ニューヨーク・ニューヨーク (文庫版)(1) の商品レビュー
最初に読んだのは、花とゆめ本誌で。 インパクトが強くて再度購入して読みました。 コレ。BLじゃない。 乙女の妄想の果てのBLではなく(BL否定ではありません)、 リアルな現実。 映画を見てるような感覚で1巻、一気に読みました。 羅川さんの構成力に絶句。 2巻も続けて読みます。 心...
最初に読んだのは、花とゆめ本誌で。 インパクトが強くて再度購入して読みました。 コレ。BLじゃない。 乙女の妄想の果てのBLではなく(BL否定ではありません)、 リアルな現実。 映画を見てるような感覚で1巻、一気に読みました。 羅川さんの構成力に絶句。 2巻も続けて読みます。 心理描写も凄い。
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だいぶ前に読んだ本 当時面白かったと感じたかどうかは覚えていませんが、今でも鮮明に内容を覚えています。 1巻しか読んでないので2巻もそのうち読みたいと思っています。
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最後の話が映画の超大作みたいでスケールが大きくなりすぎてびっくりした…。ちょっとテーマから外れてる気が…。それでも難しいテーマを扱った、よい漫画でした。
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これはもう…映画です。漫画じゃない。映画です。是非色んな人に読んでほしい。そして胸を震わせてほしい。
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ゲイ漫画という感じ。一巻の最後から涙が出始め2巻の中盤辺りから引っ込み最後でドバっと滝のように涙が流れた。最後のケインのセリフは号泣もの。
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アメリカを舞台に2人のゲイカップルの出会いから生涯にかけて描かれた作品。 AIDS、ホモフォビア、虐待、売春、家族や知人へのカミングアウト…など時には重いテーマもあり。 かといって、この漫画をたかがBLと思って欲しくなかったので漫画カテに入れました。 BLに抵抗のある方にも、同性...
アメリカを舞台に2人のゲイカップルの出会いから生涯にかけて描かれた作品。 AIDS、ホモフォビア、虐待、売春、家族や知人へのカミングアウト…など時には重いテーマもあり。 かといって、この漫画をたかがBLと思って欲しくなかったので漫画カテに入れました。 BLに抵抗のある方にも、同性愛を扱った少女漫画として読んで貰いたい。 この漫画は、実際のゲイの方にも支持されていたようです。 内容としては重いテーマもありますが、最後には後味良く読み終えることが出来ると思います。 第三者視点から描かれるその後の話では、主要人物であるケインとメルの二人の生涯を見届けることができます。 まさか同性愛をテーマにした漫画で、二人の一生涯を描いてくれた著者さんに拍手! 本当にオススメの作品です。
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「赤ちゃんと僕」「しゃにむに GO」等の代表作のある漫画家、羅川真里茂女史の作品。 少女漫画家の描く gay 漫画というと所謂ヤオイとか BL とかといったファンタジーになりがちであるが、この作品はさにあらず。 つーか、羅川真里茂女史も BL 本には違和感を持っていたそうで、こ...
「赤ちゃんと僕」「しゃにむに GO」等の代表作のある漫画家、羅川真里茂女史の作品。 少女漫画家の描く gay 漫画というと所謂ヤオイとか BL とかといったファンタジーになりがちであるが、この作品はさにあらず。 つーか、羅川真里茂女史も BL 本には違和感を持っていたそうで、この作品はリアルな gay 像を描きたいというコンセプトのもと描かれたとのこと。 Gay であることをひた隠しにしノンケぶることのつらさ、gay bashing、親へのカミングアウト、AIDS、パートナーの死、etc。 多少「ん?」と思うところも無くはないが、とても丁寧に描かれた良い作品。 「ゲイシーンの名作のひとつ」と云って良いと思う。
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2巻とも読了よ。話はいいわ。でも絵がわたしのイメージじゃなかった・・・って何様よ私。 あと、話に盛り込まれてるリアルは好きなんだけど、あたいぶりぶりの少女漫画苦手なのよ。これ、ぶりぶりじゃない?まぁNY舞台やし、愛は囁くでしょうよ。愛は。それが苦手なのよー↓ 私の周りに公言されたゲイの知り合いはいないんで、セクシュアリティの話題を口にした時、正直何につまずき、何に傷つき、何に苛立つのか、分からないのよ。いや、普通にさ、人を好きになること自体は一緒だし大した差はないのだと思う。でも自分が異性愛者のマジョリティにいる時点で、気付いてない偏見っての少なからずあると思うんだよね。それが分からない。そしてそれが、ちょっと悔しかったりする。反対側から、私の見ることのできない風景があるんだって言われてるみたいで。 いや、いた。そういや。カナダにいたときに何名か知りあったわ。連絡は取り合ってないし今生の別れになっちゃうかもしれないけど。 みんないい人たちだった。・・・うーんそう言うと壁があるな。普通に男友達と変わらなかった。それだけ。 ・・・はて、わたしは何を言いたかったんだ? あぁ、長ったらしい前置きはともかく、誤解を恐れずに言っちゃえば、 わたしは、ゲイだろうが、そうじゃなかろうが、 こんなふうに人を思える人たちが、心底うらやましい。 わたしには、できない。 なんでできないのか、分からなくて苦しい。 愛情なんて曖昧なものを、生きる基軸に置いたところで、色んなものがもろく崩れ去ってしまう気がする。 所詮、自分自身が、もろいのです。愛情は、その脆弱さを補ってくれるものなのでしょうか。分かりません。もろいからこそ愛が必要なんて、よく分かりません。 だから少し、羨ましかったんだと思います。 追記:私にとって、愛情は依存の割合を多く示すのだと、思いました。 人は、自分のために生きようとしても、そのモチベーションは上がらない。「誰かのため」を思って行動に出る時、それは前者以上のパフォーマンスを上げる。だからこそ、人はその「誰か」を求める。 男の人にとっては、簡単に呑み込める論理なのかもしれない。働くのは、家族のため。それだけで話が済む。でも女の人にとっては、その境地に行くにはすごく紆余曲折を経ないと、無理だと思う。 わたしが、ものすごく頭がよくて、男なんかものともしないくらい稼ぎがあったら、「私が養ってやる!」みたいに、「誰か」を見つけるのは容易いことかもしれない。でもわたしは、そんなに頭がよくない。もとい、社会で生き残っていく能力が、それほどまでに高いとは言えない。 だから、「誰かのために生きる」境地までいかない。「自分だけで精いっぱい」になってしまう。パートナーがいても、「その人のために働く」なんてならない。まして、相手は存在自体が社会的強者の男なのだ。「その人のために」なんて、「弱いもの」が強がると、論理に矛盾が生じる。愛情に依存が生じるのは、「自分のために精いっぱいな「私」を、「強い(はずの)あなたが支えてください」という、ねじ曲がっていて、それでも自分なりにその矛盾につじつまを合わせようとする私の試みなのではないかと思う。言っていることが我儘に満ちたものなのだと言うことは、百も承知でね。 女は、多分。一人では生き残りにくいシステムなんだ。今でこそ、女の社会進出が歓迎されているとはいえ、人間が長いことかけて構築していったシステムなんて、そう簡単には変わってくれない。 だからって、今が間違っているようには思えないし、今の状況に迎合した形で、私は自分への答えを見つけていかなくてはならない。 誰かのために生きることを、分散させて考えて生きていくとか、 自分のために生きることを、追求し続けていくとか、 どのみち苦しみながら生きねばならぬことだけは、確実。
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「ゲイ」ということばをそのまま表現したメジャー漫画の金字塔。 同性愛者ではあるが、ホモファビア(同性愛嫌悪)が激しい一方とセックスに答えることが自分自身が恋人として存在する証と思っている一方が「同性愛者」という生き方を見つけていく。 カミングアウト、トラウマ体験、などを丁寧に描いていく。 最終的に養子を取り家族を築くなど、社会で同性愛者として生きていくということを描いたすばらしい作品。
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