人造人間キカイダー(1) の商品レビュー
ジェミニー回路、それを狂わす笛の音。人間世界の苦悩をこれほどうまく例え、娯楽作品にしている。石ノ森の最高傑作のひとつ。
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ちゃんと読んだことがなかったので、6巻まとめ買い(ブックオフやけど…) 小説では書いてあったけど、マンガでも体の色や形が左右で違うことにちゃんと設定があったのは知らなかった。特撮でも触れられていたのかな? あと、石ノ森章太郎には違和感が。
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『鉄腕アトム』が手塚治虫版『ピノキオ』ならば、 『人造人間キカイダー』は石ノ森章太郎版『ピノキオ』なのだろう。 キカイダーがなぜ『ロボット』ではなく『人造人間』なのか? それを考えながら味わって頂きたい名作である。
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文庫版とか出ていますが、愛着のあるオリジナル版で……(所有しているのはサンコミワイド版です)なにげに現行版ですしね。 主人公・ジロー(キカイダー)はロボット。 体は完全に機械、しかしその電子頭脳に搭載された「良心回路」が不完全であるために、人間と機械の狭間で苦しみ続けるジローの姿...
文庫版とか出ていますが、愛着のあるオリジナル版で……(所有しているのはサンコミワイド版です)なにげに現行版ですしね。 主人公・ジロー(キカイダー)はロボット。 体は完全に機械、しかしその電子頭脳に搭載された「良心回路」が不完全であるために、人間と機械の狭間で苦しみ続けるジローの姿がストレートに胸に迫ります。 良心回路に「ジェミニイ」と名付け、「ピノキオ」の世界をオマージュした石森章太郎の文学性は流石と唸らされます。そしてそれは見事に、衝撃のラストに繋がって行くのです。 個人的には、石森漫画の最高傑作と信じて疑いません。 01登場あたりから、作画のクオリティが落ちている(明らかにアシの絵なのはいいとして、どうも安定していない)のが残念。 敵方もまた、有名なハカイダーのみならず、ジローより不完全な良心回路に苦しむゴールデンバットの登場するエピソードは名編です。
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見返し 「ロボット」ということばを最初に使ったのは、チェコのカレル・チャペックという小説化ですが、当時はまだほんとうに、SFの中だけの、つまり“空想”上の産物にすぎなかったものが、現在はさまざまの形で“現実”化しています。「自動機械」とよばれえいるのがそれです。 残念ながら“人...
見返し 「ロボット」ということばを最初に使ったのは、チェコのカレル・チャペックという小説化ですが、当時はまだほんとうに、SFの中だけの、つまり“空想”上の産物にすぎなかったものが、現在はさまざまの形で“現実”化しています。「自動機械」とよばれえいるのがそれです。 残念ながら“人間ロボット”は、まだ実験段階のようですが、それも時間の問題で実用化されるはずです。 そういった未来のことなども考えながら、このマンガをお楽しみください。
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