ジェラールとジャック(文庫版) の商品レビュー
良かったです・・・
軽いノリと重い史実・そして様々な形の愛(こっぱずかしい言葉ですが)・・・これ以上は手に取った方の楽しみを奪わないためにあえて書きませんが、私の「墓場まで持って行く本」の一冊です。一読する価値は超あります!よしながさん、最高です・・・・
かのぽん
2023.4.5市立図書館 1990年代終盤から2001年頃までに主に「BE・BOY・GOLD」に掲載された作品。 借金のカタとしてに娼館に売られた貴族の坊っちゃんジャックと、彼を自由にしてやりつつけっきょく下男として家に置くことになった平民の作家ジェラールの関係は、同じく主従...
2023.4.5市立図書館 1990年代終盤から2001年頃までに主に「BE・BOY・GOLD」に掲載された作品。 借金のカタとしてに娼館に売られた貴族の坊っちゃんジャックと、彼を自由にしてやりつつけっきょく下男として家に置くことになった平民の作家ジェラールの関係は、同じく主従もの「執事の分際」の執事クロードとぼっちゃまアントワーヌとはまったく違ってまたおもしろい。フランス革命下で一波乱二波乱もまれるけれど、最後は思いもよらぬ平穏と希望があるのがよしなが作品のありがたいところ。 文庫化した2004年5月はちょうど「メロディ」にて「大奥」が始まる直前だったようで、巻末に広告が載っているのだけど、今になってみれば「だれ?」という女将軍の横顔が描かれている(連載開始時だから吉宗なのかな…)。
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フランス革命時代を挟むお話。実際の時代を上手に織り混ぜているのでストーリー展開が愉しい。 衣装も見ていて楽しいし、色々勉強になった本作。BLに出会い好きになったきっかけでもある作者さん。同姓の恋愛って奥が深いなぁと思いました。心情を上手に操る作家さんだと思います。 ラスト近辺は涙...
フランス革命時代を挟むお話。実際の時代を上手に織り混ぜているのでストーリー展開が愉しい。 衣装も見ていて楽しいし、色々勉強になった本作。BLに出会い好きになったきっかけでもある作者さん。同姓の恋愛って奥が深いなぁと思いました。心情を上手に操る作家さんだと思います。 ラスト近辺は涙ちらほら 笑。只性的な描写もしっかりあるので苦手な方はスルーした方が無難。 時代ものが好きな人、ゆっくり丁寧に時間をかけて読みたい人にいいかも知れない。
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フランス革命前夜、没落貴族の息子は娼館へ売られ、金持ちの平民に身請けされて世間へ放り出される。ボーイズラブ作品なのでカラミもありますが、カラダは本筋じゃなくて、そこにあるのは愛。そして赦しと希望。まさによしながふみ!って感じ。作者の教養(でもちっとイヤミじゃない)がにじみでる作品...
フランス革命前夜、没落貴族の息子は娼館へ売られ、金持ちの平民に身請けされて世間へ放り出される。ボーイズラブ作品なのでカラミもありますが、カラダは本筋じゃなくて、そこにあるのは愛。そして赦しと希望。まさによしながふみ!って感じ。作者の教養(でもちっとイヤミじゃない)がにじみでる作品。
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ジェラールの一途な想いに涙しました。ベッドに潜り込むまでの葛藤が可愛い。罪の意識に苛まれながら1人でしちゃうのも可愛い。
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一度も読んだことのないよしながふみ先生の作品をまとめ買いし、1番最初に読んだ作品です。そして1番好きな作品。最後まで結末がよめず、いい意味での大どんでん返しにドキドキしました。物語も時代背景も登場人物もみんな素敵。この作品がきっかけで先生のファンになりました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とにかく面白かったとしか言いようがない。 よしながさんの、抱きすくめる絵がすごく好き。 「どこへも行かせない! 俺が本当の父親よりも母親よりもお前を愛してやる!」のシーンがとても印象的でした。 ハッピーエンドなのも安心したし、少年が成長しても下剋上しないのが、個人的には嬉しかったです。 よしながふみさんは昔から好きだったけど、BLに限ってなぜか10代のころは苦手で読めなかった。何でだろう、ご都合主義じゃないリアルなところが怖かったのかな。今はむしろそういうものを好んで読んでるので、もう大丈夫だろうと手を出しました。 読んでよかった。
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実は、まだ文庫化されたものを所持していなかったりする。 フランス革命前後?の物語。 作家ジェラールが、借金返済のために娼館に売り飛ばされたジャック(貴族)を買ったところから物語は始まる。 後に、二人は主人と下男の関係となり共に暮らすようになるが、ジャックの気持ちに変化が訪れ…と...
実は、まだ文庫化されたものを所持していなかったりする。 フランス革命前後?の物語。 作家ジェラールが、借金返済のために娼館に売り飛ばされたジャック(貴族)を買ったところから物語は始まる。 後に、二人は主人と下男の関係となり共に暮らすようになるが、ジャックの気持ちに変化が訪れ…といった内容。 読み始めの段階では、この二人をどうやってまとめるの?と思ってしまうが、読み終わる頃には、テンポよく、そして無駄なくまとめられた作品の完成度に驚いてしまう。 特に後半になるにつれて、コマは小さくなり、背景が描き込まれ、実写に近いイメージ(カメラワーク)でラストを迎える。 読み終えた後、エンドロールが流れるかのような余韻に浸れる作品。
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