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ショコラ の商品レビュー

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19件のお客様レビュー

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近づきたいけど怖い。…

近づきたいけど怖い。けれどやはり近づきたい…現代から見ると少々滑稽な「禁忌」をチョコレートを媒介にして描いている。そういう印象を受けました。まさに人生の媚薬、という感じ。

文庫OFF

2024/02/09

あらすじ(KADOKAWAより)幸せのチョコレートを売る母娘の物語ーー美味しくて暖かな極上の寓話! フランスのある村に小さな娘を連れてやってきたヴィアンヌ。彼女は娘のために放浪生活に終止符を打ち、この村にチョコレートの店を開く。村人は彼女たちに魅せられるが、それを苦々しく思うルノ...

あらすじ(KADOKAWAより)幸せのチョコレートを売る母娘の物語ーー美味しくて暖かな極上の寓話! フランスのある村に小さな娘を連れてやってきたヴィアンヌ。彼女は娘のために放浪生活に終止符を打ち、この村にチョコレートの店を開く。村人は彼女たちに魅せられるが、それを苦々しく思うルノー司祭は……。(https://www.kadokawa.co.jp/product/200201000237/) 映画が好きすぎたので原作本を手に取った。 大枠としてはジョアン・ハリスの『ショコラ』なんだけど、細かな設定の足し引きが結構なされていてかなり脚色されてるなと思った。 映画の方がかなりマイルドだし、悪役とされるようなポール=マリー、ルノー神父にもどこか茶目っけがあり、(特にルノーには)救いがある。 そういう意味では原作の方が人間の醜さみたいなのが強めに出ており、闇が深いところもある。まあ現実的なのかもしれない。 ヴィアンヌが母から色濃く受け継いだ「魔女らしさ」も本の方が出ているかも。 チョコレートだけじゃなくて、ちょっとしたおまじないやタロットカードを使った占いまで登場するし、彼女の特別な力も繰り返し登場する。 映画にも共通するけど、このリアルとファンタジーの微妙な境界線のような世界観が好きです。 ヴィアンヌとルノー視点で進む話なので、ルノー視点の時は言い回しがくどすぎて読むのが面倒に感じることもあった(ごめん) あとは本はアルマンドの存在感が大きかったね。映画では登場人物の比重をアルマンドから多少ルーの方にも置いた感じかな。 なんとなく儚い幸せというよりもハッピーエンドが好きなので、どちらかというと映画の方が全体的に好みではあるものの、 もちろんこの本がなければあの映画は生まれなかったし、あの好みだった世界観の裏話を知れた感覚で良かった。

Posted byブクログ

2014/12/09

買おうと思っていたら注文できないと言うことで図書館で借りました。 こんなに幸福な気分になれたのは久しぶりでした。 作中に何度も登場し人々の体を温め心を落ち着けるホットチョコレートが羨ましい。

Posted byブクログ

2014/03/07

ジョニデが出たファンタジー映画の原作! ファンタジーの香り漂う文章の心地良さと、ワクワク感がありながら、人間模様やそれぞれの登場人物の心の内が細かく描かれているところが、素敵! 自分の人生も、考えさせられる一品!

Posted byブクログ

2012/11/28

ラ・プラリーヌの店内を表すかの様なチョコレイトと花の色や匂い。それらが小説の中一杯に満ち満ちている。絵本を読んでいるかの様な、色彩豊かな小説。 チョコレイト色のクラシック調の町並み。パステルカラーの夢見がちな子供たち。モノクロームの神父と病室。頽廃的なコントラストの母親との記憶と...

ラ・プラリーヌの店内を表すかの様なチョコレイトと花の色や匂い。それらが小説の中一杯に満ち満ちている。絵本を読んでいるかの様な、色彩豊かな小説。 チョコレイト色のクラシック調の町並み。パステルカラーの夢見がちな子供たち。モノクロームの神父と病室。頽廃的なコントラストの母親との記憶とタロットカード。 非科学的な超上現象が、ごく穏やかで自然な形に表現されてしっくりと馴染む。 柔らかでsweet&bitterなるコクのある味わいを齏して呉れる。 隅から隅まで飾り付けられ、様々な味付けを施された飽きの無い噺。 読みながら様々のチョコレイトを堪能している心地になる。 アルマンドの撰んだ最期、レノー神父の成れの果てと末路。ルーとの一夜とその時の御腹の子。 登場人物の生涯や変化の描写は、各々が滑稽で、何とも形容し難い満足感を与えて呉れる。 誘惑等ではなく、人の本質をゆっくりと解して呉れる、ヴィアンヌのチョコレイトの魅力。否、魔力。 黒い男はチョコレイトの魔除け効果に敗北し、ヴィアンヌの逃避行はランスクネの町を最後に終わるのだろうか。 終わって欲しいと私は願う。 根を張り巡らせる力を持たない彼女は、風に流されて彷徨い続けるのが宿命だとしても、 新たな生命を母胎に宿した彼女が、其の錘で留まる事を。 彼女の変化が、墓と成る地を定める事にあるのだと、無性に願いたくなった。

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2010/01/10

禁欲的な街で「チョコレートショップ」を開いた不思議のある女主人公と娘のアヌークが、村の人たちと仲良くなろうと頑張るお話。 題名にもあるように、とにかくチョコレートの描写がお洒落でおいしそうで、読んでいるとカラフルな銀紙に包まれたチョコレートが食べたくなり、温かいホットチョコレー...

禁欲的な街で「チョコレートショップ」を開いた不思議のある女主人公と娘のアヌークが、村の人たちと仲良くなろうと頑張るお話。 題名にもあるように、とにかくチョコレートの描写がお洒落でおいしそうで、読んでいるとカラフルな銀紙に包まれたチョコレートが食べたくなり、温かいホットチョコレートが飲みたくなる。 「こんなチョコレートショップが私の街にもあれば…!」と思わずにいられない。 主人公とアヌークが本当の自由を獲得するお話でもあるから、読んでいる間中、「自由」が何なのかという考がずっと頭のどこかに浮いている。

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2010/06/16

最後がちょっと……すきな終わり方ではなかったです まあ読むのに時間かけ過ぎて冷めたっていうのもあるんだけど…^^

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2009/10/04

最初は装丁に惹かれて手にとったのですが、読むと引き込まれました。 ファンタジー色が強いのかなと思いきやそんなこともなく、キャラクターで終わらない きちんと人間が生きている物語です。 どの人物にもどこかしら感情移入できるところがあり、自分の中もひとの中も見ることができると思います...

最初は装丁に惹かれて手にとったのですが、読むと引き込まれました。 ファンタジー色が強いのかなと思いきやそんなこともなく、キャラクターで終わらない きちんと人間が生きている物語です。 どの人物にもどこかしら感情移入できるところがあり、自分の中もひとの中も見ることができると思います。 魔法というよりお呪いのように感じました。それをチョコレートで行うところがとても素敵。 母親になってから読むのもアリかなーと思ったり。 この本は読むとおなかが減りますので要注意。ほどほどのおやつをおともに楽しむのもいいです。

Posted byブクログ

2009/10/07

好き。 チョコレートと魔法ってあれだよね。 どっちも溶けてく感じが似てるのかも。 読んでると無性にチョコレートが食べたくなるから要注意で。笑

Posted byブクログ

2009/10/04

とってもおいしくて幸せな気持ちになるお話。ジャケ買いしたら当たりでした。何年も前から大好きで友達にもオススメしたくなる本です。娘がかわいい。

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