サイボーグ009(MFC版)(10) の商品レビュー

石ノ森章太郎(著者)

2012/10/14

この巻を読むために、全てはあった。悪は人の心で生まれたもの。極悪と極善の闘争。善とは仲間。悪とは破壊。永遠の闘いを示唆して、終わっているような。第１部終了だが。

2009/10/18

地下帝国ヨミ［後］編。大激戦の結末、宇宙へ逃げ出した「黒い幽霊団」をジョーがただ一人追う。培養液に浸された三つの脳が「黒い幽霊団」の正体ではあったが、破壊するジョーに彼自身「細胞ノヒトツニスギナイ」と語ることで戦いは終わらないことが示される（続きを描くこともできるよと）。しかし神像ロボを破壊したジョーを助けにきたジェットとともに大気圏突入するところで終わっている。抱き合いながら落ちていく二人。ジェットの「ジョー！きみはどこにおちたい？」という問いにジョーは答えることができない。地上からは流れ星に見えた。
この「少年マガジン」版が終了して009が終わってもよかったのだが、この後、「冒険王」「少女コミック」「ジャンプ」「COM」などと様々な雑誌で断続的に展開していくのだった。