怪の標本 の商品レビュー
ホラー小説集。あまり…
ホラー小説集。あまり気持ち悪くは無く、幻想小説風なのが良いです。
文庫OFF
怪異は人の口から紡がれ、やがて人の心にその存在を植え付ける。そしてそれは再び語られていく。 嘘とも誠ともつかぬ奇妙な話が数話収録されていた。今まで読んだ中では恐怖度は低め。「四十九日」はこの作者にしては珍しくいい話だなぁと思っていたがところがどっこい。最初からそのつもりだったのか...
怪異は人の口から紡がれ、やがて人の心にその存在を植え付ける。そしてそれは再び語られていく。 嘘とも誠ともつかぬ奇妙な話が数話収録されていた。今まで読んだ中では恐怖度は低め。「四十九日」はこの作者にしては珍しくいい話だなぁと思っていたがところがどっこい。最初からそのつもりだったのか、それとも……。「訪問者」は昔のネットで怪異を楽しむ世代だとしっくりきそう。洒落怖とか読み漁っててこういう展開になったら絶望します。読むにつれてなんとなく薄くオチが分かった時点で、もうこっちにこないでくださいと思ったのは内緒。
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怪異から産み落とされた言葉は文字になり本になり、読んだ人々の心の中に植え付けられていく。やがて本は再び言葉になり口から口へ伝えられていく。(中略)ここに記したささやかな怪異たちが、たとえ姿形を変えても生き続けることを願ってやまない。(『怪の標本』)処女作『幻日』で怪談文学の新しい書き手として注目を集めた著者がおくる、待望の書き下ろし作品集。(アマゾン紹介文) なんだかちぐはぐ。 表題作はいわゆる実話系の小話。また、最終話もその体を取っている。 そのほか三つの短編はじっとりとしたホラー小説。 実話系があまり得意ではないため、わけて発行してほしかった。
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シャワーを浴びている時に聞こえる読経の声、「悪魔」としか言いようのない存在が棲み付いた旧家、呪われた中古車……著者自身やその知人が実際に体験、遭遇した怪異譚を集めた表題作他4編を収録。 それらの作品は皆、一見乾いた文体のようで、それでいて何故か湿り気を感じさせる。ホラー小説という...
シャワーを浴びている時に聞こえる読経の声、「悪魔」としか言いようのない存在が棲み付いた旧家、呪われた中古車……著者自身やその知人が実際に体験、遭遇した怪異譚を集めた表題作他4編を収録。 それらの作品は皆、一見乾いた文体のようで、それでいて何故か湿り気を感じさせる。ホラー小説というよりも、怪談という呼称の方がしっくりくるようにも思える。
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ホラー小説、というよりもまさしく怪談。地味だけど、じわじわっと来る。特に表題作の、脈絡もなくずらずらと並べられている(ようにみえる)個々の「怪談」自体は、どれもが「なんとなく、どこかで聞いたような話」だったりするのだけれど、実はそれが一番怖かったり。実話恐怖ものに近いテイストなの...
ホラー小説、というよりもまさしく怪談。地味だけど、じわじわっと来る。特に表題作の、脈絡もなくずらずらと並べられている(ようにみえる)個々の「怪談」自体は、どれもが「なんとなく、どこかで聞いたような話」だったりするのだけれど、実はそれが一番怖かったり。実話恐怖ものに近いテイストなので、私はこういうの苦手かも。 あとは「四十九日」。このラストにはぞくっと来た。案外予想外だったし。
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この本は、確か古本屋さんで、安く買った本ですな。 いや…たしか、アレは高校生の頃、仲良くさしてもらってた古本屋のおばちゃんが、タダでくれたんだったかな。 いっぱい本が在るから、少し忘れるけど… 結構、コレが怖いの。 読む場合、一人でパソコンをつけながら見てください。 明かりはパ...
この本は、確か古本屋さんで、安く買った本ですな。 いや…たしか、アレは高校生の頃、仲良くさしてもらってた古本屋のおばちゃんが、タダでくれたんだったかな。 いっぱい本が在るから、少し忘れるけど… 結構、コレが怖いの。 読む場合、一人でパソコンをつけながら見てください。 明かりはパソコンのモニターの明かりで見てください。 怖さが倍増します。
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なんだか怪しい話し5編。 なんか中途半端な感じであまり怖くなかったけど、最後の話はネットをやってる身としてはちょっとゾッとしましたね。
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