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鳩の栖 の商品レビュー

4.1

105件のお客様レビュー

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長野まゆみの「少年」…

長野まゆみの「少年」的な愛情が込められています。少年期特有の苦悩が静謐な描写で書かれています。後の作品である、『紺極まる』の助走作でもあります。

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長野まゆみ先生の独特…

長野まゆみ先生の独特の雰囲気が楽しめる短編集。どの作品も懐かしさ・暖かさの残るお話です。

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5編収録の短編集。ど…

5編収録の短編集。どこか懐かしい感じがする雰囲気がたまりません。

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透明感があって優しく…

透明感があって優しくて懐かしいさが漂う、どれも中学生の少年が主人公の短編集。この作者の作品は初めて読みましたが、情景描写が繊細で、風景や色彩、音も簡単に脳裏に浮かべることができました。心が穏やかになる本だと思います☆私は紺碧と、その続きの紺一点が特にいいなぁと思いました。

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5編収録の短編集。ど…

5編収録の短編集。どこか懐かしい感じがする雰囲気がたまりません。

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少年達の切なさを直接…

少年達の切なさを直接感じることのできる作品ばかりです。

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珍しく短編集実の肉親…

珍しく短編集実の肉親と一瞬だけ会う話がとても印象的でした。

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2022/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2021/03/28 読了。 感想は某所のブログで書いたものの再掲です! ・長野まゆみ著『鳩の栖』を昨日読み終わりました。電車乗るときにちまちま読み進めてたので、そこそこの時間をかけて…… 中学生の少年が主人公の短編オムニバス。長野まゆみ…… 嫁を亡くした義兄と嫁の弟の関係が好きすぎるだろ。『レモンタルト』なんか一冊丸々そうだったし、『鳩の栖』では『紺碧』『紺一点(紺碧の続編)』に出てきた。 ・長野まゆみ、作中で少年(青年)が同性の人物に心惹かれることが多いのだけど、その感情が恋であるかというのは明言されないことも多い。私はそういう感情の曖昧さも大変好みでして…… 『紺碧』『紺一点』で感情の明言がされていなかったんですが、主人公(浦里亨とおる)と仲の良い、楽天家で活発な真木くんの存在がかなり良い。 ・亨くんは姉夫婦と同居していたのだが、姉が亡くなって以来義兄と二人暮らしをしている。姉を亡くしてから近くに住む叔父が自分を引き取ると言っているが、叔父の家には苦手な叔母と従兄弟がいるため、亨くんはまだ決めかねている様子。亨くんの義兄である来島さんは亨くんの学校で教師をしており、ちいさな田舎町で若くして配偶者を亡くした彼は再婚の手立てをいろいろな方からされるのだが、なんやかんや断り続けている。そんな来島さんに亨くんがほのかな好意を寄せていることに真木くんは気づいている。 ・なんやかんやあり、来島さんは別の学校へ転任することになってしまう。新しい家は今の住居より狭く、亨くんはやむなく叔父の家に行くことにする様子。そんな事情を知った真木くんは、もう兄さんに迷惑はかけられないから、と煮え切らない亨くんに義兄についていくことをけしかける。 「浦里は、自分の気持ちをごまかすのかい、」 「おれは、浦里のことが好きだからわかるんだよ。来島と離れることなんて、できやしないのさ。それだけは、自分のことみたいに、はっきりわかるんだ。」 ・ま、真木~~~~~!!! ・真木!おまえってやつは! おまえというやつは! ・真木~~~!! ・真木くんと亨くんは頭のいい男子校に一緒に進学するのだ。真木、おまえというやつは。 ・しかも、真木くんは亨くんのごはんを食べながら「浦里、おまえ旦那をもらうなら無口な奴といっしょになっちゃ不可いけないぜ。すぐケンカになる。陽気で口上手の旦那にしろよ」とか言ってしまう。 ・真木よ、どっちなんだい。おまえは亨くんとどうなりたい。おい。となり、長野まゆみに感謝をした。 ・ハア……ハア…… 長野まゆみを読むと、文体のうつくしさ、物語のはかなさに反して感情がめちゃめちゃになってしまう。レモンタルト、読み直したいな。 ・前述どおり、レモンタルトも義兄と弟の話なんだが、こちらは完全に恋の話になる。「もう、ずっと前から義兄あにのことが好きだった」という帯、作中にも出てくる一節なのだが、この文が出てくる瞬間が本当に良い。長野まゆみよ、ありがとう。 ・長野まゆみの少年・青年愛が本当に好きなんだよな。私のオススメは青年愛では『レモンタルト』、少年同士のラブでは『ぼくはこうして大人になる』です。これらでneeの趣味がわかる。

Posted byブクログ

2021/11/30

長野まゆみが描く少年像はどれも儚く理想然としていて涼しげ。 単純に憧れるし、美しいと思う。 表題作と『紺碧』『紺一点』が好きです。

Posted byブクログ

2021/05/06

懐かしさを感じながらも、情景が浮かぶような温かさもあり、そんな中で登場人物の気持ちが自然と伝わってくるような短編集でした。 ヨーグルト食べたくなった

Posted byブクログ