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毛布おばけと金曜日の階段 の商品レビュー

4.3

34件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

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  3. 3つ

    6

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2011/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

父と母を失った姉妹の、高校生の妹が主人公の物語。 両親を失ったショックから、金曜日には決まって「毛布おばけ」になってしまう姉と、その彼氏である男の子との三人の関わり合いを通して、少しずつ登場人物達の心が解きほぐされていく。 おれは好きな話でした。 ラノベだけあって、読み進めやすいお話で、すんなりと登場人物達に心を重ねられた。 「猫泥棒と木曜日のキッチン」に似ているように感じたんだけど、やっぱ関係あるのかなぁ。

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2011/05/31

タイトルからは想像できませんが、 優しくて切ないハートウォームな作品です   両親を事故でなくした主人公と姉、そして姉の彼氏が 独特の距離感で物語を紡いでいきます   短編3つという構成で 起伏に富んだ激しい物語ではありませんが それぞれが丁寧に作られたストーリーで 心に柔らかな...

タイトルからは想像できませんが、 優しくて切ないハートウォームな作品です   両親を事故でなくした主人公と姉、そして姉の彼氏が 独特の距離感で物語を紡いでいきます   短編3つという構成で 起伏に富んだ激しい物語ではありませんが それぞれが丁寧に作られたストーリーで 心に柔らかな温度をくれる良い作品だと思います  

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2011/04/12

最初読んだ時はまるで気にしてなかったけど、イラストがヤスダスズヒトさんなのか。まだ学生さんだったみたい。 少年少女の心を抉る文章。綺麗な指が頸動脈をしめつける。動かさずして脳震盪。

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2010/06/06

階段って以外と居心地いいんだなと思わされた一冊。 これを読んでから、階段でケータイとか使って座ってる事が増えたかも(変?) お姉ちゃんと未明と和人の微妙な関係がいい味出していると思う。

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2010/05/31

 橋本紡さんの本。まだライトノベルの頃の作品。ラノベ卒業した数少ない人です。なんだかんだいって、この人の作品って時間がたっても人気があるんだよね。図書館とかで手に入れるのに時間がかかった。半月より入手は簡単ではあったが。   『みちのながてをくりたたね』  この話はキャラ紹介め...

 橋本紡さんの本。まだライトノベルの頃の作品。ラノベ卒業した数少ない人です。なんだかんだいって、この人の作品って時間がたっても人気があるんだよね。図書館とかで手に入れるのに時間がかかった。半月より入手は簡単ではあったが。   『みちのながてをくりたたね』  この話はキャラ紹介めいたもの+お話。百合な主人公が好きな女の子に告白する話。結末をかかない橋本さんのところが発動。みごとにごまかす。  『花火の下、きみの微笑みを』  この作品の目線は和人氏から。主人公の姉(恋人)に対する思いとか、そんなことを、こっちがはずかしくなるようなおはなし。  『缶コーヒーの行方』  主人公が男の子(和人の友人)と付き合って、、、っていうはなし。主人公はどうも付き合っている子のこととうまくいかずにしていたりな話。終わりはすっきりとしたもの。作品全体を通してはおわっていないかんじ。未来がありますよー、といったかんじ。  まぁ、日常ストーリーですよ。金曜日にしか姉は「毛布おばけ」にならないので、作品としてはあんまり鍵がああだこうだ、とかそんなことはいっさいない。ただただ日常がつづく、みたいなかんじの話。  「流れ星が消えないうちに」のキャラは玄関で寝る、なんてヘンなクセがありましたが、この作品もそんなかんじのクセがついてきています。金曜日に姉が毛布おばけ、といったかんじ。「流れ星が――」のほうを読んだ方にはつうじるかもしれませんね。  話の感想としては、妙に日常でよくわからなかった、といっておこう。再度挑戦したいです。

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2010/04/30

橋本さん、初電撃文庫(あたしがよんだのが)こういう本を買いなれてないあたしにとって、少し表紙に抵抗があるけど勇気を出して買ってよかったです。今後は胸を張って電撃文庫ファンになります。うんうん。

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2009/11/26

橋本紡さんの本…ということで読んでみました。 父親が死んで母親は精神を病んで姉は金曜日に毛布おばけになるようになった。 静かなお話。お互いにちょっとずつ秘密やもどかしさを抱えてそれでも少しずつ進んでいく。 09'11'21

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2009/10/14

2009.10.11 橋本紡さんの本なので読んでみた。 父親を事故で亡くし、母親は心の病院へ。 大学生のしっかり者で美人の姉と、高校生で優柔不断な妹なんだけど、姉は週に一度金曜日になると毛布おばけとなって階段の踊り場にうずくまり、妹と、姉の彼氏で高校生の和人は、そこに食べ物をど...

2009.10.11 橋本紡さんの本なので読んでみた。 父親を事故で亡くし、母親は心の病院へ。 大学生のしっかり者で美人の姉と、高校生で優柔不断な妹なんだけど、姉は週に一度金曜日になると毛布おばけとなって階段の踊り場にうずくまり、妹と、姉の彼氏で高校生の和人は、そこに食べ物をどっさり用意して、ひたすら食べまくる。

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2009/10/04

階段の踊場で行われる金曜日の儀式。私には神秘的で、秘密めいて、初めて読んだときは胸が高鳴った。愛より未熟だけれど、恋よりもっと純粋な気持ちが描かれている気がする。でも私が一番好きなのは、恋愛要素のある部分ではなく、妹が姉を思う瞬間とか、友人が友人を諭す瞬間とか。そういう、なんでも...

階段の踊場で行われる金曜日の儀式。私には神秘的で、秘密めいて、初めて読んだときは胸が高鳴った。愛より未熟だけれど、恋よりもっと純粋な気持ちが描かれている気がする。でも私が一番好きなのは、恋愛要素のある部分ではなく、妹が姉を思う瞬間とか、友人が友人を諭す瞬間とか。そういう、なんでもない日常。

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2009/10/04

結構前に読んだ本ですが。 金曜日になると毛布お化けになってしまう姉と、同性の友達が気になる妹、姉の彼氏をめぐる短編集。 不思議な雰囲気の物語に引き込まれます。

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