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OUT(下) の商品レビュー

3.7

257件のお客様レビュー

  1. 5つ

    49

  2. 4つ

    97

  3. 3つ

    86

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    3

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2009/10/04

OUT 上巻を読んでおなか一杯になったから触れていなかった下巻です。 疲れることに変わりはないんだけど、下巻までくると話の展開が読めて、それが心地よくもある。 解説に階層社会のことを正面から取り上げた作品とか批評されてるけど、それって後付け以外のなにものでもないと思うんで...

OUT 上巻を読んでおなか一杯になったから触れていなかった下巻です。 疲れることに変わりはないんだけど、下巻までくると話の展開が読めて、それが心地よくもある。 解説に階層社会のことを正面から取り上げた作品とか批評されてるけど、それって後付け以外のなにものでもないと思うんですけど。 夢に出てきそうな悪夢。

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2009/10/04

舞台は武蔵村山市のとある弁当工場。そこに夜勤する4人の主婦の家庭はそれぞれ壊れてます。姑の介護とダメな娘の世話をする主婦、夫と息子と心が通じ合わない主婦、ブランド好きで借金まみれで夫に逃げられた主婦、二人で貯めてきた金をギャンブルで夫に全部使われてしまった主婦。 一人の主婦が夫...

舞台は武蔵村山市のとある弁当工場。そこに夜勤する4人の主婦の家庭はそれぞれ壊れてます。姑の介護とダメな娘の世話をする主婦、夫と息子と心が通じ合わない主婦、ブランド好きで借金まみれで夫に逃げられた主婦、二人で貯めてきた金をギャンブルで夫に全部使われてしまった主婦。 一人の主婦が夫を殺してしまい、他の三人はその夫をバラバラにして捨ててしまいますが、このバラバラ殺人事件から4人はさらに深みにはまっていきます。 物語は警察がバラバラ殺人の犯人を追い詰めるのではなく、バラバラ殺人の犯人と誤認されて全てを失った男が4人に復讐する方向にいきます。 個人的には警察が4人を追い詰めていく話の方がよかったかな。

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2009/10/07

読んでいて息苦しい。生々しい描写や、どろどろとした心理描写。心地よく読めないのに、先を読まずにはいられない。

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2009/10/04

田中美佐子主演のドラマを見たことがあって(しかも結構好きで)、それから8年後くらいに読み始めたもの。原作は心理描写が濃密で、心臓にキます。 のこぎりで切断する音は未だに覚えてるな。。映画版とかもあったけど最初のドラマ版が一番イメージと合いますね。役者とか。

Posted byブクログ

2009/10/04

結末は想定外だった。 雅子は罪から逃れられたのだろうか? それとも破綻が待っていたのだろうか? 一線を越えてしまうと、もう歯止めはきかなくなってしまう。 ありふれた日常の幸せを噛みしめたいなぁ〜って思った。

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2009/10/07

感想は2冊分まとめて。以前ドラマ化されていたけども、観てはない。こういう女のどろどろした部分を見るのは非常に苦手です。女のくせに。何物にも心を揺るがさない雅子の姿は凛々しいと言えるのかもしれないけど、あの孤独は堪らない。でも、最後のあの展開はちょっと…。結局分かり合っちゃうんだ?...

感想は2冊分まとめて。以前ドラマ化されていたけども、観てはない。こういう女のどろどろした部分を見るのは非常に苦手です。女のくせに。何物にも心を揺るがさない雅子の姿は凛々しいと言えるのかもしれないけど、あの孤独は堪らない。でも、最後のあの展開はちょっと…。結局分かり合っちゃうんだ?と少し物足りない感じ。

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2010/04/02

~内容(「BOOK」データベースより)~ 主婦ら四人の結束は、友情からだけではなく、負の力によるものだった。その結びつきは容易に解け、バランスを欠いていく。しかし動き出した歯車は止まることなく、ついに第二の死体解体を請け負うはめになる。彼女たちはこの現実にどう折り合いをつけるのか...

~内容(「BOOK」データベースより)~ 主婦ら四人の結束は、友情からだけではなく、負の力によるものだった。その結びつきは容易に解け、バランスを欠いていく。しかし動き出した歯車は止まることなく、ついに第二の死体解体を請け負うはめになる。彼女たちはこの現実にどう折り合いをつけるのか。大きな話題を呼んだクライム・ノベルの金字塔。’98年日本推理作家協会賞受賞。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ 身の回りにいそうな4人のパートおばちゃまたちの人生が、仲間が起こしてしまった殺人をきっかけに大きく動き出すというお話。著者の表現力が優れているだけに、死体の解体シーン等のいわゆるエグい場面が非常に生々しくて思わず目を背けたくなるが、それらの生々しさが4人のおばちゃまたちの心理描写に重みを持たせており、彼女たちそれぞれの個性が引き出されている。ラストが若干強引な上にとってつけたような印象で終わってしまうのが残念だが、一気に読んでしまう事間違いナシ。

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2009/10/04

しっかりしたお話。 文章も読みやすく、かつ、ドスンとくる感じで面白く読み終えました。 この人は、こういう作品かくのうまいですね。

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2009/10/07

主婦ら四人の結束は、友情からだけではなく、負の力によるものだった。その結びつきは容易に解け、バランスを欠いていく。しかし動き出した歯車は止まることなく、ついに第二の死体解体を請け負うはめになる。彼女たちはこの現実にどう折り合いをつけるのか。大きな話題を呼んだクライム・ノベルの金字...

主婦ら四人の結束は、友情からだけではなく、負の力によるものだった。その結びつきは容易に解け、バランスを欠いていく。しかし動き出した歯車は止まることなく、ついに第二の死体解体を請け負うはめになる。彼女たちはこの現実にどう折り合いをつけるのか。大きな話題を呼んだクライム・ノベルの金字塔。’98年日本推理作家協会賞受賞。

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2009/10/04

後半は少し意外な方向になる。途中の方はいい意味での裏切られ方で、最後はちょっと悪い意味での裏切られ方だったかな。。最後の方の主人公の心理は自分にはよくわからなかった。共感出来ないくらい壮絶。

Posted byブクログ