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国家の解剖学 の商品レビュー

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2010/09/16

慶應の先生がずらっと並ぶ布陣となっており、政治学をもう一度振り返られるよう、5人の著者が基礎的な内容というよりも、少し一歩踏み込んだ内容を書いている。 特に萩原 能久による政治概念の歴史について書かれた章や、向山 恭一 による民主主義について書かれた章は、誰にでも読める上に、思想...

慶應の先生がずらっと並ぶ布陣となっており、政治学をもう一度振り返られるよう、5人の著者が基礎的な内容というよりも、少し一歩踏み込んだ内容を書いている。 特に萩原 能久による政治概念の歴史について書かれた章や、向山 恭一 による民主主義について書かれた章は、誰にでも読める上に、思想家たちの深い考察の一端に触れられて、非常に情報のまとめに便利である。その一方で、科学を工学と理学と分けて云々という根岸 毅のよく解らない自己流の理論が説明された章や、田中宏による経済学的分析のところは、あまり親切とはいえないように思える。そして河野 武司による民主主義の章は、薄すぎる。 政治学を振り返るには、バランスはよいとは言えないように思う。

Posted byブクログ