風車祭 の商品レビュー
意地悪だけど憎めない、もちかしたらどこかに ありそうな世界の話です。 ただ、少し読んでて話が間延びしてる間がありますが、トータルでは読む価値有りです!!
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著者は1970年那覇市生まれ。平成6年日本ファンタジーノベル大賞受賞、1997年の本書は受賞後初の長篇とのこと。 沖縄を舞台に、1年間の祭りを章タイトルに繰り広げられる破天荒な物語。 数え97歳の長寿を祝う風車祭(カジマヤー)を生き甲斐に長生きしてきたオバァ、フジ。 性格の悪いフ...
著者は1970年那覇市生まれ。平成6年日本ファンタジーノベル大賞受賞、1997年の本書は受賞後初の長篇とのこと。 沖縄を舞台に、1年間の祭りを章タイトルに繰り広げられる破天荒な物語。 数え97歳の長寿を祝う風車祭(カジマヤー)を生き甲斐に長生きしてきたオバァ、フジ。 性格の悪いフジを筆頭に、その娘で80のトミが暮らす家に、孫で60のハツが離婚して転がり込んでくる。 近所の高校生・武志はトミと仲が良く、損をしがちのトミに同情している素直な男の子。 ある日、橋で美しい女性に出会って恋に落ちるが、彼女は247歳になっても島をさまよっている霊だった…婚礼に向かう途中に石にされ、島を津波が襲う予言を託されたのだったが。 霊と出会ったためにマブイを落としてしまった武志は、そのままではいつか死んでしまうが、マブイを拾って貰えば彼女の姿は見えなくなってしまうのだ。 マブイとは魂のような物、魂魄の魄のほうだそう。 武志に気がある睦子やその妹でピシャーマに懐いた郁子もマブイを落としてしまい、事態はいよいよ混乱。妖怪豚のギーギーがまたなんともいえない味があります。 常夏の島ののんびりしてるというか豪胆な暮らしぶり、天災の予言におののくユタ達をよそに、酒好きな人たちや強引なフジのひっかきまわしで大混乱のあげく、迎えた結末は…?! 読み応えがあります。
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六本足の豚に泣かされるなんて ありえない しかし、ありえんが故に池上永一。 沖縄を舞台に、一年通したお祭りとか、風俗とか、オバァとか よそもんが期待した通りのものを盛り込みつつ メチャクチャな世界が広がります。 結構な分厚さですが、読み終わるのが本当に惜しくなる一冊です。 沖縄に...
六本足の豚に泣かされるなんて ありえない しかし、ありえんが故に池上永一。 沖縄を舞台に、一年通したお祭りとか、風俗とか、オバァとか よそもんが期待した通りのものを盛り込みつつ メチャクチャな世界が広がります。 結構な分厚さですが、読み終わるのが本当に惜しくなる一冊です。 沖縄に遊びに行って、そこで出来た友達と過ごしているよーだ…。
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今日の島は朝から賑やかだ。 感想:http://tomtomcom.blog73.fc2.com/blog-entry-405.html
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この作品で作者のファンになりました。沖縄の本屋さんで見かけ、気になっていてようやく手に入れて読んだ記憶があります。沖縄の離島の香りが強烈です。ダイバー向けの水中シーンが出てくる訳ではないのですが、南の島の描写がすばらしい。ふじオバァ最高!仕事が忙しくて石垣島に行きたくても行けない...
この作品で作者のファンになりました。沖縄の本屋さんで見かけ、気になっていてようやく手に入れて読んだ記憶があります。沖縄の離島の香りが強烈です。ダイバー向けの水中シーンが出てくる訳ではないのですが、南の島の描写がすばらしい。ふじオバァ最高!仕事が忙しくて石垣島に行きたくても行けない時に読む緊急避難所。もちろん泡盛付き。
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マブイ(魂)として200年以上生き続ける少女と男子高校生の恋愛譚。 破天荒すぎる登場人物に少し疲れながらも、 さくさくと読んでしまった。 石垣島に行きたくなる本。 沖縄語(といっていいのか)の発音がわかるともっと楽しいんだろうな。
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「島を彷徨う少女の魂に恋した少年、九十七歳の生年祝い=風車祭を迎えようとするオバァ、六本足の豚の繰り広げる壮大なファンタジー。長生きに異常な執念を燃やす島のオバァ、フジは、97歳の生年祝い『風車祭】を無事に迎えようと、家族や島人を混乱の渦に巻き込む。一方、神事を怠り危機に瀕した島...
「島を彷徨う少女の魂に恋した少年、九十七歳の生年祝い=風車祭を迎えようとするオバァ、六本足の豚の繰り広げる壮大なファンタジー。長生きに異常な執念を燃やす島のオバァ、フジは、97歳の生年祝い『風車祭】を無事に迎えようと、家族や島人を混乱の渦に巻き込む。一方、神事を怠り危機に瀕した島の運命は?島の祭や呪術を背景に、オバァや巫女、六本足の妖怪豚が大活躍する、生命力とユーモア溢れる壮大な物語。98年度直木賞候補作」 【2005年、読了】感想→ 文句なしに面白い!キャラクターも、話のテンポも。ある意味、漫画を読んでいるかのようなノリがあります。いい意味で!早く読み進めたい…でも、読み終わりたくない!ずっと読んでいたい!そんな小説です。沖縄好きな人はぜひ☆風習とか方言とかも学べます。
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97歳を祝う風車祭(カジマヤー)を迎える老婆フジ。島で健やかに育つ好奇心旺盛な青年武志。魂(マブイ)だけで長年さ迷い続ける盲目の美女ピシャーマ。 沖縄土着の方言・信仰・自然が壮大に色鮮やかに描かれてます。 池上永一は設定やキャラクターがとても魅力的。っていうか単純にオモシロか...
97歳を祝う風車祭(カジマヤー)を迎える老婆フジ。島で健やかに育つ好奇心旺盛な青年武志。魂(マブイ)だけで長年さ迷い続ける盲目の美女ピシャーマ。 沖縄土着の方言・信仰・自然が壮大に色鮮やかに描かれてます。 池上永一は設定やキャラクターがとても魅力的。っていうか単純にオモシロかった!!
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文庫なのに分厚い。値段も1000円越え。 でも沖縄のいろいろな行事や文化が細かく書かれている。 様々なキャラの視点から書かれているので、感情移入しやすい。
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なんかね、憧れですよ。。島人、マブイの存在、石垣島、呪術、祭の数々とそのルーツ。憧れですよ。。自然(田舎)にいる若者とかにグッときちゃうんです、釣キチ三平とかね。あーうらやまし。。 それとギーギーが、ギーギーが、、(涙)心奪われました。
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