はこにわ虫 の商品レビュー
夢で怖い体験をしたはずなのに、朝起きて思い出してみると、全然怖くない、みたいな感じのあの不思議な気分が得られた漫画でした。 豊かな妄想力に脱帽です。 何となく高野文子さんの作品を思い起こしました。
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エッセイ集『不思議というには地味な話』の漫画版と言った感じ。出版年からすると逆になるのかな。 近藤聡乃の少し不気味で不思議な世界を追体験できる。 わたしの場合、エッセイより漫画の方が惹かれるものがあった。こんな夢を見てみたいという好奇心を掻き立てられる。 エッセイは、静かに心の隙...
エッセイ集『不思議というには地味な話』の漫画版と言った感じ。出版年からすると逆になるのかな。 近藤聡乃の少し不気味で不思議な世界を追体験できる。 わたしの場合、エッセイより漫画の方が惹かれるものがあった。こんな夢を見てみたいという好奇心を掻き立てられる。 エッセイは、静かに心の隙間に落ちてくる感じ。 …やはりどちらも魅力的で、同じくらい惹かれるな。
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てんとう虫。ボタン。爪。アメ玉。キナコ。傘。スリッパ。 何でもないものが異様に迫る。 もう、好き。 さらに解説が林静一で膝を打つ。
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知久さんの「電車かもしれない」のアニメーションでいいなあと思ってた人の漫画。作品中の「はこにわ」ヤナちゃんのあの歌がテーマになってて、いやあ~なんだかいいなあ、ぞくぞくするような悪夢に近かったりするんだけど、非常になんというかドメスティックに懐かしく繊細なこの感覚、思ったよりずっ...
知久さんの「電車かもしれない」のアニメーションでいいなあと思ってた人の漫画。作品中の「はこにわ」ヤナちゃんのあの歌がテーマになってて、いやあ~なんだかいいなあ、ぞくぞくするような悪夢に近かったりするんだけど、非常になんというかドメスティックに懐かしく繊細なこの感覚、思ったよりずっと面白く読めた。
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『はこにわ虫』著 近藤聡乃 むかし美大生のお友達におススメしてもらった漫画です。漫画、というより私はアートに近いものとして位置づけています。妄想と、夢と、現実が混在する独特の世界観。 説明するよりもアニメーションをみてもらったほうがいい。 http://www.youtub...
『はこにわ虫』著 近藤聡乃 むかし美大生のお友達におススメしてもらった漫画です。漫画、というより私はアートに近いものとして位置づけています。妄想と、夢と、現実が混在する独特の世界観。 説明するよりもアニメーションをみてもらったほうがいい。 http://www.youtube.com/watch?v=tFqAc9kRP8g
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近藤さんの最近の絵を見て近藤さんを好きになったのですが、ちょっと昔の方に描いていたものも好きです。でもやっぱり最近のものの方が好きかもしれないです。
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寝る前と、通勤電車の中で読了。 一言で言うと、あたしはあまり好きな絵ではなかった。 超絶技巧、みたいに褒めちぎられていたのだけれど、いやたしかにパースとか展開は見れば見るほど素晴らしいんだけど、なんだろうね、落ち着かない絵柄。 夢野久作の作品を読んでいるような、違和感。 な...
寝る前と、通勤電車の中で読了。 一言で言うと、あたしはあまり好きな絵ではなかった。 超絶技巧、みたいに褒めちぎられていたのだけれど、いやたしかにパースとか展開は見れば見るほど素晴らしいんだけど、なんだろうね、落ち着かない絵柄。 夢野久作の作品を読んでいるような、違和感。 なんか本の感想から離れて申し訳ないんだけど、最近ちょっと思うに、読者にもいろんなタイプがいる、あるいは読書にはいくつかの異なる方式があるように思う。 例えば、 引き寄せる読者とか、 身を投じる読書、というように。 もっと端的には、お持ち帰りでお願いします読書と店内で召し上がります読書。 たまに話をしていて、いや本が好きでね、と、ビジネス本を大量に読む人に会う。そういった人はいわゆるノウハウというのか、本に指針を求めている。つまりはコンテンツにアドバイスや方向性を必要とするわけだ。だからそういった人の中にはたまに、娯楽作品ははなから無駄として読まないね、という人もいる。その人たちは私の分類で言うと、前者。本に入るのではなく、本から抽出して楽しむのである。釣りをして糸をたらしているみたいなもの、あるいは、店内で時間を費やさず、必要なものを購入してお持ち帰りをする人たち。 私のように、まるでチケットを買って遊園地で乗り物に乗るように、虚構の一瞬をどっぷり楽しむ人は、後者だと思う。 両者の大きな違いはつまり、本に身を投じるかいなかという、読書体験の方法なんじゃないだろうか。 後者の、本に身を委ねる人にとっては、本のlook & feel / tone & mannerは非常に大切だろう。 店そのもので時間を過ごすのだからまず、店の入り口から覗いてみたりもするだろう。装飾や雰囲気はことさらに大切だ(=本の装丁や文字の大きさ、図表・世界観など)。店員さんは感じがいいかしら(=登場人物に入れ込めるかなー)、音楽とかうるさいの嫌だな(=文体が合わないのはいただけないのよね)。しかし学ぶのであればそれは二の次で、多少店構えが気に食わなくとも、商品の品揃え(=コンテンツ)がよければそれでよいだろう。 ・・・つまりあたしは、彼女のお店の雰囲気(=絵の感じ)はちょっと、合わなかったのです。なので食べ物はおいしかったけど(=文章は面白かった)、さっさとお会計をしてお店から出てしまいました。 あ、そうだ。そういえば、はこにわ、という作品にあった二番めの作品が、たまというバンド?の、はこにわという歌詞から書かれているけどなにもコメントされてなくて逆に驚きました。ネットでみたらなんか関わりはあるみたい。確かに世界観は似てるかも。 たまはあたしも昔好きで、はこにわは特にすきな歌のひとつだったので思い出しましたー。懐かしい。 引き出しの中に広がった 三千世界の彼方まで 翼をゆらゆらばたつかせ 今すぐ着陸体制に入るよ 心の貧しいこの僕が 貧しいブーツを履いたとき 引き出しの中を飛べたのさ ガラスのつばさをばたつかせ こんな感じの歌詞だった。心の貧しい、というフレーズがすきだったな~。 なんかとっちらかってまとまらない感想文ですみません。 でも、きっと夢野久作とか好きなら入っていかれるのでは?
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多分近藤さんのマンガで「つめきり物語」が一番すきなのだけれど、記念すべき1冊目で、それが載っているのが嬉しい! 爪を切ってふと何かを思い出す…というシーンは、「つめきり物語」以前にも何回か出てきていたので、近藤さんにとって「爪を切る」ということは、おはなしの誕生(回顧??)に大...
多分近藤さんのマンガで「つめきり物語」が一番すきなのだけれど、記念すべき1冊目で、それが載っているのが嬉しい! 爪を切ってふと何かを思い出す…というシーンは、「つめきり物語」以前にも何回か出てきていたので、近藤さんにとって「爪を切る」ということは、おはなしの誕生(回顧??)に大切な行動なのかも^^
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こういう感覚、漫画にできるんだ。 という驚き。 繰り返し繰り返し 爪を切るだけの話を膨らませる 「つめきり物語」がすきです。
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このかたの漫画をはじめて読んだのですが、とてもわたし好みでした。 とても不思議で艶めかしくて、うまくいえないけれどトラウマになりそうな感覚。 繰り返し読んでいます。
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