にあった神戸連続児童殺傷事件の少年のお話です。 どんな少年だったか、どのように犯行が行われていったのか等が書かれています。 少年の両親の育て方なども少し読むことが出来るかもしれません。 しかしこの本とて著者の想像で書かれている部分もあると思います。 私はこの事件を知っていたので、この本をよんでみようかなと思いましたが 事件を知らない人(生まれてなかった人)にも是非知ってほしい事件だと思います。 少年犯罪が問題になってる今こそ読むのにいいかもしれませんね。

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2012/02/05

様々な資料を元に作成された本作は酒鬼薔薇の生い立ちが非常に分かりやすく書かれている。 本書から読み取れるのは、酒鬼薔薇が凶悪ということではなく、環境によっては誰にでも酒鬼薔薇になる可能性があるということ。 この本がキッカケでノンフィクションに興味を持つことが出来ました。

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2011/08/24

家庭、社会と少年心理について、ニュース等では知らなかった内容も出ていた。何が原因で、何が悪かったのか。正答はわからないが、読んで考えさせられる一冊であった。

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2011/07/28

神戸連続児童殺傷事件の殺人犯である少年Aの生育歴を読み解くノンフィクション。 事件を起こした少年の歴史を追っている。 どのような家庭で育ち、どのような考えを持っていたのか? これを追うには未だ公開されていない事件の重要な手がかりが不足しているのではなかろうか? 少年法によって殺...

神戸連続児童殺傷事件の殺人犯である少年Aの生育歴を読み解くノンフィクション。 事件を起こした少年の歴史を追っている。 どのような家庭で育ち、どのような考えを持っていたのか? これを追うには未だ公開されていない事件の重要な手がかりが不足しているのではなかろうか? 少年法によって殺人犯の名前も所在地も秘匿された事件。人権保護は大事だが、今後の犯罪抑止や教育方針の転換に必要な情報が埋もれていることが残念でならない。

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2011/06/15

  少年法改正のきっかけとなる事件。酒鬼薔薇聖斗事件。  平成が酒鬼薔薇聖斗ならば、昭和においては、永山事件。少年事件の、最たる判例といえば、このふたつの事件となるのだろう。それは裁く司法側にとってもそうらしい。  わが子が非行に突っ走った経験をもつ親ならば、この本を震える手で汗...

  少年法改正のきっかけとなる事件。酒鬼薔薇聖斗事件。  平成が酒鬼薔薇聖斗ならば、昭和においては、永山事件。少年事件の、最たる判例といえば、このふたつの事件となるのだろう。それは裁く司法側にとってもそうらしい。  わが子が非行に突っ走った経験をもつ親ならば、この本を震える手で汗ばむ指で頁をたぐることになるだろう。こうなってはならない、こうならないようにしなければ、とココロに誓いつつ、共依存の道へ加速していくのではないか。誰でも、こうなる危険がある、とはもちろんいえないのだけど、絶対こうなることはない、否定100%でいられないものがつきまとう。なんだろう。きっと、親としての自信のなさが、否定できないのかもしれないなあ。こわい本です。   

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2011/02/20

ブックオフにて百円で購入。遠い昔のように思える「酒鬼薔薇」事件の少年の内面に迫る。子育ての失敗がモンスターをうみだす。今の世に改めて突きつけてもよい作品だろう。

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2010/12/19

母親が悪いとは書いてはいないが、それを匂わす文章が多い。 少年Aの精神面は確かに母親の影響も大きかったと思うが、それ以上にもっと大きな何かがあった気がしてならない。 しかし少年Aを一番客観的に見た書籍はこの本だと思う。

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