DOLL(1) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
失った人の代わりにドールを持ちたいと思えばその人の記憶を植え付けたいと思うだろう。 法でそれを禁じるのは確かに必要なのかもしれないが、理想通りの振る舞いをしてくれる理想通りの見た目をした人の形をしたものが、本当の人間ではないことはそんなに問題なのだろうかとも思う。 それがプログラムされたものだとしても自分が欲しい言葉をくれるならそれで良い気もしてしまうのだ。
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SFと呼ぶには抵抗がある。 サイエンスの部分が丸ごと端折られているからだ。 しかし設定、世界観、短編が連なって長編にという手法、それぞれ良質なSFに近い。 感性的SF。 感性に寄りかかったSF。 非情な筆致というあざとさ。 ゴシックファッションはやはりよいなぁ。
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近未来、人々は精緻なアンドロイド【ドール】を作り上げた。 美しい姿と様々な能力を備えた彼女らに感情はなく、人間のあらゆる欲望を叶えてくれるのだが・・・。 造り上げられたモノに、命はないのか。 命をもたないモノに、心はないのか。 せつない余韻が残ります。
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イラストに惹かれて全巻購入。 こういうお話だとは思わなかったけど、好き。 登場するキャラクターのファッションがとても綺麗。 ビジュアル的にも見ていて飽きないです☆*゚
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うっかり100円で2~6巻を買ってしまった。後悔はしていない。 1巻もそのうち買う。多分。集積回路のヒマワリを読んだことある人は続きが描いてあるのでオススメ。
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全六巻。 人型アンドロイド「ドール」の話。 よく使われるテーマですが、あくまで人形は人形に過ぎず、人間について描かれているのがこの作品の特徴でしょうか。 悲しいとか嬉しいという感情も所詮インプットされたもので、その範囲内でしか反応を返せないという。 虚しい事なんですが、それ自体...
全六巻。 人型アンドロイド「ドール」の話。 よく使われるテーマですが、あくまで人形は人形に過ぎず、人間について描かれているのがこの作品の特徴でしょうか。 悲しいとか嬉しいという感情も所詮インプットされたもので、その範囲内でしか反応を返せないという。 虚しい事なんですが、それ自体を悲劇とするのではなく、むしろそんなドールに関わる人の感情を描いている気がする。 ちょっとずつ繋がって一つの話になっていきます。 『集積回路のヒマワリ』にバニラの話があるので、それを先に読むのがオススメ。 相変わらずゴシック衣装は美しいです。 ドールだからこそ気兼ねなく着せている感じがする(笑)
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短編のように一話一話完結なんですが、 後半、その一話一話の伏線を回収し涙無しには読めませんでした。 人の心に住まう闇と心を持たないドール、そしてドールの人との触れ合いのお話。 そしてさらに人と人との触れ合いの話。
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1〜4迄既読。 いつか来るかも知れないロボット(DOLL)と人間が共存する時代を想像しながら読みました。 機械が人間よりもずっと純粋なものに思えてきます。
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全6巻。 哀しくも美しく温かい近未来SF。 シリアスな中にも笑えたりホッとしたり。 ラストはホントに泣けました。
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未来の家政婦ロボットDOLL。 それを通して人間の在り方を映す。 DOLLはミツカズさんの中でも大好きな一冊。 さらに1巻は何度も読み返しています。 一番好きな巻だ!!
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