南仏プロヴァンスの12か月 の商品レビュー
イギリス人の著者は、アメリカとイギリスを往復する忙しい毎日を過ごしていたが、あるとき、旅行で訪れた南仏に魅せられ、移住した。この著者におきた12ヶ月をとてもきれいな文章で書き纏められたエッセイです。
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旅行記、紀行文ってジャンルに興味を感じたことはなかった。 だって旅それ自体に関心がないんだもん。 でも、今回この本を「とりあえず全然期待せずに」読んだら、非常に面白かった。 プロヴァンスというところに急に詳しくなってしまったような気さえしてくる。 愛着さえ覚えてしまう。 この作家...
旅行記、紀行文ってジャンルに興味を感じたことはなかった。 だって旅それ自体に関心がないんだもん。 でも、今回この本を「とりあえず全然期待せずに」読んだら、非常に面白かった。 プロヴァンスというところに急に詳しくなってしまったような気さえしてくる。 愛着さえ覚えてしまう。 この作家の腕は大したものだ。 ただ、彼がこの作品を世界的な大ベストセラーにしたおかげで、 この地方はきっと旅行客で、(しかも彼が嫌いそうな旅行客)大賑わいになり、地域の色自体も少々変わってしまったのではなかろうか。 また、彼の文章の中に自分の子供のことが一切登場しなかったのはちょっと不自然。 さらに個人的に文句を言うと、食べることに命を掛ける、なんてやっぱりあんまり度が過ぎるとダメだよねぇ。 享楽を追い過ぎるのはねぇ・・・・うらやましいけどさ、糖尿とか高血圧とか、よくないこともかなり多いと思うんだよね。 これを人間らしいというのは、どうなんだろうね。 ちょっと罪っぽいかもww
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世界中のプロヴァンスブーム火付け役となった本。広告業界を経てロンドンで作家となったピーター・メイル。何度か訪れていたプロヴァンスがすっかり気に入り、夫婦で移住することに。古い農家を購入し、改築。工事にやってくる職人、近隣の農夫、村の人たちとつきあいながら、プロヴァンスに溶け込ん...
世界中のプロヴァンスブーム火付け役となった本。広告業界を経てロンドンで作家となったピーター・メイル。何度か訪れていたプロヴァンスがすっかり気に入り、夫婦で移住することに。古い農家を購入し、改築。工事にやってくる職人、近隣の農夫、村の人たちとつきあいながら、プロヴァンスに溶け込んでいく様子が、1月から12月までの月ごとに描かれています。オリーブが繁り、ラベンダーが香る豊かな自然。おいしそうな料理とワイン。日々の生活を最大限に愉しんでいる人たちの姿は、まさに人生の楽園そのもの。ブームになったのにも納得。
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プロヴァンスに移り住んでからの日常が12ヶ月にわけて書かれていて読みやすく楽しかったです。この本を読んで南仏に行きたいと思いました。
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プロヴァンス美味草子!イギリス人の皮肉とフランス人のエスプリの区別がサパーリなので作者実はフランス人じゃねーのっておもったり、します
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友人からもらった想い出の一冊。豊かに生きるってこういうことなのかな。。と思ったり。 東京に居ては味わうことの難しい、太陽の日差しと草木の香りが漂ってくる。
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すごく有名な本(らしい)で,プロヴァンスに関する文章に何度も出てきてたのを,やっと読みました. 思っていたよりもずっと地に足がついた,生活感あふれる内容.それがとても面白かった.フランスの,プロヴァンスの文化・習性に苦労しつつも,全体的にはその生活を満喫しているのがすごくよく分か...
すごく有名な本(らしい)で,プロヴァンスに関する文章に何度も出てきてたのを,やっと読みました. 思っていたよりもずっと地に足がついた,生活感あふれる内容.それがとても面白かった.フランスの,プロヴァンスの文化・習性に苦労しつつも,全体的にはその生活を満喫しているのがすごくよく分かって,いいなーと素直に思えます.これは確かに人気が出るのが分かるな,という本でした.
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どうせ「南仏ってこんなに素晴らしくって、都会の人間の忘れていた心はここにあるんですよ」っていうお洒落エッセイかと思っていたらなかなかにシビアで面白い。 イギリスとフランスの文化の違い、プロヴァンスとパリの文化の違いを筆者が客観的に見つめているのがいい。 プロヴァンスに越したとたん...
どうせ「南仏ってこんなに素晴らしくって、都会の人間の忘れていた心はここにあるんですよ」っていうお洒落エッセイかと思っていたらなかなかにシビアで面白い。 イギリスとフランスの文化の違い、プロヴァンスとパリの文化の違いを筆者が客観的に見つめているのがいい。 プロヴァンスに越したとたんに、長年連絡を絶っていた自称「友人」が増え、筆者の家にヴァカンスで来ようとするくだりは洒脱で愉快。
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この本のお陰でプロヴァンスに移住する人が激増したと言われるほどの、世界的ベストセラー。 読んでいるだけでお腹一杯になる多彩な食事、素朴な人々との交流、厳しいミストラル、観光客に圧倒される夏、葡萄酒作り、季節より短い時間の単位をもたない、ゆるやかな時の流れが、ユーモア溢れる、しか...
この本のお陰でプロヴァンスに移住する人が激増したと言われるほどの、世界的ベストセラー。 読んでいるだけでお腹一杯になる多彩な食事、素朴な人々との交流、厳しいミストラル、観光客に圧倒される夏、葡萄酒作り、季節より短い時間の単位をもたない、ゆるやかな時の流れが、ユーモア溢れる、しかし、それでいて誠実な筆致で描かれる。殿堂入りの傑作。
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田舎暮らしにあこがれるきっかけとなった一冊。 13年前?くらいに読んでから何度も読み返しました。 時間がゆったりと流れ、「幸せとはなにか」を自分の中で理解する事が出来た作品。 読めば読むほど、味が出る(笑)そんな一冊でした。
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