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ぼくとフリオと校庭で の商品レビュー

4.2

11件のお客様レビュー

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2020/11/17

NHKBS「漫勉neo」で諸星先生のご尊顔を拝し、読みたくなったため本棚から久方ぶりに引っ張り出す。 番組で構図にこだわって書き直したり、「スクリーントーンの扱いが雑」(by浦沢直樹氏)なところを見て、読みたくなってしまったのだ。 本書は幻想・SF要素の濃い作群だが、稗田礼次郎シ...

NHKBS「漫勉neo」で諸星先生のご尊顔を拝し、読みたくなったため本棚から久方ぶりに引っ張り出す。 番組で構図にこだわって書き直したり、「スクリーントーンの扱いが雑」(by浦沢直樹氏)なところを見て、読みたくなってしまったのだ。 本書は幻想・SF要素の濃い作群だが、稗田礼次郎シリーズ同様味わいのある画風がストーリーと相俟った独特な諸星ワールドを引き立てている。 小学生のときに著者の作品を見たときは「なんだか下手な絵だな」と思ったが、読み続けているとこの画風が癖になる。 しかし著者の描く女性は肉感が独特で色っぽいなぁ。

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2019/09/05

諸星大二郎氏の作品『ぼくとフリオと校庭で(1991)』を読了。諸星大二郎氏の作品・・・どの作品から読んでみようかなって・・・ この作品に!!  やっと読めて感激。 どの話も完成度が凄い。 一番怖かったのは・・・”蒼い群れ” 、 ”影の街”  、 ”鎮守の森” です!!! また、諸...

諸星大二郎氏の作品『ぼくとフリオと校庭で(1991)』を読了。諸星大二郎氏の作品・・・どの作品から読んでみようかなって・・・ この作品に!!  やっと読めて感激。 どの話も完成度が凄い。 一番怖かったのは・・・”蒼い群れ” 、 ”影の街”  、 ”鎮守の森” です!!! また、諸星大二郎氏の他の作品を読める機会があったら是非読んでいきたい。 傑作。

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2018/04/17

個人的には『沼の子供』の不気味な感じが良い。  宇宙船のデザインは、ロシヤのそれを参考にしてゐるんださうで、さう言へば支那のロケットもさうでした。絵入り案は、何だかなぁです。  ほか、良いのであった。

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2015/02/06

民俗学好きにはたまらない『鎮守の森』、センチメンタルな友情の話でもある『ぼくとフリオと校庭で』、イノセントの怖さが描かれている『沼の子供』、横溝正史好きにはたまらない『黒石島殺人事件』、自分が常用している薬もこういう怖さから生まれてるのか…と思えてくる『蒼い群れ』…一冊で何粒も美...

民俗学好きにはたまらない『鎮守の森』、センチメンタルな友情の話でもある『ぼくとフリオと校庭で』、イノセントの怖さが描かれている『沼の子供』、横溝正史好きにはたまらない『黒石島殺人事件』、自分が常用している薬もこういう怖さから生まれてるのか…と思えてくる『蒼い群れ』…一冊で何粒も美味しい感じの短編集。

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2018/02/19

久しぶりに読んだけどやっぱすごいわ諸星大二郎。アイデアとプロットの勝利ですかね。一度読んだら忘れられないマンガ。引っ越す時もこの人のマンガだけは捨てないで持ち歩こ。

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2011/11/05

出版社/著者からの内容紹介 諸星大二郎が作り出す、抜け出せない不思議世界の迷路。入り口は、本書収録の10作品の扉から

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2010/10/24

短編集。 「沼の子供」の男と女が美しく、かつ、神秘、優雅、怪奇、不気味。 ハッピーエンドにもバッドエンドにもならない。もしこれらを筋書きにまとめてしまったら意味が不明なのだが、彼の絵と、文字と、そこに流れる時間に吸い込まれる。諸星ワールドに連れ込まれたが最後、偶然通りがかった...

短編集。 「沼の子供」の男と女が美しく、かつ、神秘、優雅、怪奇、不気味。 ハッピーエンドにもバッドエンドにもならない。もしこれらを筋書きにまとめてしまったら意味が不明なのだが、彼の絵と、文字と、そこに流れる時間に吸い込まれる。諸星ワールドに連れ込まれたが最後、偶然通りがかった誰かに発見されなければ帰ってこれない。いや、帰ってきてもまた足を踏み入れてしまう。 ホラーはホラーでも、日常の遊びの延長に浮かんでるような感じ。

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2010/05/02

表題作はどこまでが現実でどこまでが非現実なのか、その境界がとても曖昧に感じられる話である。僕と謎の転校生「フリオ」とのつかの間の交流の話。子供の頃に秘密基地を作った時の、「知らない何処か」に繋がっているかのようなワクワク感を思い出す人が多いのではないだろうか。川の対岸の工場の四本...

表題作はどこまでが現実でどこまでが非現実なのか、その境界がとても曖昧に感じられる話である。僕と謎の転校生「フリオ」とのつかの間の交流の話。子供の頃に秘密基地を作った時の、「知らない何処か」に繋がっているかのようなワクワク感を思い出す人が多いのではないだろうか。川の対岸の工場の四本の煙突が時に三本に見えるといった日常の些細な不思議がずっと後を引く読後感。自分の記憶の回路を少しだけ弄られたような気がした。

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2009/10/04

ポール・サイモンの「僕とフリオと校庭で(Me and Julio Down by the Schoolyard)」 「蒼い群れ」が秀逸だった

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2009/10/04

確か初めて買った諸星 大二郎先生の本だったと思います。 こちらの短編集は、諸星 大二郎先生の世界がバランスよく詰まっていて好きです。 特に最後の「影の街」が好きですね。 読み終わった後のなんともいえない感覚がたまりません。

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