サカナの天 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この年代の作家さんはどうも宇宙戦艦ヤマトの影響か、萩尾望都の漫画からか、SFに興味がある人多いらしい。 それはともかく、コバルト文庫の有名なライトノベルシリーズで知られる著者の、その人気作以前に出された短編の改編作。異人の星に不時着した男と、その異星人の女とのラブストーリーで、この著者はたしか、集英社のアンソロジーでも後年、この設定でハッピーエンドの話を書く。 本作は、父親の事故死の真相解明のために宇宙飛行士になった青年が、異星に不時着して未知の生命体の娘と交流する話。 人魚姫をベースにしているのでなんとなく結末は察せられたのだが、あまりに急展開だったのでびっくり。後半になるにつれてサスペンス風になっていって、背筋が寒くなる。 ラノベらしい単調な文体だが、まれに哲学的な示唆なども含まれているので、まあ及第点。でもニ度読みはしたくないので星ひとつ減らした。 今から考えると、イラストの絵柄も設定も、かなり古くさいといった印象が否めない。宇宙への憧れって、確かに思春期は高かったのかも。
Posted by
SFファンタジーかな。 水の惑星に父親の死の原因を探りに行った男の子と、その惑星に住む人魚の女の子の純愛ストーリーです。 ・・・が、ラストの予想外の展開に涙しました。
Posted by
10年以上前に中学生のころに読んだので細かい記憶が曖昧ですが、 コバルトして女子だけが読むには勿体無いくらいちゃんとSFだった気がします。水の惑星オーナの設定は惑星ソラリスに似てますが、それを下地にした異星人の人魚姫との恋愛ものという感じです。 ラストが切ないです。
Posted by
そこそこでしたね。SFファンタジーといったところかな??? 父親をオーナという星で亡くしたカイが周囲の反対を押し切って宇宙に飛び出し、オーナでアーレリアという人魚と出会うお話です。しかし、あの終わり方はどうなのか???
Posted by
主人公や人魚の女の子のキャラクターには好感が持てた。文章の感じも好きだったけど…。 最後があっけなかったり、結局あの星の在り様は何だったの? という疑問が残った。
Posted by
何処か他所の星の人魚の女の子のお話。今はもうこの方マリ見てで人気出てしまったけど、私はマリ見ては4冊買って2冊で挫折した。 この話は凄いファンタジー色強いけど、確か純愛だった気がする……。記憶がないものを載せるなって感じやね;
Posted by
- 1