B壱(2) の商品レビュー

大久保篤(著者)

2011/01/17

“「大丈夫か将太郎？ 無理しやがって…
なんでお前が ここまでやって やるんだ？」
「………ぼく わかるんだ…」
「………」
「わかるんだ 鬼助くんみたいな 友達知ってる から……
悪いことするのって つらいでしょ？」”

なぜに河童。
いろいろと面白くなってきた。

“「陽平 これ 見てくれよ
この娘生きてたよ よかったねェ～～ 陽平―――
よかったよかった うれしい？ 陽平？」
「やめろ！！ あいつは 関係ない！！」
「馬鹿だね 陽平……
「関係あるとか ないとかー！」 そんなモノが 関係ないんだよ
わかるだろ？ よぉうぅへぇ いぃいい
お前に関わった人間は 全員ブチコロシてやる！ この 俺がな」
「殺すなら 俺を殺せ！！」
「ああ… 殺すさ でも俺は 欲張りなんだ 困ったもんだ ホント」”

2009/10/04

レビューと言うよりあらすじです
物語の核心に迫ることは書いてありませんが、苦手な方はご注意ください

人類の進化の「道」を「化」かした「師」

特殊な奇術を扱える道化師
その代償として「制約」を負う
もし守らなければ自分の中の大切なものが失われてしまう

目の前から姿を消してしまった友達、エミネを探す将太郎は陽平、真夏とチューブ地方への移動中立ち寄ったサイレントヒルで両親を殺された子鬼、鬼助に出会う
自分の身を削ってまで鬼助の父親かが残した角からその記憶を引き出した将太郎は云う

悪いことするのってつらいでしょ？

IC県についた彼らを待ち受けていたのは不幸工場からの執拗な監視だった

「道化師狩り」の過去を持つ陽平を待っていた回転王ノフィックスの目的とは？
エミネ率いる道化師同盟の監視役はその役目を終えぬままなのか？

狂骨は井の中の骨なり――