機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのレポートより-(2) の商品レビュー
ジャーナリストとなったカイ・シデンの目線で語る機動戦士Zガンダム新劇場版の裏側、後編。キリマンジャロ以後~ティターンズ壊滅まで。作者もインタビューで述べている通り、メインキャラが宇宙に上がった後でのとりまわしは難しかったかなあという感じ。大小いろいろなネタが突っ込まれていて、並行...
ジャーナリストとなったカイ・シデンの目線で語る機動戦士Zガンダム新劇場版の裏側、後編。キリマンジャロ以後~ティターンズ壊滅まで。作者もインタビューで述べている通り、メインキャラが宇宙に上がった後でのとりまわしは難しかったかなあという感じ。大小いろいろなネタが突っ込まれていて、並行して進んでいる他作品にまでも言及しているのだけれど、あーあれね。と思う反面、ちょっとやりすぎかなと思う面もあり。セイラさんとの再会シーンに向けて力技でまとめた感じかな。
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微妙な読後感。本シリーズはΖガンダムではチョイ役でしかなかったカイから見た同時代史。ただ、そのΖがいわゆる劇場版新訳Ζガンダムというところに個人的に難を感じる。フォウの扱い、キリマンジャロ・ダカール編のカット、ラスト、全体的に無理な圧縮、ΖΖのダブリン編の否定に繋がる等、正直ガッカリ感が強かったので…。新訳Ζを否定的に見ると本作品も、うーん、となってしまう(本作が新訳Ζの宣伝という面があるため止むを得ないのだろうが)。描述内容は非常に好ましい(ディジェの設定、ラコックの登場)のになぁ。
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いよいよストーリーのない問答集めいてきたが、カイ・シデンがジャーナリストとして「インタビュー」を通じて戦争を捉える、のであればやっぱり正しいのだ。その背景で映画版『Z』のストーリーにカイを中心とした「報道戦」を絡めた説得力。地味だがしっかりした外伝だったと思う。
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完結。1巻に比べ更に一歩奥へすすんだ独自の解釈を表現してきている印象。劇場版Zに移っていない部分をTV版ZのみならずCCAまでの宇宙世紀シリーズ全体を視野に入れて構築されているのが非常に魅力的。劇場版にない部分をそれまではTV版の解釈でやっていたのに更にオリジナルで展開することも...
完結。1巻に比べ更に一歩奥へすすんだ独自の解釈を表現してきている印象。劇場版Zに移っていない部分をTV版ZのみならずCCAまでの宇宙世紀シリーズ全体を視野に入れて構築されているのが非常に魅力的。劇場版にない部分をそれまではTV版の解釈でやっていたのに更にオリジナルで展開することもあり、一部やりすぎという印象を受ける展開もあるものの、映像作品をこれ異常ないくらい尊重して創られているため納得させられてしまう。 特にディジェに注目してなぜアムロがガンダムに乗らないのかという部分を題材として扱う回なんかは作者の視点が鋭すぎて敵わない。アムロの立ち直り時期としてもシャアのクワトロ期としても、「その時期の」彼らという視点がよく現れている。 良い意味で問題作なので、作者の考えが読み取れなくても納得できるように各話に対する作者インタビューが効果的。 巻末の声優インタビューも魅力的な作品であることを保証しているし、ガンダムシリーズのサイドストーリー物としては最高級のものだと思える。宇宙世紀シリーズが少しでも好きな人は必読すべきである。
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ディジェのエピソード、いよいよ登場してくる1stのキャラクターたちになかなかシビれさせてもらった。 もっとカイ視点の作品が読みたい、と思っていたところに「~メモリーより」が発表されたのは朗報でした。
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ダカールからラスト、さらにその後まで。ちゃんと「逆襲のシャア」に向けての前振りまで考えられているストーリーに脱帽。
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