ロストハウス(文庫版) の商品レビュー
びっくりした。 青い 固い 渋い が、特に特に、すごかった。本当にすごかった。 こんなにかわいらしく、ずるさを描けるのか。 こんなに爽やかに、可愛いらしく。 愛が深くて鋭くて、本当にすごいびっくりした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
まだ一編しか読んでないんだけど… 世界観とかキャラクターにすぐにハマって引き込まれた おばあちゃんの 「ま、この生活が好きなんだよ 何をするより一番」って言葉が結構今求めてた言葉だったり。 そして全然、恋人欲しくなかったのに 地球最後の日に、両親が一緒に2人で一緒にいたら 1人なの悲しい〜〜わたしも線一といて~~~ と悲しくなったので、せめて好きな人でも大切な人でも作って()おきたいなって思った。
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初大島弓子 大人になることの挫折や、生きづらさを 少女という無垢であり反抗的な視線から描いているなと感じた。そういう意味では絵本風でもある。 洒脱なタッチの作風であり、 気を張らなくて読むことができるが、 時折ハッとするコマや流し読みでは気が付きにくいテーマがあるので、読み応...
初大島弓子 大人になることの挫折や、生きづらさを 少女という無垢であり反抗的な視線から描いているなと感じた。そういう意味では絵本風でもある。 洒脱なタッチの作風であり、 気を張らなくて読むことができるが、 時折ハッとするコマや流し読みでは気が付きにくいテーマがあるので、読み応えが充分ある。 現実世界をベースにしているものや、 少しファンタジックな作品まであり、良いスパイスで飽きる事がなかった。 個人的には表題作よりも、 頭と末の短編が好きだった。
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まわりに流されない大島弓子ワールド変わらず。 最近の猫漫画では本来の大島弓子はたのしめない。 あれはあれでいいけれど、このロストハウスを見て、自分は自分でいいと思える瞬間を感ぜられて、それが私が大島弓子を愛する訳の一つなのだ。 バナナブレッドのプディングの衣良ちゃんから続く、この...
まわりに流されない大島弓子ワールド変わらず。 最近の猫漫画では本来の大島弓子はたのしめない。 あれはあれでいいけれど、このロストハウスを見て、自分は自分でいいと思える瞬間を感ぜられて、それが私が大島弓子を愛する訳の一つなのだ。 バナナブレッドのプディングの衣良ちゃんから続く、この世にあいにくい子たち。 生物としてほんとに愛おしい。
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大島弓子の良さがやっとわかったかも。(大島弓子3冊目) 『8月に生まれる子供』良かったなぁ。 最近amazonプライムで『愛を読むひと』という映画を観て感動したけど、私も30代後半になったし女の人が歳をとっていって(あんまり希望のない人でも)優しくされる話を見たいのかなぁ…。
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ハッピーエンドを見ると となりの人が すごくいい人にみえてくる 愛すべき 男の子に みえてくるのだ でもほんとうは こういう気持ちは まがいものなのだ ということを わたしは知っている 映画が終って しばらくたてば すっかり冷静に なるものだ (中略) 線一は 自分の生...
ハッピーエンドを見ると となりの人が すごくいい人にみえてくる 愛すべき 男の子に みえてくるのだ でもほんとうは こういう気持ちは まがいものなのだ ということを わたしは知っている 映画が終って しばらくたてば すっかり冷静に なるものだ (中略) 線一は 自分の生まれた この田舎町を すみずみまで みて歩こうと 提案した 床屋さんの ネオン 旧式の ポスト 木造の役場 たおれた自転車 しげる夏草 とうもろこし畑 きれい じゃん 映画に負けないくらい きれいだよ 木も 空も 草も 線一も 『ジィジィ』 「ああ彼はついに全世界を部屋にしてそしてそのドアを開け放ったのだ」 『ロストハウス』
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ラジオドラマで聴いていたけれど、絵になるとやはり格別の風味。 とにかくモノローグが絶妙なんだ。 少女や少年に入り込めてしまうのだ。 そして作者の優しい眼差しと、ホラーな視線。 ちなみに。 女の子の怒った顔ってかわいくていいなぁ、 と読書中思っていたが、読後、現実に帰...
ラジオドラマで聴いていたけれど、絵になるとやはり格別の風味。 とにかくモノローグが絶妙なんだ。 少女や少年に入り込めてしまうのだ。 そして作者の優しい眼差しと、ホラーな視線。 ちなみに。 女の子の怒った顔ってかわいくていいなぁ、 と読書中思っていたが、読後、現実に帰ってはたと気づく。 あ、かわいい女の子の起こった顔がいい、と混同していた。
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「自分のおうち」って? そんなことを考えながら読んだマンガ。ラストの主人公の「気づき」に、とても開放感を感じました。
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『綿の国星』『夏の終わりのト長調』 の独特の雰囲気で好きになった大島弓子さんです。 夢の様な絵の中に、うっすら漂う怖さ、みたいな。 ただ、この本ではその雰囲気がちょっと少なかったので残念。 『青い固い渋い』 結婚という形をとらずに、田舎暮らしを始めた二人。行ってみれば良いことや良い人だけではな。投げ出して都会に帰ろうとした電車を待つ間、顔見知りの無口の郵便局員さんが一言話しかけてくれた。 それだけで、もうちょっとがんばれるようになった 『8月に生まれる子供』 凄まじい速さで老化していく大学生・びわ子。 姉に産まれる子供の話を聞いて、自分は痴呆によって全てを忘れるのではなく、新しく産まれ変わるのだと感じる。 『ロストハウス』 鍵を開け放して出かけるマンションのおとなりさん。 小学生のえりはいつでも入っても良いとのお許しをもらい、ちょくちょく出かけるようになる。 いつのころからかお隣さんの彼女が一緒に住むようになり、最初は居場所を奪われた気持ちになったが、 彼女からも「いつでも入って来て良い」との言葉が。 入っていっても話はしないが、そっとお茶を出してくれる。 彼女の死と自身の家の引越しによってその場所は失われてしまったが、 大学生になった今も、えりはその「奇跡の関係」を求めている。 『クレイジーガーデンPART1・2』 実家の山を守るため、文通相手を勝手に頼って都会へ出てきた高校生テル。 文通相手から部屋の半分を借りることになり、ついでに彼の卒論のテーマとなることになった。 高給にひかれて電話風俗に勤務していたが、偶然芸能界にスカウトされて大人気となる。 風俗がばれた時も、同棲(実際には同居だが)が世間にバレた時も、テルは何も隠さず悪いとは思わず、文通相手にだけはきちんと謝るさっぱりさ加減が面白かった。
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おすすめの漫画は、と聞かれたら、大島弓子と答えるのだけど、反応は薄い。なんでだろう。季節の描写とか、セリフの一つ一つがとてもきれい。「8月に生まれる子供」は、寝る前に読むと老いるとか死とかについて考え込んでしまう。
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