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わたしの流儀 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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著者の小説とはまた違…

著者の小説とはまた違った味わいがあったエッセイ。日常の生活や旅の話、小説の誕生秘話などが書かれている。

文庫OFF

歴史小説家らしいエッ…

歴史小説家らしいエッセイです。最近とみに見られなくなった雷親父の説教を聞きたいなら、是非読んで欲しい一冊です。物の見方・考え方も参考になります。

文庫OFF

2022/09/04

堅物の頑固親爺の風貌から、その筋の人(刑事が一番多く、大工の棟梁、配管工、八百屋の亭主など)とよく勘違いされた吉村昭(1927-2006)氏が、小説書きとして歳を重ねた想い、取材先の思い出、酒肴の愉しみ、人との出会いなど、作家冥利に尽きる体験やユーモアに富んだ日々の暮らしの風景を...

堅物の頑固親爺の風貌から、その筋の人(刑事が一番多く、大工の棟梁、配管工、八百屋の亭主など)とよく勘違いされた吉村昭(1927-2006)氏が、小説書きとして歳を重ねた想い、取材先の思い出、酒肴の愉しみ、人との出会いなど、作家冥利に尽きる体験やユーモアに富んだ日々の暮らしの風景を語り紡いだ115編の随筆集。 「・・・世に名作と呼ばれる作品に少しの感動を覚えぬ場合、自分の鑑賞眼が低いとなどとは決して思わぬことだ。 私の胸の琴線に触れてこない、自分とは相容れぬものと考えるべきである・・・」

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2020/10/08

旅に出て、人と出会い、酒肴を愉しみ、言葉を選び、小説を書き、歳を重ねる……。自らの流儀を守り、穏やかで豊かな生活から産まれる傑作の数々。その精密な取材と静謐な筆致は、読む者を虜にし深い感動を呼び起こす。作家冥利に尽きる体験、日常の小さな発見、ユーモアに富んだ日々の暮し、そしてあの...

旅に出て、人と出会い、酒肴を愉しみ、言葉を選び、小説を書き、歳を重ねる……。自らの流儀を守り、穏やかで豊かな生活から産まれる傑作の数々。その精密な取材と静謐な筆致は、読む者を虜にし深い感動を呼び起こす。作家冥利に尽きる体験、日常の小さな発見、ユーモアに富んだ日々の暮し、そしてあの小説の執筆秘話を綴る。作家・吉村昭の文章を紡ぐさまをかいま見る芳醇な随筆集。(アマゾン紹介文) 『羆嵐』や『戦艦武蔵』、『隧道高熱』など、一時期立て続けに読んでいた吉村さんの随筆集。 作風と同じく派手さはないが、確かな気概と意外なユーモラスもあり、面白い。読み進めるのが少しもったいなく感じた。

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2016/12/20

エッセイ集。温厚な人柄がにじみ出ており、観察眼が鋭い。ユーモラスな話あり、胸にグッとくる話もあり、私にとっては非常に面白く一気読みした。著者のように歳を重ねたいものだと思う。

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2013/07/05

絵は本来題をつけるべきものではないものかもしれない わたしの仕事は机にむかうことで、考えてみると妙な職業である 私は長崎にそれらの貴重な物が数多く残っている理由を知り、安堵した

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2013/01/04

作家冥利に尽きる体験、日常の小さな発見、ユーモアに富んだ 日々の暮し、そしてあの小説の執筆秘話を綴る。作家・吉村昭の文章を紡ぐさまをかいま見る芳醇な随筆集。 高名な作家である吉村昭であるが、案外とその著書を読んだ事が無い。(「ポーツマスの旗」を苦心して読んだだけである。) ...

作家冥利に尽きる体験、日常の小さな発見、ユーモアに富んだ 日々の暮し、そしてあの小説の執筆秘話を綴る。作家・吉村昭の文章を紡ぐさまをかいま見る芳醇な随筆集。 高名な作家である吉村昭であるが、案外とその著書を読んだ事が無い。(「ポーツマスの旗」を苦心して読んだだけである。) 本書は随筆集であるが、緻密な小説とは違い、著者の人柄が偲ばれ面白い。 個人的に気に入ったのは「毛がに」というお話。 北海道の医師の話が出てくる。その医師は、類のないほどの読書家で、毎月かなりの量の書物を買い、それを一つの建物の中に並べ、町の人にも公開している。かれの夢は、その書籍を建物とともに町に寄附することだというこのお話、色々と感じるものがあった。

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2011/08/27

誰も知らぬなら思う通りに書けばよい ただ書くことに力を尽すだけでよい 名作に感動しないときは、自分の個性とは相いれぬものとかんがえる。生まれつきの個性だからしかたない 出前の皿は洗って返す しつけ 電車内のサンドイッチも そばの食べ方 長崎、皿うどん、福寿 吉祥寺、寿司、富寿司 ...

誰も知らぬなら思う通りに書けばよい ただ書くことに力を尽すだけでよい 名作に感動しないときは、自分の個性とは相いれぬものとかんがえる。生まれつきの個性だからしかたない 出前の皿は洗って返す しつけ 電車内のサンドイッチも そばの食べ方 長崎、皿うどん、福寿 吉祥寺、寿司、富寿司 札幌、バー、やまざき 宇和島市、鯛めし、丸水がんすい 南アフリカ外交官、あくまでも毅然と振る舞い、厳重に抗議する ★星野道夫、自分の判断に揺るぎない確信を抱いている人間の姿 育児につとめる妻に感謝し、ゆとりを持って育児に専念できる環境を生み出すように努めるべき …この本に出会えてヨカッた 吉村昭、よい

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2010/01/09

取材に編集者を連れていくと、その編集者の分はもちろん自分の旅費も出版社負担になるからそれはできない、とか、本当に人格者だと思う・・・

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