燃え続けた20世紀(1) の商品レビュー
冷戦終結のはるか以前の’72に出版。ドイツの侵略志向がヨーロッパを覆う大戦を引き起こしたとの俗見のつぎに「他の大国も同じくらい侵略的だった」と付け加えるなど古さを感じさせない。 20世紀の世界史を英国の元大国の高所の視点から総括していく。フランス革命など市民権テーマで解し...
冷戦終結のはるか以前の’72に出版。ドイツの侵略志向がヨーロッパを覆う大戦を引き起こしたとの俗見のつぎに「他の大国も同じくらい侵略的だった」と付け加えるなど古さを感じさせない。 20世紀の世界史を英国の元大国の高所の視点から総括していく。フランス革命など市民権テーマで解しやすい近代史に対し、総括しにくい現代史は書きにくい。40年間(あまり)揺らがない見識は貴重。 サラエボ事件:落第した学生が実行員。 世界大戦のはじまり:ドイツからメキシコへの暗号を連合国が傍受。 チャーチルとロイドジョージ。 大英帝国の終焉、戦後の混乱。 スターリンの地下活動。 トロツキー暗殺、スターリンの言及「やつは実際には罪を犯していないかもしれないが、そのチャンスは持っている」。 スペイン内戦:第二次世界大戦の予行演習(独ソ戦)。 ヒトラーの台頭で3部作の第一部は終わるがオーストリア併合のため首相暗殺までした無茶が他国に許容された不思議さはWW2に繋がる。腰巻で田中秀征氏は、折に触れてなんども再読していると言う。
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