ニューヨーク・ニューヨーク (文庫版)(1) の商品レビュー
BLより現実的
ケインは周りにゲイであることをカミングアウトしていない為、職場から離れた場所で男漁りをしている。ある夜自分の理想の相手を見つけるが――!? 随分と現実的なゲイの世界が描かれているように感じます(実際どうだかは知らないけど)。しかも舞台がアメリカなので、ホントに「こんな物語が...
ケインは周りにゲイであることをカミングアウトしていない為、職場から離れた場所で男漁りをしている。ある夜自分の理想の相手を見つけるが――!? 随分と現実的なゲイの世界が描かれているように感じます(実際どうだかは知らないけど)。しかも舞台がアメリカなので、ホントに「こんな物語があります」って感じで読んでると言うか・・・現実的なのに現実感がないというか・・・。ただファンタジーっぽくない分、読み応えはあります。それにしてもケインは最悪です。メルは良く付き合ってんなーと思います。ジョッシュもそうだし・・・メルは男運なさすぎ(-_-;)
ゴロー
2022/1/8現在の今年の一冊。 すごい、何だこれ。面白くもあり、社会派でもあり、クライムサスペンスありって..それをあの時代に描いていたことがすごすぎる。 小学生以来の赤ちゃんと僕も集めたいな〜
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赤ちゃんと僕を読んでみて名作だと思ったのでこちらを読んでみたら傑作だった。 これが花とゆめで読めた時代がうらやましい。 描かれているのは、リアルな同性愛者の今。 理解されることは難しく、周囲からの差別に苦しみながらも、確かな愛で結ばれていく2人。 1巻は2人が様々な困難を乗り越え...
赤ちゃんと僕を読んでみて名作だと思ったのでこちらを読んでみたら傑作だった。 これが花とゆめで読めた時代がうらやましい。 描かれているのは、リアルな同性愛者の今。 理解されることは難しく、周囲からの差別に苦しみながらも、確かな愛で結ばれていく2人。 1巻は2人が様々な困難を乗り越え結ばれるまで。2巻は事件に巻き込まれたメルを救い出すため奔走するのが物語の大筋だったがジョーイを出したことで同性愛の問題だけでなく親の都合に振り回される子どもにも焦点をあてたのか。ある意味ジョーイとメルは似たような境遇なのかも。メルはケインと出会えたけれどジョーイはエリックを失った。 読み終わったあとはものすごい感動が体に駆け巡りました。赤僕に続き素晴らしい作品でした。この長さでこの濃さという意味では赤僕を超えるかも…⁈ メルが早死にしてしまうのは悲しいけど多分メルはケインありきで生きているから逆にメルが残されていたら耐えられなかった方から、よかったのかもしれない。
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ついに名作とよばれるものに手を出してしまった。当時リアルタイムで読んでたら(十代だったら)どうだったろう…レイプ、児童性的虐待、とりあえずフィストという言葉は知らなかったはず。 後半につれてだんだんお互いの結びつきの強さを深めていくんだけど、出会った当初は、なぜそこまで引かれあうのか疑問。というかケイン酷すぎないか??受けの元恋人となぜ寝る…
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「Fuck!」「Shit!」を連発する線の太いガッチリとした登場人物たちに、とにかくカルチャーショック…!中学時代、初めて読んだゲイをリアルに描いた作品で、刺激的な性描写や容赦ない展開に圧倒されました。しかも海外(NY)が舞台。主人公のケインは警察官で、完璧な男社会のなかでゲイで...
「Fuck!」「Shit!」を連発する線の太いガッチリとした登場人物たちに、とにかくカルチャーショック…!中学時代、初めて読んだゲイをリアルに描いた作品で、刺激的な性描写や容赦ない展開に圧倒されました。しかも海外(NY)が舞台。主人公のケインは警察官で、完璧な男社会のなかでゲイであることを隠して生きています。ケインの運命の人となるメルは金髪の美青年。彼が生きていくために経験してきた壮絶な過去や、マイノリティとされる人たちの疎外感など、生々しく胸に迫ること必須。「羊たちの沈黙」を連想させる猟奇的殺人事件に巻き込まれたり、映画や海外ドラマに近い感覚かも。グイグイ引き込まれる骨太の物語。BLは苦手という方にも是非読んで頂きたい一作です!(山口文子)
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この作家さんは心理描写が本当にうまいなあと思う。 見ているだけで苦しくて涙が溢れてくる。 この人の描く登場人物は、とてもリアルなんだろうなあと。いいところも悪いところもあるから、魅力的。
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ロマコミ NY 警察官 * 辛い過去の青年 いろいろ詰め込み過ぎな気もするが、マジメなお話。当時から白泉社はリベラル度が高く、良い作品が多いと思う。
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ジャンルはボーイズラブですが如何わしいわけではありません。 同性愛者の悩みや傷ついた心を表した作品です。 当人たちだけでなく取り巻く人々も苦悩する。 異質に見てしまうのはなぜなのだろうか? 多々の経験と広い広い領域の器を持ち合わせている人は 偏見などしない。 重い内容だけども舞台がアメリカなのでどことなく軽快だ。 セリフは英語と日本語をうまく混ぜ合わせているのがアメリカナイズだ。
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雑誌掲載時は「少女漫画誌にほもよ!ほも!」って…どちらかというと流し読みしてた自分。(当時はBLの種は芽吹いてなかった模様w いま読み返すとものすごい!!すごくいいじゃないの。 甘いだけじゃない、ひょっとして現実なんじゃない?というストーリーが心を揺さぶります。
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綺麗なだけのBLじゃなくてゲイの置かれているリアルな状況にも踏み込んでいて、同性愛ものが嫌いな人にもおすすめしたい作品です。中盤以降の展開ががらりと変わるので飽きないのと、エピローグがすごくいい感じで全体を締めてくれていたと思います。
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