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深い河 の商品レビュー

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41件のお客様レビュー

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ぜひ一読ください

キリスト教色の強さから著者の作品を敬遠している人でも、これは読んで欲しいかも。説教じみた言葉や説話ではなく、誰の心にもある「愛」と「神」の存在を、あらためて感じさせてくれる……そんな一冊です。

yama

2024/06/19

あの本読みました?で紹介されていた本。1993年発行。30年前に出された本だけどそんなに時代を経た感じがしない。ただ、戦中・戦後といきなり自由になった世界観が私よりうんと歳上の感覚だなーって思った。宗教観・死生観をつきつけられる。

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2024/06/01

p.312 人は愛よりも憎しみによって結ばれる。人間の連帯は愛ではなく共通の敵を作ることで可能になる。どの国もどの宗教もながい間、そうやって持続してきた。 個人と個人にも当てはまるなぁ。当たり前か。個が集まってのことだもんね。 わたしが毛嫌いする考え方のオンパレードだった。私...

p.312 人は愛よりも憎しみによって結ばれる。人間の連帯は愛ではなく共通の敵を作ることで可能になる。どの国もどの宗教もながい間、そうやって持続してきた。 個人と個人にも当てはまるなぁ。当たり前か。個が集まってのことだもんね。 わたしが毛嫌いする考え方のオンパレードだった。私自身の中にもある考え方でもあるから、なおさら嫌な気持ちになる。あーいやだなぁ、いやだなぁと思いつつも、常に自分はどっち側?と考えさせられた。だしたくない答えは出さないけど。 女性の話し方がなんであんななんだろ。美津子や磯部の妻や沼田の妻。 わたくし、、、、ですわ。 そんなことわかりませんわ。

Posted byブクログ

2024/01/07

初読み遠藤周作。重い、深い、辛い。宗教を根本から見つめている視点。 聖なる河は綺麗さではなく、生きる者の神であり、死者への敬虔な弔い。カースト制があってもガンジス河は誰ひとり見捨てず受け入れてくれる。宗教の違いはあっても、森羅万象ではないだろうか。 生まれ変わり。磯辺の妻との...

初読み遠藤周作。重い、深い、辛い。宗教を根本から見つめている視点。 聖なる河は綺麗さではなく、生きる者の神であり、死者への敬虔な弔い。カースト制があってもガンジス河は誰ひとり見捨てず受け入れてくれる。宗教の違いはあっても、森羅万象ではないだろうか。 生まれ変わり。磯辺の妻との約束。生前、妻に対しての自分を省みての旅。磯辺の深い罪償いか。 戦争での過去。木口の心の奥深い所にある消し去りたい記憶。 宗教。大津こそが万人の神のようだった。決して人を憎まず、受け入れる。 愛。成瀬は愛が何か分からず深い悩みにいるが、行動は愛に満ちている。 人はそれぞれ深い苦しみや憂いを持っている。 人間の弱さ、傲慢さ、儚さが胸に響く。 神は他の人間の中に転生した。 そうであって欲しい。

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2023/08/26

学生時代に読んでから、数十年ぶりに図書館で手に取り、再読してみました。 何度も涙が出そうになる場面があってこらえるのが大変でした。。 遠藤周作さんならではの、深い深い宗教観と、決してこれが正しいと押しつけることなく、読者にそっと悩み打ち明けてくれているような、そんな深い深い本で...

学生時代に読んでから、数十年ぶりに図書館で手に取り、再読してみました。 何度も涙が出そうになる場面があってこらえるのが大変でした。。 遠藤周作さんならではの、深い深い宗教観と、決してこれが正しいと押しつけることなく、読者にそっと悩み打ち明けてくれているような、そんな深い深い本です。 一つ、女性の言葉遣いに違和感を感じ、発行年をあらためると1993年。あら、その時代って、「わたくし、~ですわ。」って言ってましたっけね。。。??

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2018/06/17

インド後に読みました。 衝撃の終わり方だった! 愛を求めて、人生の意味を求めてインドへと向かう人々。 自らの生きてきた時間をふり仰ぎ、母なる河ガンジスのほとりにたたずむとき、大いなる水の流れは人間たちを次の世に運ぶように包みこむ。 人と人のふれ合いの声を力強い沈黙で受けとめ河は...

インド後に読みました。 衝撃の終わり方だった! 愛を求めて、人生の意味を求めてインドへと向かう人々。 自らの生きてきた時間をふり仰ぎ、母なる河ガンジスのほとりにたたずむとき、大いなる水の流れは人間たちを次の世に運ぶように包みこむ。 人と人のふれ合いの声を力強い沈黙で受けとめ河は流れる。

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2017/07/17

久しぶりに「ちゃんと」本を読みたい、と思って、寝かせに寝かせたこの本を本棚から選択。 愛とはなんぞや。宗教とはなんぞや。定評通り、遠藤周作が考えてきたことの集大成のような作品です。それから読んだ時期が時期だったからか、世代、時代とはなんぞや、というところも考えてしまいました。 宗...

久しぶりに「ちゃんと」本を読みたい、と思って、寝かせに寝かせたこの本を本棚から選択。 愛とはなんぞや。宗教とはなんぞや。定評通り、遠藤周作が考えてきたことの集大成のような作品です。それから読んだ時期が時期だったからか、世代、時代とはなんぞや、というところも考えてしまいました。 宗教的側面については何も綴らずとも、、、とも思うのですが。時々、美津子と同じように、同じではないかもしれないけれど、家族以外の人を愛する、ということがとことんのところ出来ないでいる自分を感じることがあって。だからこそ、愛するという行為は大変難しく重大なことなのだと、無償の愛が与えられるということが文字通り奇跡なのだと、気付く瞬間もあって。現代の若者の多くはそれだけの重さをもって人を好きになっているのか、結婚しているのか、それともよりカジュアルな関係性を築いているのか、どうなのだろう、なんて考えてしまったりします。 同じだけ考え込んでしまったのが、カタカナにしてしまえばジェネレーションギャップの問題です。特に印象的だったのが、今になってしまうと「戦時中の人間」とまとめてしまいがちな世代でも、戦時中の大人と子供とでは、戦争に従事した者と銃後の人間とでは、当たり前ながら全くもって経験してきたことが異なるということです。当時子供だった人間が戦争に行った人間と「同じ」苦労をしたかのように言葉を発したら、後者が嫌悪感を感じるのは仕方の無いことに思われます。それでも前者のノスタルジーには同情の余地があるし、相当の想像力が無ければ自分より酷い思いをした人間の配慮というのは出来ないものだし、その言葉は別に本当に「同じ」経験をしたという前提で発せられたものではないはずです。世代がズレると、色々な物事の価値判断の基準もズレてきてくるものです。だから、何ならパラレルワールドで生きているんだ、位に思わないといけない場面もあるのかもしれません。 最近「もうすぐ平成という時代が終わる」と呟いてみて、昭和が更に遠ざかった気がしました。本当に知らない時代だし、こうして文学などで昭和をなぞらえてみても「古典」の埃っぽさのようなものを感じることが増えたような気がします。でもその埃っぽく感じる時代を過ごしてきた人がまだまだ今の世の中にも生きているわけで。どうしようもない、埋まることの無い溝を感じるわけで。 だからこそ、、、と思うのが、異なる世代に向ける視線の問題です。この作品にもそれとなく憐れみや情けなさを思わせる視線がちらちらと出てきました。主体としてはほぼ出てくることなく対象であり続けた三條夫妻も老いた参加者に多少なりと冷ややかな視線を向けていたことでしょう。その描写が無かったのは遠藤周作の年齢もあってのことでしょうか。その視線は言葉とならない限り相手に感付かれることはそうないのでしょうけれど、思われずに済むなら思われない方が気持ちが良いに決まっています。私が当事者で少しでもそんな風に見られていそうだと察してしまったら、自意識過剰だと思われても「自分のことを大して知っているわけでもないのに僅かな情報だけで適当に計って勝手に憐れまないで」とブチ切れてしまいそうです。それなら無関心な方が遥かに優しいと思います。それでも人は人のことが気になって仕方が無いものでしょうし、そんな関心が愛に繋がっていることもあるものです。ああ、難しい。

Posted byブクログ

2017/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

癌で失った妻の生まれ変わりを探しに来た夫、基督教を信仰する昔の同級生のいる町を訪れようとする女性、動物だけに胸の内を話せる童話作家、ビルマのジャングルで死と隣合わせの退却を経験し戦友達を弔いに来た老人。人も悲しみも生も死も全てを包んで流れる深い河。 飢餓、病苦、苦痛に耐えながらも萎びた乳房から人間に乳を与えるヒンズー教の女神チャームンダーが印象的だった。

Posted byブクログ

2013/01/09

ある意味で忘れられなくなる本だと思う。 抱えて抱きしめていいのかも分からない、切ないくらいのどうしようもなさ・・・。

Posted byブクログ

2013/01/03

遠藤周作さんの本は、エッセイしか読んだことがありませんでした。敬虔なキリスト教信者であることしか知りませんでした。何だか重いなあと感じました。何度か読み返したいという気分です。

Posted byブクログ