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墜落遺体 の商品レビュー

4.2

110件のお客様レビュー

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2010/12/19

日本の、いや世界の記憶に残るであろう1985年に起こった日航機墜落事故の担当責任者である飯塚訓さんが書いた当時の記憶。日本における事故でも大規模であるだろう墜落事故の生々しさが書かれ、文字を通じてイメージすることがこれでもかとつらく心にのしかかる。読むだけでも心に重くずしりと迫っ...

日本の、いや世界の記憶に残るであろう1985年に起こった日航機墜落事故の担当責任者である飯塚訓さんが書いた当時の記憶。日本における事故でも大規模であるだろう墜落事故の生々しさが書かれ、文字を通じてイメージすることがこれでもかとつらく心にのしかかる。読むだけでも心に重くずしりと迫ってくるのに、現場にいた警察や医師、看護婦、そして何より遺族の気持ちは精神的な影響は計り知れない。戦争もそうだけれども、この墜落事故も多くの人に知ってもらうべき事故である。

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2010/12/04

中学生の頃に、日航機のドラマを観て興味を持ち、一番最初に手にした作品。 墜落の夏や沈まぬ太陽など、日航機がテーマの作品を読んだが、これは物語ではなく事実を記した書類って印象でした。どの本よりも生々しかった。

Posted byブクログ

2010/10/07

 ちょっと時間があったので先日購入したこの本を少し読もうと開いたが最後、ページをめくる手が止められなかった。  人体の腐敗臭というものを嗅いだ事があるだろうか?私は以前、嗅いだ経験がある。何とも形容し難いものであったとだけ言っておこう。  これは凄惨な検屍の記録だ。  事故でバラ...

 ちょっと時間があったので先日購入したこの本を少し読もうと開いたが最後、ページをめくる手が止められなかった。  人体の腐敗臭というものを嗅いだ事があるだろうか?私は以前、嗅いだ経験がある。何とも形容し難いものであったとだけ言っておこう。  これは凄惨な検屍の記録だ。  事故でバラバラになった人体の一つ一つを徹底的に調べ上げ、身元を突き止め、できるかぎり清め、待ちわびる遺族の元へ還す。冷静な観察眼で遺体と対面し続ける警察官・医師・歯科医師・看護師たちの壮絶な様が非常にリアルに迫ってくる。  生と死と愛と悲嘆が渦巻いた、御巣鷹の夏の忘れ得ぬ記録。

Posted byブクログ

2010/09/29

旦那所有。 一気になんてとてもじゃないけど読めたもんじゃない。それだけ凄惨で残酷な現場が語られていたから。 あの日からもう25年。当時テレビで見た墜落現場は今でも忘れることはない。 当時、著者を含む遺体確認作業に携わった医師、看護師、警官の方々の肉体的、精神的疲弊は相当のもの...

旦那所有。 一気になんてとてもじゃないけど読めたもんじゃない。それだけ凄惨で残酷な現場が語られていたから。 あの日からもう25年。当時テレビで見た墜落現場は今でも忘れることはない。 当時、著者を含む遺体確認作業に携わった医師、看護師、警官の方々の肉体的、精神的疲弊は相当のものだっただろう。 それがひしひしと伝わってくるドキュメンタリー本。風化させてはいけない事故の、テレビ等では語られなかった現場状況が記録されている。

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2010/08/29

ずいぶん前に買った本ですが、衝撃は今でも忘れられません。航空機の墜落がもたらす悲劇。しかし、それでも少しでも家族へ完全な遺体を返そうとする現場の方々の働き……

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2010/08/19

御巣鷹山の尾根に墜落した日航機123便。 犠牲となった乗客の身元確認班長を任された警察官が著者。 高校の時に読んで、再度読み直しました。 航空機事故の凄惨な状況が記録されています。 取り違えが許されない中で、運び込まれる激しく損傷した遺体。 遺体受け入れ所となった体育館は地獄...

御巣鷹山の尾根に墜落した日航機123便。 犠牲となった乗客の身元確認班長を任された警察官が著者。 高校の時に読んで、再度読み直しました。 航空機事故の凄惨な状況が記録されています。 取り違えが許されない中で、運び込まれる激しく損傷した遺体。 遺体受け入れ所となった体育館は地獄絵図。 その中で、警察官や医師とのやり取りや、 遺族との会話で、何度も涙してしまいました。 泣きながら読んだと言っても過言ではないドキュメンタリー。

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2010/08/17

事件や事故が起こったとき、その周りには多くの関わった人たちがいる。普段その人たちのことは殆ど表に出ることなく消え去っていく。どういうことが起こりどのように終わったのか、その意味でこれはとても貴重なドキュメンタリーだと思う。

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2010/10/01

日航機墜落によって亡くなった520名の遺体の身元確認に全力を尽くした人達の話。 身元確認に携わった人達を本当に心の底から尊敬したい。 彼らは極限状態の中、遺体を遺族の所へ一刻も早く帰してやろうという想いで戦ったのだ。 そこには、遺体が単なる物では無いという日本人の死生観が背景...

日航機墜落によって亡くなった520名の遺体の身元確認に全力を尽くした人達の話。 身元確認に携わった人達を本当に心の底から尊敬したい。 彼らは極限状態の中、遺体を遺族の所へ一刻も早く帰してやろうという想いで戦ったのだ。 そこには、遺体が単なる物では無いという日本人の死生観が背景にある。 この本を読んで、改めてこの死生観が慈愛に溢れた素晴らしいものであると思えた。

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2010/07/17

凄惨な御巣鷹山の状況が詳細に書かれているが、それでも、どうしても想像を出来ないほど、現場は地獄だったのだなということを推し量るしか自分にはできない・・・。

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2010/07/07

日航機123便の事故の遺体確認の責任者のドキュメンタリです。 完全遺体や部分遺体など読む者の心をつかむ記述にあふれており、 改めて遺族を含めた関係者の心中を察し致します。

Posted byブクログ